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インフルエンザのうつる期間や確率とは?学校や会社はいつまで休む?

更新日:2017/11/28 公開日:2017/11/28 view数:1,944

インフルエンザは感染力が強く、毎年冬になると流行します。

例年11月頃から患者数が増え始め、1月から2月に流行のピークを迎えます。

この記事では、インフルエンザはどのようにしてうつるのか、うつる期間や予防法について解説します。

目次
  1. インフルエンザの感染について
  2. なぜ、インフルエンザは感染力が強い?
  3. インフルエンザがうつる確率と予防法
  4. まとめ

インフルエンザの感染について

インフルエンザウイルス

1.インフルエンザの感染経路

インフルエンザの感染経路は、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染(せっしょくかんせん)の2つです。

飛沫感染

『飛沫感染』は、インフルエンザに感染した人のせきやくしゃみ、話しているときの唾液などが飛び散り、吸い込むことでうつります。

インフルエンザウイルスは、唾液などに含まれる『飛沫』(水分を含む小さな粒子のこと)に含まれます。健康な人の口や鼻を通って体内へと入り込み、体内でウイルスを増殖させます。

接触感染

『接触感染』は、感染した人の手に触れたり、感染した人が触れたドアノブや手すり、スイッチなどに触れたりしてうつります。

インフルエンザ感染した人の手に、咳やくしゃみの飛沫、鼻水などがついていると、触れることによって他の人の手にウイルスがうつり、その手で鼻や口に触れると、体内へとウイルスが入り込んでしまいます。

2.インフルエンザが感染する期間

潜伏期間もうつるのか?

インフルエンザ潜伏期間

インフルエンザの潜伏期間は、感染後1~4日間(平均2日間)です。

潜伏期間の感染力は、発症しているときよりも弱いものの、感染する可能性はあります。

潜伏期間中、感染している人も自覚がないことがほとんどなので、この間の接触を防ぐことは難しいです。

発症中

インフルエンザ 高熱

高熱などの症状を発症すると、感染力は増していきます。ピークを迎えるのは、発熱から3日後だといわれています。

発症前日から、発症後3~7日の間は、鼻やのどからインフルエンザウイルスを排出します。その期間はとくに感染力が強いので、外出を控えるなど、二次感染の予防につとめましょう。

症状が治まったあと

熱が下がると、排出されるインフルエンザウイルスの量は減少します。

とはいっても、ウイルスの排出は続いています。排出期間の長さは個人差がありますが、せきやくしゃみなどの症状が続くようであれば、感染する可能性があります。

マスクなどを着用し、周りの人に感染させないよう注意しましょう。

3.学校や会社にはいつからいける?

学校は熱が下がって2日経ってから

インフルエンザ 出席停止

インフルエンザにかかったら、『学校保健安全法』により、「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」は、出席を停止するよう定められています。

幼児は、熱が下がって3日経つまで出席停止

幼児の場合は、解熱後3日が経つまでが出席停止期間です。

会社も、なるべく2日経つまでは休むことをおすすめ

会社も、周りの人に感染させる可能性があるため、学校と同様の期間は休むことをおすすめします。

ただし、病状によって感染のおそれがないと医師が判断した場合は、この限りではないとされています。

なぜ、インフルエンザは感染力が強い?

1.インフルエンザは、あっという間に増殖する

インフルエンザ増殖

インフルエンザの感染力が強い理由は、ウイルスの増殖の速さ』にあります。

インフルエンザは、体の中に侵入すると、『上気道』(喉と肺の入り口の間)や肺に付着してから、わずか20分ほどで細胞内まで到達します。

上気道 イラスト

その後、ウイルスはどんどん増殖します。1つのウイルスが、8時間後には100個になり、16時間後に1万個、24時間後には100万個にもなります。

この「速さ」によって潜伏期間は短く、次々に発症するため、感染者が急激に増えます。

2.インフルエンザの流行が続く期間

インフルエンザの感染者が急激に増えると、流行は3~4週間ほど続き、減少していきます。

そのため学校や会社などで、インフルエンザが流行していたら、3~4週間たつまでは、特に感染に気をつける必要があります。

インフルエンザがうつる確率と予防法

1.インフルエンザがうつる確率はどれくらい?

インフルエンザ 感染割合

周囲にインフルエンザにかかっている人がいる中で、インフルエンザに感染する確率は、10%前後といわれています。

しかし、体力や年齢等によっても異なるため、はっきりとは分かっていません。

ただ、家族間で感染することが多く、子どもの看病をしている親へ感染する可能性は高いといわれています。その理由は、飛沫感染や接触感染を受けやすい状態にあるからだと考えられます。

2.インフルエンザの感染を予防するために

インフルエンザの感染を予防するためには、次のことに気をつけましょう。

流行前にワクチンを接種する

インフルエンザ 予防接種

インフルエンザのワクチンを接種しておくことで、感染しても発症する可能性が低くなります。また、発症した場合の重症化を防ぐ効果も見込まれます。

マスクを着用する

飛沫感染を防ぐため、マスクを着用しましょう。

また、インフルエンザに感染した人も、家族にうつさないためにマスクを着用することをおすすめします。

マスクを着用していないときでも、咳やくしゃみが出るようであれば、人に向けないようにして、口と鼻を覆いましょう。そして、覆った手はすぐに洗ってください。

外出したら手洗い・アルコール消毒を

インフルエンザ 手洗い

外出から帰ってきたら、流水や石けんで手を洗い、アルコールを使って消毒しましょう。

適度な湿度を保つ

空気が乾燥すると、気道の粘膜の防御機能が低下します。

加湿器などを用いて、50~60%の湿度を保つよう、心がけましょう。

十分な睡眠とバランスのとれた食事をとる

体の抵抗力を高めるため、しっかり休養しましょう。

また、1日3食、バランスよく食事をとることも大切です。

人混みを避ける

インフルエンザの流行期は、なるべく人混みを避けましょう。

特に妊婦や高齢者は免疫力が弱い状態にある方が多く、基礎疾患がある確率が高いため、注意する必要があります。

どうしても外出する必要があるときは、マスクを着用し、できる限り短い時間ですむようにしましょう。

まとめ

インフルエンザは、感染力の強い病気です。

うつらないようにするには、マスクの着用したり、手洗い・消毒をしたりして、『飛沫感染』や『接触感染』を防ぐことが大切です。

また、流行期前にインフルエンザのワクチンを接種しておくと、重症化の予防になります。

さらに、日頃から十分に睡眠をとり、バランスよく食事をとって、体の抵抗力を高めておきましょう。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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