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起立性調節障害

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

起立性調節障害とは?

起立性調節障害とは、自律神経系の異常によって、血圧などの調節ができなくなる病気です。症状としては、立ちくらみやめまい、朝に起きることができないなどがあります。

身体に症状があらわれますが、発症には心理面や環境面の要因が関わっています。また、さまざまな病気が原因で発症することもあります。自律神経系がまだ不安定である、小学生や中学生に多くみられます。

怠けていると思われることが多いですが、努力ではどうしようもありません。

症状

以下の症状が特徴的です。

・失神
・立ちくらみ
・朝起きることができない
・身体がだるい
・動悸
・頭痛

症状は不定愁訴と捉えられることも多く、そのため、診断が遅れることも少なくありません。

診療科目・検査

症状がみられる場合、小児科、循環器内科、脳神経内科などを受診してください。早い段階で症状に気がつけば、より早く治療を開始することができます。治療法は医師と相談しながら決めていきましょう。

まず、症状を引きおこすほかの病気がないかを確認します。そして、いくつかのチェック項目(診断基準)に症状が当てはまる場合、この病気が疑われます。

詳しく検査するためには、ベッドに寝た後に、10分間立ち続け、ふらつきなどの症状の有無、心電図や血圧の変化を調べる新起立試験をおこないます。

原因

自律神経の調節がうまくできないためにおこります。

通常、立ち上がると血圧が低下するため、交感神経のはたらきで血圧を保ちます。しかし、この病気にかかると、そのメカニズムがうまくはたらきません。その結果、血圧が下がって、一時的に脳が血流不足になり、症状があらわれます。

このほかにも過少あるいは過剰な交感神経活動や水分の摂取不足、心理社会的ストレス(学校ストレスや家庭ストレス)が関与するともいわれています。また日常の活動量低下が筋力低下と自律神経機能を悪化させることも、起立性調節障害の原因となります。

さらに遺伝的要因も約半数にあることもわかっています。

治療方法と治療期間

非薬物療法

・塩分・水分を多めに摂取する
・急に立ち上がらず、頭を下げてゆっくりと立ち上がる
・眠くならなくとも就寝時間に床に入るようにする
・原因となる病気がある場合には、その治療
・運動をして、筋力低下を防ぐ

薬物療法

上記をおこなってもなお、症状が重い場合には、血圧を上げる薬などを使うこともあります。

治療には時間がかかる例も多くあります。気長に治療をおこなうことが大切です。

治療の展望と予後

発症する原因が患者さんによって異なるため、治療の展望には個人差が大きくなります。

10代前半に発症した場合、10代後半から20代前半には症状がおさまる傾向にあります。一方で、成人になっても症状が続く例も少なくありません。

発症しやすい年代と性差

患者さんの数は不明です。ただし、小学生の約5%、中学生の約10%がこの病気にかかりますので、発症する確率は高い病気といえます。

小学校の高学年から中学生頃の思春期に多く発症します。身体だけでなく、自律神経系も大きく変化する時期であるため、発症しやすくなるのです。

また、真面目で、ストレスを溜め込むタイプの子どもがなりやすいといわれています。日頃から、子どもとよく会話をし、ストレスに気づいてあげられる関係を築くことが大切です。

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