しきかくいじょう色覚異常
色覚異常とは?
色覚異常(しきかくいじょう)には遺伝的に発症する先天色覚異常と、他の病気が原因でおこる後天色覚異常があります。
先天色覚異常は女性よりも男性に多く、隣り合った色の組み合わせによっては違いを判別できないなどの症状がおこります。例として「赤と緑」「ピンクとグレー」「オレンジと黄緑」「茶色と緑」などです。
先天色覚障害には有効な治療が存在しないため、生活の中で不便を減らせるように、どういった組み合わせの色が判別できないのか把握することが重要です。
後天色覚異常では、原因になっていることを解決することで改善する可能性があります。
色覚異常の症状
色の見え方が他者と異なる、色の区別がつきにくくなるといった症状があります。
人によって区別が難しい色の組み合わせには差があります。
色覚異常の診療科目・検査方法
色覚異常の原因
色覚異常の予防・治療方法・治療期間
先天色覚異常では有効な治療法はありません。
後天性の場合はその原因となっている疾患により様々な治療法が考えられます。
たとえば視神経に異常がある場合にはステロイド内服や入院による点滴治療が必要になることがあります。
白内障であれば手術治療が必要になります。
網膜の異常の場合は、内服やレーザー治療、眼内への注射など。疾患により様々な治療が必要になります。
後天性の場合は原因疾患の治療期間による。そのため1ヶ月から1年以上かかる場合もあります。
色覚異常の治療経過(合併症・後遺症)
遺伝による先天性のものについては治療はできません。
後天性のものは原因となる疾患を治療すれば治ることもあります。
色覚異常になりやすい年齢や性別
日本では男性で約5%、女性では約0.2%が先天的な色覚異常とされています。
先天性では男性に多くみられます。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴1991年 栃木県立栃木高等学校卒業
1997年 東海大学医学部卒業
2006年 自治医科大学大学院(地域医療学系皮膚感覚器疾患学系専攻)卒業
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