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2型糖尿病

高血糖、2型DM

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

2型糖尿病とは?

2型糖尿病は、糖尿病家系と言われるような遺伝的要因に、食事や運動などの生活習慣の積み重ねによる環境要因が加わって発症する糖尿病のことです。
糖尿病は血糖値が基準値より高い状態になることで、さまざまな合併症を引きおこす病気です。
2型糖尿病は糖尿病罹患者の9割を占めます。

2型糖尿病ではインスリンが分泌されない、あるいはインスリンが作用しない状態が少しずつ進行していき、初期には症状があらわれません。
そのため、気がつかないまま進行し、血管がダメージを受けてさまざまな合併症をおこします。
もし健康診断などで高血糖を指摘されたら、自覚症状はなくとも、継続的に根気よく治療に取り組む必要があります。

現在、厚生労働省は糖尿病を疑われる人を約1000万人、また糖尿病予備軍と言われる人も1000万人程度と推計しています。

糖尿病のリスクを回避するためには、糖質摂取量を減らし、運動する習慣をつけることが大切です。

症状

次のような症状を自覚する人もいますが、多くは無症状です。

・疲労しやすい
・身体がだるくなる
・異常に喉(のど)が乾く
・頻尿

重度の2型糖尿病では、自覚症状が出ることが多くなります。

糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病性網膜症は糖尿病の3大合併症と言われています。

また大血管(大動脈とそこから分岐する動脈)の動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞を引きおこすこともあります。

糖尿病神経障害

・手足の感覚がにぶくなる
・手足の先端がしびれたり、ジンジンしたりする

悪化すると、傷が治りにくくなるため壊疽(えそ)にいたり、下肢切断が必要となります。

糖尿病腎症

・タンパク尿
・むくみ
・息切れ

かなり進行しないと自覚症状があらわれません。悪化すると、人工透析(血液浄化療法)が必要になります。

糖尿病性網膜症

・視界がかすむ
・視界を砂が舞っているような感じがする
・視力低下

悪化すると失明の恐れがあります。

 

診療科目・検査

糖尿病内科、内分泌・代謝内科などを受診します。

合併症があらわれていれば、合併症に対応する診療科目も受診する必要が出てきます。
糖尿病性網膜症なら眼科、糖尿病性腎症なら腎臓内科などを受診する必要があります。

血液検査により空腹時血糖値と、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)を測定します。
HbA1cとは、血液中に含まれるヘモグロビンの中でも、糖と結合しているものの割合のことを指します。
5.6~6.4%では境界域、6.5%以上は糖尿病域となります。

さらに詳しく糖質摂取後の血糖値やインスリン分泌の変化を確認するために75g経口ブドウ糖負荷試験をおこないます。
空腹時にブドウ糖を摂取し、30分、60分、120分後の血糖値とインスリン値を測定します。
食後高血糖の程度を把握するとともに、インスリン分泌能やインスリン抵抗性を推定することができます。

原因

血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌量が減少したり、インスリンが効きにくい体質になったりします。
その結果、血糖値が下がらなくなり、糖尿病を発症します。
インスリン分泌量の低下は、糖質摂取の過多によりインスリンを分泌する膵β細胞が疲弊することや、膵β細胞に関わる遺伝子の異常によりおこります。

インスリンが効きにくくなるインスリン抵抗性の上昇は、カロリー摂取の過剰により内臓脂肪量が増加することや、血管内から糖を取り込み燃焼する筋肉の量が低下することによりおこります。

症状の自覚がないため、気づかないうちに進行していることがままあります。

治療方法と治療期間

2型糖尿病治療の目標は、動脈硬化の進行を予防し、脳梗塞、心筋梗塞など大血管障害や3大合併症(網膜症・腎症・末しょう神経障害)の将来の発症を防ぐことです。

「食事療法」により、糖質摂取量を制限することが基本となります。
この際に、たんぱく質やビタミンの摂取量は不足しないように注意する必要があります。

さらに「運動療法」で消費カロリーを増やすとともに、筋肉量を増やすことで血管内から筋肉への糖の取り込み促進をおこないます。

食事療法、運動療法の効果が不十分であれば、「経口血糖降下薬」「GLP1受容体作動薬」「インスリン注射」で血糖コントロールを図ることになります。

糖尿病治療は生涯にわたり継続する必要があります。

治療の展望と予後

糖尿病患者さんの血糖値は、正常域(HbA1c 5.6%未満、空腹時血糖110mg/dL未満、食後2時間血糖140mg/dL未満)、境界域、糖尿病域(HbA1c 6.5%以上、空腹時血糖126mg/dL以上、食後2時間血糖200mg/dL以上)を行き来します。
糖尿病治療において「完治」という概念はなく、生涯にわたり治療が必要となります。

血糖値をコントロールし、合併症の進行を予防することで、生活の質(QOL)の維持や健康寿命の延長を目指すことになります。

発症しやすい年代と性差

厚生労働省の「国民健康・栄養調査(2016年)」では、「糖尿病が強く疑われる者」および「糖尿病の可能性を否定できない者」はともに約1000万人と推計しています。

「糖尿病が強く疑われる者」の割合は1997年以降増加しており、男女別にみると、男性では16.3%、女性では9.3%です。
一方、「糖尿病の可能性を否定できない者」は2007年以降減少しています。

2型糖尿病は生活習慣病であり、代謝の低下する中高年で発症しやすい傾向にあります。

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