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良性発作性頭位めまい症

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差
  8. 編集部脚注
小形章 先生

【執筆・監修ドクター】

おがた耳鼻咽喉科 小形 章 先生

概要

良性発作性頭位眩暈症とは?

良性発作性頭位眩暈障(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)は、頭を動かした時におこる眩暈(めまい)です。朝、目が覚めて起き上がる時や大きく姿勢を変えた時などにおこります。安静にしていることで眩暈が落ち着きますが、めまいが原因で吐き気がしたり、嘔吐することもあります。

この症状は、内耳の奥にあって平衡感覚を感じ取るための「耳石」という器官が内耳の奥に入り込んでしまうことでおこります。症状があれば安静にする必要がありますが、ない時に頭をゆっくりと動かし、耳石の位置を戻すといった治療が可能です。

症状

頭を動かしたとき(起床、寝返り、振り向きなど)に起きる短時間の(回転性)めまいや嘔気、嘔吐といった症状があります。

診療科目・検査

安静にして治るなら、嘔気、嘔吐などが治ってから耳鼻咽喉科、脳神経内科を受診しましょう。

安静にしてもめまい、嘔吐が治らない場合は救急外来を受診を検討しましょう。

眼振検査、聴力検査、頭部画像検査(CT、MRIなど)を行ないます。

原因

内耳にある耳石が三半規管に入り込み、頭を動かしたときに三半規管の中を動いてしまうことが原因です。

 

治療方法と治療期間

めまい発作時は安静にすることが大切です。症状が軽くなったら頭を動かすなどのリハビリをおこないます。補助療法としてめまい止め、吐き気止めなどの内服薬を服用することもあります。

多くは数日から1週間程度で治るが、軽いふらつきは数週間続くことがあります。再発することもあります。

 

治療の展望と予後

数日で自然に軽快することが多いが、繰り返すことがあります。

ろれつが回らない、手足の動きが悪いなどの症状がともなうならば脳卒中が疑われるので救急や脳神経外科、脳神経内科で診察を受けましょう。

 

発症しやすい年代と性差

成年に多く、小児に少ない傾向がみられます。

編集部脚注

※1 耳石 (じせき)

耳石は、「内耳の前庭(ぜんてい)にある器官」です。

前庭は耳石の動きにより、頭部の傾きを感じとります。
前庭は「卵形嚢(らんけいのう)」「球形嚢(きゅうけいのう)」と呼ばれる2つの部位に存在しています。
卵型嚢は「水平方向の傾き」、球形嚢は「垂直方向の傾き」を感じとります。

※2 三半規管 (さんはんきかん)

三半規管は、「半円状になった管3本が合わさった器官」です。
3本の管は、それぞれ「外側半規管」「前半器官」「後半器官」と呼ばれています。

耳は「外耳」「中耳」「内耳」にわかれています。
「鼓膜より外側」が外耳、「鼓膜~耳小骨」が中耳、「耳小骨より内側」が内耳です。

三半規管は内耳に位置しており、平衡感覚をつかさどっています。
半円状の管はリンパ液で満たされていて、リンパ液の流れ方で身体の動きを感知します。

※3 眼振検査

眼振検査は、「眼球の動きを確認する検査」です。

めまいが起きているときは、身体の平衡感覚が乱れています。
この状態では、眼球の動きが乱れます。
そこで、「めまいの有無・程度」を調べるために、眼球の動きを検査します。

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