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ぼっきふぜん勃起不全

いーでぃー/ぼっきしょうがいED/勃起障害
更新日:2022/08/16 公開日:2019/01/31 view数:5,216

勃起不全とは?

勃起不全(ぼっきふぜん)は、「勃起をしない」「性行為をおこなうのに十分な硬さに勃起しない」などの症状のことです。単にEDとよばれることもあります。

原因は加齢や糖尿病などの場合もありますが、うつなど心因的な要因の場合も多くあります。
そのため治療は泌尿器科をまず受診し、場合によっては心療内科などを受診します。
心因性のものでない場合は薬による治療が中心となります。

目次
  1. 勃起不全の症状
  2. 勃起不全の診療科目・検査方法
  3. 勃起不全の原因
  4. 勃起不全の予防・治療方法・治療期間
  5. 勃起不全の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 勃起不全になりやすい年齢や性別
  7. 編集部脚注

勃起不全の症状

勃起しない状態、性交渉を行うにあたって満足な勃起が認められない、または維持できない状態です。

勃起不全の診療科目・検査方法

問診では、過去と現在の性的関係や状態、他の病気の治療歴などを聞き出し、勃起機能問診票(SHIM:Sexual Health Inventory for MenやIIEF:International Index of Erectile Function)などで症状を確認します。

特殊な検査としてはテープ状の装置を陰茎に巻いて夜間勃起減少の評価を行ったり、血中の男性ホルモン(テストステロン)を測定することもあります。

治療を希望するなら泌尿器科を受診しましょう。

勃起不全の原因

器質性と心因性の大きな2つの原因が挙げられます。

最もEDに影響している原因は加齢に伴う器質性変化であると考えられます。糖尿病による動脈硬化や末梢神経障害(※1)、生活習慣での肥満や喫煙、外科的治療による神経障害などが主な要因です。

一部には精神的な負担による心因性のEDや内服薬の副作用によるEDも認められます。

勃起不全の予防・治療方法・治療期間

薬物療法としては、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬を使用します。

内服後に陰茎海綿体内の血流量を増加させ、勃起を強く持続することが可能です。

副作用としては火照り、頭痛、動悸、視覚異常などがあり、狭心症などで硝酸薬(所謂ニトログリセリン)を内服している場合は血圧が低下するので併用できません。内服治療ができない、または効果がない場合は陰圧式勃起補助具や海綿体注射を勧めます。

それでも効果が不十分な場合は陰茎に棒状のインプラントを埋め込む手術もあります。

ED治療薬の内服治療が主になります。それ以外にも器具を利用する方法や陰茎に注射を打つ治療法もあります。

勃起不全の治療経過(合併症・後遺症)

原因疾患などが改善すれば治療の効果を期待できます。

治療効果は原因疾患によって様々で、治療を試して効果の有無を確認します。

いずれの治療も長期間の治療効果は期待できないので、その都度、状態に応じて投薬または処置が必要になります。

勃起不全になりやすい年齢や性別

日本では40~70歳での調査では軽症から重症まで合わせて34.5%の有病率になります。

50歳代で30.1%、60歳代で51.1%、70歳代で75.6%の有病率です。加齢とともに増加していきます。

編集部脚注

※1 末梢神経障害 (まっしょうしんけいしょうがい)

末梢神経障害は、「手足などに痺れ・痛みをきたす症状」です。

今回の記事では、特に「糖尿病の合併症―糖尿病神経障害」を指しています。
糖尿病神経障害は「糖尿病腎症」「糖尿病網膜症」と並んで、糖尿病の三大合併症とされています。

糖尿病で末梢神経障害を起こすメカニズムは、はっきりしていません。
血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度が高い状態(高血糖)になり、高血糖で毛細血管の流れが悪化し、神経細胞に十分な酸素・栄養が届かなくなることも一因と考えられています。

陰茎内部で末梢神経障害が起こると、勃起不全につながります。

執筆・監修ドクター

古平 喜一郎
古平 喜一郎 医師 こだいら泌尿器科 院長 担当科目 泌尿器科

経歴1997年 昭和大学医学部卒

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