「言葉が出てこない」の症状から病気を調べる

「言葉が出てこない」症状は、言葉がすぐに出てこない、頭ではわかっているけれど言葉が詰まる、言い間違いが多くなった、ろれつが回らない、といった状態を指します。大人や高齢者だけではなく、高校生など若い人でも言葉が出てこなくなることがあります。

また、ストレスで頭が働かない、記憶力が急に悪くなったと訴える人もいます。
言葉が出てこないことを、喚語困難と言うこともあります。

言葉が出てこない症状で疑われる病気は「失語症」「単純ヘルペス脳炎」「構音障害」「認知症」「脳卒中」「脳梗塞」「脳腫瘍」「髄膜炎」「適応障害」「もやもや病」などの可能性が考えられます。
主な受診科目は、内科、脳神経内科、心療内科、精神科です。

病院・クリニックでは言葉が出てこない場合には問診をおこないます。髄膜炎が疑われる場合は、血液検査、血液培養検査、髄液検査などをおこなうこともあります。また構音障害が疑われる場合は、会話明瞭度検査などをおこなうこともあります。

言葉が出てこないメカニズムや特徴は多様で、症状によって考えられる病気も年齢や持病歴によってさまざまです。症状が重い場合や症状が続く際には、早めに地域の病院を受診してください。

言葉が出てこないに関連する病気を以下の病名一覧から選択すると、病気の症状・原因・治療などの詳しい情報や、何科を受診すればよいかなどを知ることができます。