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インフルエンザ予防接種の必要性はある?受けた方がいい理由4つと注意点まとめ

更新日:2022/11/30 公開日:2018/09/10 view数:997
インフルエンザ 予防接種 必要性

予防接種を受けるべきか迷っている人は多いのではないでしょうか。「受けたとしても100%予防できるわけではないし…」「病院に行く時間を作ってまで予防接種を受けるのはちょっと…」という方は、インフルエンザ予防接種に対する必要性を感じないかもしれません。

確かに、インフルエンザの予防接種を受けても、確実に感染を防げるわけではありません。しかし、受ければ得られるメリットがあることも確かです。予防接種を受けるか迷っている人は、この記事でメリットと注意点を確認し、受けるべきかどうかをもう一度考えてみましょう。

目次
  1. インフルエンザの予防接種を受けた方がいい理由
  2. 予防接種を受けても4割の人は発症する理由
  3. インフルエンザの予防接種に注意が必要な人
  4. まとめ

インフルエンザの予防接種を受けた方がいい理由

1.感染する確率が6割低下する

予防接種を受けている人は受けていない人に比べて、6割ほど感染する確率が低くなります。

2.感染しても重症化を防げる

予防接種を受けていれば、インフルエンザに感染しても重症化を防ぐことができます。

インフルエンザの主な症状は寒気、頭痛、高熱です。

症状が重症化すると、肺炎や気管支炎、髄膜炎(※1)に発展することがあります。

ひどい場合には、インフルエンザ脳症(※2)を発症し、命を落とすケースもあります。

※1髄膜炎とは、脳を覆う髄膜が炎症を起こす病気です。高熱、嘔吐、頭痛、後頭部の硬直などの症状が現れます。

※2インフルエンザ脳症とは、インフルエンザの重い合併症です。子どもは熱性けいれんを起こしやすく、重症化すると死亡する例もあります。

インフルエンザ最大のリスクは重症化とそれによって死に至ること

マスクの女性

厚労省は、以下のような内容を発表しています。(※)

65歳以上の高齢者に対しておこなった調査において、

  • インフルエンザにかかった人のうち、34%~55%は予防接種を受けていればインフルエンザにかからずに済んだ
  • インフルエンザにかかり死亡した人のうち、82%は予防接種を受けていれば死亡せずに済んだ

免疫力の低い乳幼児に対しては、

  • 予防接種を受けておけば、インフルエンザの発症を20~60%抑えられる効果があるとされている

免疫力の低い高齢者や乳幼児は特に、予防接種を受けることで得られる効果は大きいと言えます。


※【参考】厚生労働省 平成29年度インフルエンザQ&A

3.周囲への感染を防ぐ

3世代

インフルエンザは感染力が強いウイルスです。

自分が感染すると、周囲の人に感染してしまうことがあります。

とくに周りに子供や高齢者、妊婦などがいる場合には、周囲への感染を防ぐためにも予防接種を受けるようにしましょう。

体力や免疫力がある人も注意

体力や免疫力のある人はウイルス感染しにくく、症状が軽く済む人もいます。

そのため、予防接種を受けなくてもいいと思う人もいるかもしれません。

しかし、インフルエンザウイルスは通常の風邪のウイルスよりも感染力が高いため、安心はできません。

仮に感染したあとの症状が軽く済んだとしても、ウイルスを保持している間は周囲の人に感染させてしまう危険性があります。

体力があり免疫力が高くても、予防接種を受けておくことは大切です。

予防接種を受けても4割の人は発症する理由

予防接種

予防接種のワクチンは、100%発症を予防するものではありません。

そのため、10人中4人の人は予防接種を受けていても、インフルエンザにかかってしまいます。

予防接種を受けてもインフルエンザを発症しやすいのは、免疫力の低い高齢者や乳幼児が多いです。

しかし、ワクチンの効果には、「重症化を防ぐ」というものもあります。

この効果は、予防接種を受けたほとんどの人が受けられるメリットです。

そのため、予防接種自体に意味がないわけではありません。

1.ワクチンとインフルエンザの型が合わない

ABC

接種したワクチンと、感染したインフルエンザの型が異なる場合、予防接種を受けていても感染することがあります。

インフルエンザにはA型、B型、C型と3つの型のタイプがあります。

とくにA型は毎年進化して新種の型となることが多く、ワクチンを予想することが難しいといわれています。

そのため、予防接種を受けていても感染してしまうことがあります。

型があっていればワクチンの効果は同じ

ただし、A型は症状が重く気づきやすいため、比較的軽いB型やC型よりも、ワクチンの効果が実感しにくいかもしれません。

2.免疫力が低下している

体力が低下して免疫力が落ちている場合は、予防接種を受けていても免疫がつかず、感染してしまうケースもあります。

予防接種を受けているからと安心せずに、自分でも予防を行うことが大切です。

3.接種時期が遅すぎた・早すぎた可能性

インフルエンザがすでに流行している時期に予防接種を受けると、ワクチンの効果が十分に発揮されないことがあります。

予防接種を受けてから免疫がつくまで3~4週間かかるため、免疫が作られている間に感染してしまうことがあるためです。

この場合、「接種時期が遅すぎた」と言えるかもしれません。

一方、医療機関でおこなっている時期に予防接種を受けておけば、早すぎることはほとんどありません。

インフルエンザの予防接種に注意が必要な人

!

以下に挙げる人は、インフルエンザの予防接種を受けられるか、事前に医師に相談しましょう。

1.卵アレルギーがある

卵アレルギーによるアナフィラキシーショックを起こす可能性がある人は、予防接種を受けることはできません。

インフルエンザのワクチンの中に、卵の成分が含まれているためです。

アレルギーが軽度であれば接種が可能なこともありますが、必ず医師に相談してから受けるようにしましょう。

2.重篤な病気を抱えている

重篤な病気を抱えている人は、予防接種を受けることで具合が悪くなることがあります。

治療中の病気がある人は、受ける前に必ず医師に相談しましょう。

まとめ

クローバー

インフルエンザの予防接種を受けても、必ず感染しないというわけではありません。

しかし、予防接種をしていない人に比べると感染の確立を下げることができ、感染してしまったとしても重症化を防ぐことができます。

インフルエンザは、高齢者や子供は重症化しやすく、死亡するケースもある怖い病気です。

重症化を防ぐためにも予防接種は受け、手洗いうがいなど自分でできる予防もしっかりと行うことが大切です。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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