ひとつのIDでさまざまな施設の順番待ち・予約が可能

EPARKグループ

夜間・休日に電話1本で医師がご自宅へ

急な発熱時など往診(自宅で診察・処方)の無料電話相談を受付しています。

0066-98090-0345523(無料電話相談)

夜間・休日に電話1本で医師ご自宅へ

今すぐ電話する無料電話

めまいや立ちくらみが起こる7つの原因とは?対処法や危険なケースも紹介

更新日:2019/11/05 公開日:2019/11/05 view数:1,243

立ち上がった直後にフラフラするような「立ちくらみ」を起こしたり、ぐるぐると目が回るような急な「めまい」を感じたりした経験はありませんか?

それに吐き気まで加わると、何かの病気ではないかと不安になりますよね。

この記事では、めまいや立ちくらみに加え、吐き気が起こる場合の原因や受診のポイント、予防法などについてもまとめています。

目次
  1. 「めまい」と「立ちくらみ」の特徴は?
  2. めまいや立ちくらみが起こる7つの原因は?
  3. めまいや立ちくらみが起こったときの対処法
  4. こんなめまいや立ちくらみは病院へ!
  5. めまいや立ちくらみを予防するためには?
  6. まとめ

「めまい」と「立ちくらみ」の特徴は?

めまいと立ちくらみは似ているようで異なります。

めまいの特徴

めまいには、ぐるぐる目が回る「回転性めまい」と、ふわふわ雲の上を歩いているような感じになる「動揺性めまい」があります。

立ちくらみの特徴

脳の血流量が一時的に減少することで起こる瞬間的なふらつきのことです。

急に目の前が暗くなり気が遠くなるような感覚に似ています。

めまいや立ちくらみが起こる7つの原因は?

めまいや立ちくらみは、次の7つの原因が考えられます。

また、場合によっては、吐き気を伴うこともあります。

【1】耳の病気

両性発作性頭位めまい症

耳にある三半規管は「全半規管」「外側規管」「後半規管」からなり、内部をリンパ液で満たされたチューブ状の構造になっています。

何らかの原因により平衡を維持している内耳の耳石器がはがれて三半規管に侵入することで、めまいや立ちくらみ・吐き気を起こすと言われています。

メニエール病

吐き気と同時にめまいやふらつきの症状が表れるのがメニエール病です。

女性に多いのが特徴で、「内リンパ水腫」という耳のリンパ液のむくみに加え、睡眠不足や過労・ストレス過多・気圧の変化といったことが原因で起こります。

【2】脳の病気

くも膜下出血や脳卒中を発症すると、めまいと吐き気が起こります。

【3】起立性低血圧

立ち上がった瞬間にフラフラする「起立性低血圧」も原因です。

血圧調整異常によって一時的に脳の血流量が低下することで起こり、「長時間立っていると目の前が暗くなる」「血の気が引く」といった症状に加え、吐き気や嘔吐、自律神経の症状が出ることがあります。

【4】ホルモンバランスの乱れ

PMSや更年期障害といった女性ホルモンのバランスの乱れや、日々のストレスが関与していることも原因だと考えられます。

【5】生活習慣の乱れによる自律神経失調症

睡眠不足や過労・偏食・ストレス過多といった生活習慣が精神的負担になり、自律神経が乱れることでめまいや立ちくらみ、吐き気が表れます。

【6】不安障害

不安障害は「心因性めまい」によって起こり、ふらつきや気が遠くなるようなめまいを伴います。

【7】脱水症状

体内の水分が不足することで立ちくらみや吐き気が起こることがあります。

これらの症状が起こるのは脱水がかなり進んだ状態であることが多いため、すぐに水分や電解質を補給する必要があります。

めまいや立ちくらみが起こったときの対処法

まずは安静に

まずは安静にすることが第一です。

無理に動くと転倒の危険性があるので注意しましょう。

外出先の場合

その場にしゃがみ込んだり、壁にもたれかかったりして身体を休めましょう。

家の場合

家であれば、ベッドやソファなどに横になって休みましょう。

こんなめまいや立ちくらみは病院へ!

早急に検査が必要なケース

めまいやふらつきが突発的に起こると同時に、次のような症状が見られる場合には脳卒中などの緊急を要する重病が考えられます。

・手足に力が入らない
・ものが二重に見える
・ろれつがまわらない
・はげしい頭痛

救急車を呼ぶべき?

このような場合、自力で病院へ行くのは危険です。

また、無理な運転は事故にもつながるので救急車を呼びましょう。

専門医のいる医療機関に救急搬送してもらうことをおすすめします。

何科を受診すればいい?

めまいや立ちくらみ、吐き気の原因は多岐にわたるので、症状によって受診する診療科が違ってきます。

また、何科を受診するか迷う場合には複数の診療科のある大きな病院で見てもらうことをおすすめします。

より詳しく診断してもらうために、それぞれ適切な診療科で診てもらいましょう。

耳鼻いんこう科

メニエール病などの耳の病気が原因と考えられる場合

脳神経内科や脳神経外科

脳腫瘍などの脳の病気が原因と考えられる場合

精神神経科や心療内科

精神的なものが原因と考えられる場合

内科

高血圧が原因と考えられる場合

整形外科や脳神経外科

頸椎症などの首の異常が原因と考えられる場合

病院ではどんな治療をする?

原因や症状によって治療法は異なりますが、服薬のほか、外科手術や平衡訓練、三半規管を正常にする理学療法を行うこともあります。

めまいや立ちくらみを予防するためには?

生活習慣が原因となるふらつきや立ちくらみの予防には次のことが効果的です。

適度な運動

全身の血行を改善することでふらつきや立ちくらみが予防できます。

ウォーキングなどで下半身を動かすと効果的です。

質の高い睡眠をとる

ストレスによって消化器の機能不全や心因性の吐き気を起こすこともあります。質の高い睡眠はストレス解消になります。

眠る1時間前からスマートフォンやパソコンを見ないようにする、好きな音楽やアロマなどで心を落ち着かせるなどして安眠を心がけましょう。

効率的に鉄分を摂る

立ちくらみを起こす貧血の予防には、鉄分の摂取が有効です。

赤身肉やレバーには、身体への吸収率が良い「ヘム鉄」が含まれているのでおすすめですが、食後のコービーやお茶に含まれている「タンニン」は鉄分の吸収を制御する働きがあるので注意しましょう。

バランスのとれた食事を心がける

めまいや立ちくらみを防ぐには、栄養バランスのとれた食事を摂ることで消化器の機能を改善しましょう。

イソフラボンを摂る

ホルモンバランスの乱れが原因で起こる立ちくらみや吐き気には、女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをする「イソフラボン」を摂るのが効果的です。

ただし、摂取しすぎると子宮内増殖症や更年期障害、肌荒れなどを引き起こすこともあるので注意しましょう。

まとめ

めまいや立ちくらみは、少し時間が経つと回復することもあるため放置してしまいがちです。

しかし、病気が原因のこともあるので気になる症状がある場合や、頻繁に起こる場合には早めに医療機関を受診することをおすすめします。

また、生活習慣の改善はめまいや立ちくらみの予防に効果的なので、できるだけ規則正しい生活を心がけ、身体の調子を整えることで症状の緩和が期待できます。

 

執筆者:荒牧内科 院長 荒牧竜太郎 先生

執筆・監修ドクター

荒牧 竜太郎
荒牧 竜太郎 医師 荒牧内科 院長 担当科目 内科/呼吸器内科

経歴1998年 埼玉医科大学 卒業
1998年 福岡大学病院 臨床研修
2000年 福岡大学病院 呼吸器科入局
2012年 荒牧内科開業

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

関連コラム

「めまいや立ちくらみが起こる7つの原因とは?対処法や危険なケースも紹介」以外の病気に関するコラムを探したい方はこちら。

関連する病気

「めまいや立ちくらみが起こる7つの原因とは?対処法や危険なケースも紹介」に関する病気の情報を探したい方はこちら。