症状から病気を調べる

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緑内障

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

緑内障とは

緑内障の症状について

緑内障は、目で見た情報を脳に伝える視神経に何らかの要因で障害が出て、視野のなかに見えない場所(暗点)が出たり、視野が狭くなったりする病気です。症状は時間をかけてあらわれます。しかし、人間の目は片方の視力が悪くても、もう片方の目が補うようになっています。

そのため、片眼で緑内障が進行していても気づきにくい病気です。進行し続けると、次第に視力が奪われ、いずれ失明の危険もあります。

失明する病気の原因第1位

緑内障は、視覚障害で失明する原因の第1位です。
近年では医療の進歩により失明の可能性は低くなっているものの、ゼロではありません。40代の日本人で20人に1人は発症しているといわれており、緑内障と診断されているのはそのうちの1割しかいないというデータもあります。

失明の危険性がある病気にかかっていることに気づいていない人が多い状況です。

【参考】
川迫労働省科学研究成果データベース
きちんと理解、続ける治療 緑内障

緑内障の原因は房水(ぼうすい)と眼圧による視神経への負担

視神経に障害を与える要因として、房水と眼圧の関係があります。
房水は目のなかにある液体で、眼圧は目の中の圧力、つまり目の硬さと解釈できます。
房水が溜まることで眼圧が高まり、視神経に障害が出るのが緑内障を発症するパターンの1つです。

緑内障は原因や進行具合、仕組みで種類が異なる

緑内障といっても、要因が明らかかどうか、どの部分に障害が見られて緑内障になっているかで、種類が異なります。
種類としては大きく3種類に分類されます。その種類は以下の通りです。

①続発性緑内障・・・他の病気やケガなどによって眼圧が上昇して起こる緑内障

②発達性緑内障(小児の続発緑内障、先天性緑内障)・・・生まれつきの緑内障

③原発性緑内障・・・原因が特定できないが、眼圧が上昇し起こる緑内障

④正常眼圧緑内障・・・眼圧は正常値だが、何らかの要因で視神経に障害が出ている緑内障

一般的な緑内障は②の「原発性緑内障」であり、そのなかでもゆっくりと進行する「原発性開放隅角緑内障(げんぱつかいほうぐうかくりょくないしょう)」です。

また、急に痛みが生じ、緑内障の症状が出ることが多いものを「原発性閉塞隅角緑内障(げんぱつへいそくぐうかくりょくないしょう)」と言います。
別名「急性緑内障」といわれ、早急に治療しなければ早くて1日で失明の恐れがあります。

緑内障と白内障の違いとは?

緑内障と白内障の違いは、白内障は失明する病気ではないという点です。白内障は目の水晶体が白く濁る病気です。歳を重ねるごとに発症しやすくなり、40代からなる人が多い傾向にあります。

原因はレンズの役割を担っている水晶体にあるため、手術は水晶体を交換するだけで済み、失明することなく治療できます。世界的にみれば失明する眼の病気第1位ですが、これは医療技術や制度の水準がまだ低い国での失明率が高いためです。

日本での失明率は3%程度で、その原因は適切な治療を受けなかったためとされています。

【参考】2007年調査結果(厚生労働省研究班の調査報告書より)

緑内障とは
板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

突発性難聴

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

突発性難聴とはどんな病気?

突発性難聴とはどんな病気?

そもそも「難聴」とは?「難聴」と「全ろう」の違い

難聴とは聴覚の機能が低下し、音が聞き取りにくくなっている状態のことを言います。
音が聞こえないことを「難聴」と考えている人がいますが、まったく聞こえないことは「全ろう」といい、難聴とは異なります。
難聴は障害が出ている原因と部位によって、種類が3つに分けられています。

①伝音性難聴

伝音性難聴は、何らかの要因で外耳や中耳部分が塞がれ、音が内耳に伝わりにくくなる難聴のことを言います。
要因として、中耳部分の感染症である「中耳炎」や「真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)」、鼓膜の損傷があげられます。
生まれつき耳の形で伝わりにくくなる遺伝的なケースもあります。

②感音性難聴

感音性難聴は、内耳や聴神経といった「感音器」の部分に、何らかの障害が起きて発症する難聴です。原因は加齢や病気、騒音による内耳や聴神経への負担が考えられます。
症状は、小さい音が聞こえにくくなる、聞こえる音の幅が小さくなり、高・低音域の音が聞こえなくなる、などが挙げられます。
感音性難聴は「メニエール病」や「ヘッドフォン難聴」、「突発性難聴」といった種類があります。ここでは、そのうちの一つである「突発性難聴」について説明しています。

③混合性難聴

混合性難聴は伝音性難聴と感音性難聴が合わさって起きる難聴です。
外耳、中耳で感染症や障害を受け、内耳や聴神経部分でも疾患が出ている状態のことをいいます。
混合性難聴は高齢の人の割合が高いため、加齢で耳の各機能が低下して発症する「老人性難聴」が多い傾向にあります。

突発性難聴の原因は不明

突発性難聴の詳しい原因はまだ分かっていません。
厚生労働省では、突発性難聴を以下のように定義しています。

1. 主症状

1) 突然の難聴
文字どおり即時的な難聴、または朝、目が覚めて気づくような難聴。ただし、難聴が発症したとき“就寝中”とか “作業中”とか自分がその時何をしていたかが明言できるもの。

2) 高度な感音難聴
必ずしも“高度”である必要はないが、実際問題としては高度でないと突然難聴になったことに気づかないことが多い。

3) 原因が不明、または不確実
つまり原因が明白でないこと。

2. 副症状

1) 耳鳴り
難聴の発症と前後して耳鳴りを生ずることがある。

2) めまい、及び吐き気、嘔吐
難聴の発生と前後してめまいや吐き気、嘔吐を伴うことがあるが、めまい発作を繰り返すことはない。

3) 第Ⅷ脳神経以外に顕著な神経症状を伴うことはない

突発性難聴を発症することでどの程度聞こえなくなるのかというと、「高度難聴」と表現され、大きな声で話してもらうか、補聴器をつけないと聞こえないレベルとされています。
音が聞こえにくくなること以外に、めまいや吐き気といった症状も引き起こします。
大きな音を長時間聞くミュージシャンや音響関係の仕事をしている人、工事の仕事をしている人が発症している傾向にあります。
突発性難聴は現在、1/3の確率でしか聴力が戻る見込みがありません。「軽減こそされるが耳鳴りや聞こえにくさが残る」確率が1/3、聴力が戻らない確率が1/3と分かれます。
なるべく早く病院で診てもらい、薬による治療を受けることが大切です。

【参考】 昭和48年 厚生省班研究報告書

板東浩先生 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

花粉症

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

花粉症について

花粉症について

花粉症ってどんな病気?

花粉症は名前のとおり花粉が関係して発症し、くしゃみや鼻みず、鼻づまりを引き起こしたり、目がかゆくなったり、のどが痛くなったりする病気です。

日本では4人に1人が発症しているとされており、特にスギやヒノキの花粉が飛ぶ2~5月ごろがピークにあたります。

全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年(1月~4月)の鼻アレルギーの全国疫学調査があります。それによるとアレルギー 性鼻炎全体の有病率は39.4%であり、花粉症全体の有病率は29.8%、そしてスギ花粉症の有病率は26.5%でした。

花粉症の発症者は女性を中心に年々増加傾向にあり、仕事や勉学を妨げる症状に悩まされています。

花粉の種類と飛散時期

花粉症を引き起こす代表的な花粉を紹介します。

・スギ花粉

2~4月にかけて飛散する花粉。日本での花粉症になるとしたら、最も多いのがこのスギ花粉です。沖縄と北海道を除き、全国的に発症の引き金になります。

・ヒノキ花粉

3~5月にかけて花粉が飛びます。スギと同じく全国的に広がる花粉で、スギ花粉と一緒に花粉を持つと重症になるので注意が必要です。

・ブタクサ花粉

8~10月に飛散し、スギやヒノキに続いて飛散量が多い花粉です。しかし、背の低い草花系の花粉で飛距離が短いので、植物が生えているところに近づかないことで防止することができます。

・イネ花粉

イネの飛散時期は5~9月であり、他のイネ科の飛散時期も考慮すると、春から秋にかけて長い間飛散している種類です。スギやヒノキと違い、北海道、沖縄も含めて全国的に飛散しています。


 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

脳梗塞

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

脳梗塞とはどんな病気?

脳梗塞は動脈硬化が原因となる病気

脳梗塞は動脈の血管が硬くなる、「動脈硬化」によって引き起こされる病気です。血管が硬くなると内側は壊れやすくなり、おかゆのように柔らかいコレステロールの塊がこびりついている状態(粥腫:じゅくしゅ)になります。
動脈硬化によって脳の血管が詰まったり細くなったりすることで、十分な酸素や栄養が脳に行き届かなくなります。

脳は全身の動きを司っている器官のため、酸素や栄養不足によって細胞が壊死してしまうと、半身麻痺や言語障害、記憶・視覚の障害が出ることもあり日常生活に大きな影響を及ぼします。
脳梗塞は症状の発見や治療に遅れが出てしまうと最悪の場合死に至ることもあるので、病気について理解し日ごろから注意をはらうことが大切です。
脳梗塞による死亡率は患者全体で約15%となっており、高齢者になるほど死亡率は高くなっていきます。

患者全体の約50%に介護が必要な重度の障害が残るともいわれ、残りの約35%は不自由なく日常生活を送れるレベルまで回復しているとされています。
そのため、できる限り早期の段階で脳梗塞を見つけ、適切な治療を受けることが重要となります。

脳梗塞とはどんな病気?

脳梗塞の種類は3タイプ

脳梗塞には血管の太さや血栓の詰まり方によって、下記のような3タイプに分類されます。

①ラクナ梗塞

高血圧を主な原因として脳にある細い血管に動脈硬化が起こり、詰まってしまうのがラクナ梗塞です。
脳の中心近くにできやすく、水たまりのように小さくぼんでおり日本人に多いタイプの脳梗塞です。

② アテローム血栓性脳梗塞

動脈硬化によって狭くなってしまった脳の太い血管が、血栓によって詰まってしまうのがアテローム血栓性脳梗塞です。
糖尿病や高脂血症などの生活習慣病が主な原因で、食生活の欧米化(高カロリー&高コレステロール)によって近年増加傾向にある脳梗塞のタイプです。

③ 心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)

心臓にできた血栓が脳に流れ、太い血管を塞いでしまうのが心原性脳塞栓症です。
急性心筋梗塞や不整脈の一種である心房細動(しんぼうさいどう(※))を原因とし、突然血管が詰まってしまうためいきなり症状が現れます。
脳の太い血管を詰まらせるため、重い症状や後遺症が出てしまう可能性が高いタイプの脳梗塞です。

※心房細動(しんぼうさいどう):不整脈の一種
心臓には2つの心房と2つの心室から成る4つの部屋があり、健康だと規則的に収縮します。しかし、心房細動では心房が細かく震えて動きます。心電図をとると、細かく震えているのがとらえられます。

脳梗塞は治る病気?

脳梗塞を治し後遺症のリスクを下げるためには、可能な限り早期の治療が大切となります。

脳梗塞は発症から4~5時間以内の治療が重要とされており、この時間内に適切な治療を開始できるかが、その後の状態を大きく左右するともいわれています。
発症から治療までの時間が遅れてしまうと、後々に重い後遺症が残ることがあり、日常生活への影響が大きくなってしまいます。

脳梗塞の発症年齢

脳梗塞は60代から発症が見られ、70~80代にかけて患者数がピークを迎える病気です。
生活習慣病や過度な飲酒・喫煙によって発症のリスクが高まり、蓄積されたものが動脈硬化を促進し脳梗塞を引き起こします。

また、脳梗塞は50歳以下で発症することもあります。
「若年性脳梗塞」と呼ばれ、子供の頃から欧米型の食生活や運動不足によって、若いうちから動脈硬化の危険因子が増え脳梗塞になりやすくなります。若いからといって安心せず健康的な生活を心がけるようにしましょう。

脳出血やくも膜下出血との違い

■脳出血

脳梗塞は運動や言語を司る脳の領域に血液がいかなくなり、壊死することで障害が出る病気です。
一方、脳出血は脳の中にある細かい血管が破れて出血することで、脳が壊れて症状が現れる病気です。脳梗塞と脳出血はいずれも脳の中で起こる病気です。

■くも膜下出血

くも膜下出血は脳の表面にある血管に動脈瘤(こぶ)ができ、破れて表面に出血する病気です。
流れ出た血液は脳表面のくも膜下に溜まり、出血量に応じて脳が圧迫されていくため脳が壊されていきます。

■脳卒中というカテゴリ

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血は脳の血管に障害が起こる「脳卒中」というカテゴリに属し、血管が詰まる脳梗塞と血管が破れる脳出血・くも膜下出血に分けられます。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

インフルエンザ

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

インフルエンザとはどんな病気?

インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。

風邪はさまざまなウイルスが原因となって感染しますが、インフルエンザはインフルエンザウイルスからの感染のみが発症する原因となります。

インフルエンザと風邪は初期症状が似ているため、発症してすぐは勘違いすることが多くあります。

インフルエンザの場合、発症してから1~3日で38℃を超える高熱やのどの痛み、頭痛、全身のだるさ、関節痛などの全身症状が急激に現れます。
風邪は一般的にゆるやかに症状が現れるケースが多く、このように短期間で急速に症状が悪化するのがインフルエンザの特徴と言えます。

治療は薬の服用と十分な休養、栄養補給により、1週間ほどで症状が治まることがほとんどです。
まれに肺炎や気管支炎、脳症などの合併症を引き起こし、重症化する恐れもあります。

インフルエンザの流行時期

毎年流行する季節性のインフルエンザは、例年11・12月頃から流行が始まり、1月~3月頃にピークを迎えます。

近年では4月以降にもインフルエンザの流行が続き、学級閉鎖になるケースなども見られるので、普段流行しない時期であっても注意は必要です。

2016/17年に流行したインフルエンザ

2016年に、国内で最初に流行したのは「A香港型」ウイルスでした。

2016/17年シーズンはA型が収束した4月中旬になってB型が流行し、一部の地域では新学期早々に学級閉鎖にまで追い込まれました。
「春インフル」という言葉も話題となりました。

最新のインフルエンザの流行情報については、全国の市区町村や厚生労働省のホームページにて確認していただくことができます。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

高血圧

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

高血圧についての基本知識

「高血圧」とは?

高血圧とは、血圧が平均的な数値よりも高い状態のことを言います。
継続的に血圧が高い場合は「高血圧症」とも言われ、合併症を引き起こしやすい状態です。
精神状態や時間帯で血圧が大きく変化する人もみられ、症状もめまいや動機など多岐にわたるため、すぐには「高血圧」と判別しにくい病気です。

高血圧の種類は要因によって異なる

高血圧は大きく2種類に分類されます。1つはホルモン分泌の異常や腎臓疾患、薬の副作用が原因とされる「二次性高血圧」というものです。他の病気や治療するときの薬によって血圧が高まっているため、その要因を取り除けば高血圧も自然と治っていきます。

もう1つは遺伝が要因であったり、生活習慣が影響したりして血圧が高くなっている「本態性高血圧」です。日本における高血圧は、この本態性高血圧が9割を占めています。

血圧は精神的にも変化するもので、病院に来たら血圧が上昇する「白衣高血圧」や、反対に病院では問題ないが、家庭で計測すると血圧が高い「仮面高血圧」といった高血圧もあります。

他にも早朝に血圧が上がる「早朝高血圧」、夜間の血圧が高い「夜間高血圧」といった、時間帯で現れる高血圧も注目され始めています。

ここでは、「本態性高血圧」について詳しく解説していきます。

「血圧」についての説明と数値基準

血圧とは血管内の血流による圧力です。
心臓が血を送り出すときの高い血圧を収縮期血圧といい、俗に「上の血圧」と言います。
反対に血液の流れが緩やかで低い血圧を拡張期血圧といい、「下の血圧」と表現されます。

落ち着いている状態のときに、上の血圧が139mmHg以下、下の血圧が89mmHg以下というのが年齢問わず「正常域血圧」とされています。
一方、上の血圧が140mmHg、下の血圧が90mmHgより高い状態なら、「高血圧」といえます。

年齢や合併症によって変わる血圧の「目標値」

高齢の方と若い方では、血圧の「目標値」が変わってきます。人間は歳を取ると臓器の働きが弱くなり、自然と血圧も高くなるためです。目標値は高血圧と診断される数値で、上回っている場合は「ここまで下げましょう」という数値のことです。

75歳以下の方の目標値は前述のとおり、上の血圧が135~139mmHg以下、下の血圧が89mmHg以下となっています。
それに対して75歳以上のかたの目標値は、上の血圧が145mmHg、下の血圧が85mmHgと上の血圧は高めに、下の血圧は低めに設定されています。
糖尿病や慢性腎臓病などの合併症を発症している方の血圧目標値も、それぞれ設定されています。

血圧の基準値

分類収縮期血圧(最高血圧)  拡張期血圧(最低血圧)
至適血圧<120 かつ <80
正常血圧120~129 かつ/または 80~84
正常高値血圧130~139 かつ/または 85~89
I度高血圧140~159 かつ/または 90~99
II度高血圧160~179 かつ/または 100~109
III度高血圧≧180 かつ/または ≧110
(孤立性)収縮期高血圧≧140 かつ <90

※赤字部分が一般的にいう高血圧
【参考】 日本高血圧学会ホームページより高血圧治療ガイドライン2014電子版

至適血圧・・・脳卒中や心筋梗塞など、血圧が関係する病気のリスクが低いとされる最適な血圧正常血圧・・・至適血圧よりリスクは上がるが、正常な血圧

正常値高血圧・・・高血圧の注意が必要

I度高血圧・・・高血圧の程度が比較的低い

II度高血圧・・・高血圧の程度が中程度

III度高血圧・・・高血圧の程度が高い

「至適血圧」~「正常値高血圧」の数値に納まっていれば、いますぐに高血圧の治療を始める必要はありません。
ただし、血圧は日頃の生活習慣に大きく影響されるため、油断せず運動と食事のバランスに気をつけましょう。

計測環境ごとの基準値

計測環境ごとの高血圧基準収縮期血圧(上)拡張期血圧(下)
家庭血圧135以上または85以上
診察室血圧140以上または90以上
自由行動下血圧(24時間)130以上または80以上
自由行動下血圧(昼間)135以上または85以上
自由行動下血圧(夜間)120以上または70以上
(単位 : mmHg)

家庭血圧・・・自宅で計測したときの血圧

診察室血圧・・・病院で計測したときの血圧

自由行動血圧・・・計測器具を身につけた状態で、一定間隔おきに計測したときの血圧

【参考】 日本高血圧学会ホームページより高血圧治療ガイドライン2014電子版

血圧は測定する環境によって数値が変わりやすいため、環境ごとに基準が定められています。
診察室血圧では、緊張で数値が高めに出る場合があります。診察室血圧が家庭血圧よりも低く出る方もいます。
家庭血圧では計測ミスを防ぐため、原則2回計測し、平均値を出します。家庭血圧と診察室血圧に差がある場合、診断の際には家庭血圧が重要視されます。
診察室血圧のみ高血圧の数値になる場合、白衣高血圧と呼ばれ、家庭血圧のみ高血圧の数値になる場合、仮面高血圧と呼ばれます。
白衣高血圧は病院での緊張が原因で血圧が上がっているものと考えられ、あまり治療の対象となりません。仮面高血圧の原因には、職場や家庭のストレスが考えられます。

年代、性別の血圧平均値

血圧が正常値の割合 年代別 一覧表

血圧正常値30代40代50代60代70代
女性85%65%43%26%19%
男性62%41%31%22%18%

【参考】 日本高血圧学会ホームページより高血圧治療ガイドライン2014電子版

40代までに高血圧になっている人の男女比は、男性の方が多い傾向にあります。これは男性が食生活や生活習慣を乱しがちなためだといわれています。
50代になると女性が高血圧になる比率が高まっています。女性は更年期に入ると女性ホルモンが減少し、血圧の調整機能が低下するためです。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

大腸がん

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

大腸がんとはそもそもどんな病気?

大腸がんとは、大腸にできるがんのこと

大腸がんは食べ物などの水分を吸収し、そのほかの成分を肛門へ運ぶ役割を持つ「大腸」にできるがんのことを指します。
がんが発生する場所で名前が異なり、小腸から直腸の手前あたりにできたがんは「結腸がん」といい、便の出口に近い部分にできたがんは「直腸がん」と呼びます。

大腸がんには良性の腺腫(せんしゅ)と呼ばれるポリープががん化するケースと、正常な粘膜が直接がん化するケースがあり、下血や便通異常などの症状が現れます。

大腸がんとはそもそもどんな病気?

大腸がんは早期発見で治る病気

大腸がんはほかのがんと比較して進行が遅いため、早期発見であれば完治の可能性が高まります。
しかしながら、早期の大腸がんには自覚症状があまりなく、症状が進行していくにつれてさまざまな違和感を覚えるようになります。

症状が進行してしまうと5年生存率(※)が下降してしまうので、定期検診を通じてできるだけ早く大腸がんになり得る腺腫や粘膜を見つけることが大切です。
また、腹部の異変を感じた段階で、放置せずにすぐ病院へ行くこともおすすめします。

※5年生存率とは:診断されてから5年経過後に生存している患者の比率を指します。
がんの場合、5年経過後に再発がなければ治癒の扱いとなります。

年1回の検診で早期発見することが生存率を高めるためにも重要

40歳以降は年に1回検診を受けることが重要となります。大腸がんは、40歳以降から罹患率(りかんりつ:病気にかかる可能性)が高まる病気です。
定期的に検診を受けておくことで病気の早期発見につながり、生存率を高めることにもなります。
また、親族に大腸がん患者がいる方も、若いうちから定期的に検診を受けることをおすすめします。

がん自体に遺伝的要素が強く、若くても大腸がんになる可能性もあるため、原因遺伝子があると疑われる方は注意が必要です。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

狭心症と心筋梗塞

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

狭心症と心筋梗塞とは、どんな病気?

狭心症と心筋梗塞、病気の特徴と違い

狭心症や心筋梗塞は虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)と総称され、ともに動脈の血管が硬くなる「動脈硬化」が原因で心臓への血流が悪くなる病気です。

■狭心症

狭心症は動脈硬化によって心臓の血管が狭くなり、血流が不十分になることで起こります。
血流が悪くなると心臓の酸素や栄養が不足し、胸の痛みや息苦しさを感じます。

狭心症は心筋梗塞の前兆ともいわれ、発作が頻繁に起きたり長引いたりする場合は、心筋梗塞へと進行している可能性があります。

■心筋梗塞

心筋梗塞は動脈硬化によって心臓の血管に血栓ができ、血が通わなくなってしまうことで心筋細胞が壊死していく病気です。
血流が止まってしまうことにより心筋が重度の酸素・栄養不足となるため、強い痛みや圧迫感を感じます。心筋梗塞は発見や治療が遅れてしまうと、死に至る可能性もあります。

狭心症の発作などの前触れもなく突然心筋梗塞を発症することもあるので、日ごろから定期検診を受け、異変を感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。

【まとめ】

■狭心症

原因:動脈硬化が原因で心臓の血管が狭くなること
特徴:心筋梗塞の前触れ

■心筋梗塞

原因:心臓の血管に血栓ができて血が通わなくなること
特徴:発見や治療が遅れると死に至る可能性も

■共通する要素

・動脈の血管が硬くなる「動脈硬化」が原因で発症する

狭心症と心筋梗塞とは、どんな病気?

狭心症と心筋梗塞の種類

■狭心症の種類

心筋梗塞の前段階といわれる狭心症にはさまざまな種類があり、大きく分けると下記の4種類があります。

① 冠れん縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)

冠動脈が急にけいれんを起こすことで血管が狭くなり、血流が不足することで胸痛(きょうつう)を引き起こす発作です。
安静にしているときにも起こることがあり、安静時狭心症とも呼ばれています。

② 労作性狭心症(ろうさせいきょうしんしょう)

運動や興奮状態など、心臓への負担が大きくなったときに酸素の供給が間に合わなくなり、胸痛が起こる発作です。
動脈硬化によって血管の内側にコレステロールや脂質がお粥のように溜まり(プラーク)、血液の通り道が狭くなることで痛みを引き起こします。
痛みが出たあと安静にしていれば、数分程度で発作がおさまります。

③ 安定狭心症

狭心症の発作が起きる状況や強さ、持続時間が毎回同じ範囲内におさまっている状態を安定狭心症と呼びます。
心臓に一定以上の負荷がかかったときに胸の痛みが起こり、負担が減ると症状がなくなっていきます。

④ 不安定狭心症

反対に発作の起きる状況や、持続時間が一定していない状態を不安定狭心症と呼びます。
今まで発作の起きなかった運動や安静時にも発作がおこります。
血管の内側にあるプラークの表面が破れやすくなっている、または破れかかっており血栓ができやすい状態です。
血栓が血管を塞いでしまうと心筋梗塞に発展する可能性があり、注意が必要です。

■心筋梗塞の種類

心臓の血管が血栓によって完全に詰まり、心筋が壊死してしまう心筋梗塞には発症時期によって下記の3種類に分類されます。
心筋梗塞は、発症からの時間によって重症度や治療法が異なります。

① 急性心筋梗塞:発症から72時間以内のもの
② 亜急性心筋梗塞(あきゅうせいしんきんこうそく):発症から72時間以上~1ヶ月以内のもの
③ 陳旧性心筋梗塞(ちんきゅうせいかへきしんきんこうそく):発症から1ヶ月以上経過したもの

① 急性心筋梗塞

胸痛などの発作発生から2時間以内に閉塞した血管を再び開通させる「再灌流療法(さいかんりゅうりょうほう)」が必要になります。そうすることで、後遺症などの障害が残りにくいとされています。

② 亜急性心筋梗塞

壊死した心筋組織が線維化しているため症状が安定しているものの、残っている心筋への負担が高くなることから合併症を引き起こしやすくなります。

③ 陳旧性心筋梗塞

陳旧性心筋梗塞の段階になると、心筋の保護と動脈硬化の進展を抑え、次の心筋梗塞の発症を防ぐことが目的として生活習慣の改善が必要となります。

発症しやすい年齢・年代

狭心症や心筋梗塞はともに30代から発症が見られ、男性の平均年齢は62~65歳、女性の平均年齢は70~74歳にかけて患者数が増えていく病気です。
高血圧症や高脂血症などの生活習慣病、過度なストレスによっても発症のリスクが高まります。

また、加齢とともに血管の弾力性が失われ、心筋梗塞の原因となる動脈硬化が促進されます。
日ごろから食生活や運動、飲酒・喫煙の改善、適度に気分転換を図ることによって、健康的な生活を送ることが重要です。

心筋梗塞における死亡率

急性心筋梗塞の場合、病院に搬送される前に14%の患者さんが心停止してしまうといわれています。
急性期の死亡率は6~7%とされるため、発作が起こってからの素早い処置が必要になります。

発作時は迅速に救急車を呼び、心停止してしまったときは心肺蘇生のために心臓マッサージをすることが大切です。
2時間以内に再灌流療法をおこなうことで心筋壊死の範囲を狭め、生存率を上げることにもつながります。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

子宮頚がん

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

子宮頚がんの基礎知識

子宮頚がんの基礎知識

そもそも「がん」とは?

「がん」は日本人の2人に1人はかかる病気です。
人間の身体は多くの細胞からできており、健康的な細胞に過度な負担をかけるようなストレスや強い刺激を与え過ぎると、一部が「がん細胞」に変異します。一般的な細胞であれば、ケガをしたときに傷口を防ぐため細胞が増殖し、治れば増殖を停止する仕組みになっています。

しかしがん細胞になると、周りの組織を壊しつつ勝手に増殖を繰り返し、停止することはありません。
やがて、がん細胞の増殖スピードは徐々に上がり、浸潤(しみ出るようにがん細胞が広がること)と転移(身体のあちこちにも発生すること)を繰り返します。

そして、正常な細胞が摂るべき栄養を奪っていくため、身体が衰弱していく病気です。
抗がん剤で進行を遅らせたり、がん細胞を切除したりしますが、進行していると、転移スピードが速く取り返しのつかないことになります。発見が遅れると治療が難しい病気です。

「子宮頚がん」は「子宮がん」のうちの一つ

子宮がんは、名前の通り子宮にがん細胞が発生することです。子宮がんは2種類に分けられます。
一つは「子宮体がん」で、卵巣や子宮自体の含めた部分にがん細胞が発生する病気です。
もう一つは子宮の入り口である子宮頚管にがん細胞ができる「子宮頚がん」があります。今回はこの「子宮頚がん」について解説していきます。

子宮頚がんにつながる「異形成」

HPV(ヒトパピローマウィルス)というウィルスによって、細胞が「異形成」となり、がん細胞がつくられることが、子宮頚がんの原因です。
「異形成」とは正常な細胞の形態が変わることを指し、軽いものならば自然に治りますが、長期間異形成が続くとがん細胞に変わってしまいます。

子宮頚がんを見極める異形成のクラス分類

異形成のクラス分けには日本母性保護医協会が作成した「細胞診クラス分類」と米国で研究された「ベセスダシステム」があります。
「ベセスダシステム」は異形成の状態を細かく分類しているのですが、患者さんにはわかりにくい専門的な内容となるので、今回は「細胞診クラス分類」について紹介します。

①クラスⅠ・・・まったく異常がない状態です

②クラスⅡ・・・異常と言えることはなく、炎症が起きたり、ホルモンバランスが乱れたりしている状態です。強めの炎症やバランスの乱れが起きている場合はⅡb(またはⅡR)と分けられる場合もあります。子宮頚がんになる可能性は低い段階です。

③クラスⅢa・・・「がん」だと疑われる訳ではありませんが、動きが活発な細胞がみられる状態です。さらに上の段階の部分が紛れていることもあるため、精密検査をすすめられる場合があります。

④クラスⅢb・・・「がん」になる可能性がある状態です。この状態になった人の20%は「がん」になると言われています。初期の「がん」が紛れているケースもあるので精密検査を受けるべき段階です。

⑤クラスⅣ・・・初期の「がん」が疑われる状態です。

⑥クラスⅤ・・・進行している「がん」がある状態です。

クラスⅢから「がん」になるのは20%、クラスになっても手術すればきれいに「がん」を治療できます。クラスⅤになると粘膜の奥深くに「浸潤がん」として居座ります。「浸潤がん」とは、他の組織へ広がる可能性のあるがん細胞のことです。
異形成が始まってから浸潤がんになるのに、10~15年かかると言われています。

子宮頚がんは早めに治療すれば治せる

子宮頚がんは他の「がん」と同様、早い段階でがん細胞を切除することで治療することができます。
しかし、「完治」という表現はできません。治療しても、血液やリンパを通じてがん細胞が転移していることもあるためです。

発症年齢の傾向

子宮頚がんになる人は30~40代が多い傾向にありました。しかし近年、性行為をおこなう年齢が若くなってきており、10代で性行為をした際にHPVに感染する人が多くなってきています。
そのため、20~30代になってから、がん細胞を抱える人が増加しています。

月経異常や出血が多い人は子宮頚がんを警戒

月経異常

月経異常は、正常な月経の範囲ではない状態のことを言います。
異常かどうかは、以下の四つのことに注目して判断します。
数値はあくまで平均的な目安です。個人差もあるので、医師に診てもらって正しく判断してもらうことをおすすめします。

①月経周期の日数
正常な場合は25~38日周期で回りますが、これより長くても短くても異常だと判断します。

②月経の経血量
正常は経血量は20ml~140mlとなっています。これより多くても少なくても異常と判断されます。

③月経持続時間の長さ
3~7日が正常です。これよりも長い、短い場合には異常といえます。

④月経痛が異常に痛い
日常生活に支障をきたすほどの月経による痛みがある場合は異常があると考えられます。

月経のとき以外の出血

月経以外の時期の出血が目立つようになります。「不正出血」と呼ばれる出血で、経血の色や量とは異なる場合もあります。

性交や腟洗浄、内診で出血

性行為をしているときや、医師に診てもらっているときなど、普段出血するはずのない場面で出血してしまうことがあります。

「おりもの」の異常

おりものの臭いがきつくなったり、量が増えるなどの変化が現れます。出血も多くなり、茶褐色のおりものになっている場合も注意が必要です。
おりものは子宮の状態がある程度分かる指標ともなります。

下腹部や腰の痛み

がんが進行すると、周りの細胞にも浸潤し出し、腫瘍が他の器官を圧迫する場合があります。
そのため、下腹部や腰に痛を感じるようになります。

血尿や排尿障害

子宮の前方には膀胱があります。「がん」が膀胱にまで広がると血尿や排尿痛、尿路閉鎖が起こります。
これらの症状が出てきた場合、子宮頚がん自体はかなり進行している状態といえます。

板東先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

パーキンソン病

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

パーキンソン病とは?

パーキンソン病は体と自律神経に障害が起きる病気

パーキンソン病は脳の中の神経に異常が起き、体の動きに影響が現れる原因不明の病気です。
発症自体を抑えることや完治させることは難しく、かかってしまった場合は進行を遅らせて日常生活に支障が出ないようにすることが治療の目的となります。

脳の神経に異常が起きることで中枢神経や自律神経にも影響を及ぼし、「抑うつ」や「幻覚」などの精神症状や自律神経障害が現れることがあります。

日常生活へのさまざまな影響

パーキンソン病にかかると、神経伝達物質であるドーパミンの量が減少することで運動機能が低下し、手足のふるえや筋肉が固まる症状(固縮)などの症状が見られます。

最終的にはベッド上での生活(寝たきり状態)になってしまうこともあり、早い段階からしっかりと治療をはじめて進行を遅らせ、よい状態を長く保つことが重要です。

パーキンソン病とは?

パーキンソン病になりやすい人の特徴と発症年代

パーキンソン病は50~65歳以降に見られることの多い病気です。
一般的に性格は真面目で几帳面な人や、対人関係に消極的な人がパーキンソン病になりやすいとされています。

また、40歳以下の若年層も発症することがあり、これを「若年性パーキンソン病」と呼びます。
若年性パーキンソン病は遺伝的な要素によって発症する可能性が高く、別名「家族性パーキンソン病」とも呼ばれています。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

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