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インフルエンザワクチンの効果はいつからいつまで続く?防ぐ確率は?

更新日:2017/12/04 公開日:2017/12/04 view数:824
インフルエンザ ワクチン 効果

インフルエンザワクチンを接種しておくと「インフルエンザにはかからない」と安心される方も多いかもしれません。

しかし、必ずしもそうとは言い切れないのが今の医療の現状です。

では、どのような場合に効果が出なくなってしまうのでしょうか?

この記事では、インフルエンザワクチンの効果や持続期間、効く確率について解説します。

目次
  1. インフルエンザワクチンって効果はあるの?
  2. インフルエンザワクチンはどうやって作られる?
  3. インフルエンザワクチンの種類と効果
  4. ワクチンは2回接種のほうが、効果が高まる?
  5. まとめ

インフルエンザワクチンって効果はあるの?

1. インフルエンザワクチンは感染を完全にはおさえられません!

ワクチンでは感染を完全にはおさえられない?

インフルエンザが流行する12月~3月までに、インフルエンザワクチンの接種を受けられる方も多いでしょう。

しかし、予防接種を受けたからといって、インフルエンザにかからないとはいえません。

インフルエンザのワクチンには、ウイルスの感染を完全におさえる働きはないのです

2.インフルエンザワクチンの効果は!?

インフルエンザワクチンの効果は?

症状をおさえ、重症化を防ぐ効果があります

インフルエンザウイルスが増えると、数日の潜伏期間ののちに、さまざまな症状を発症します。

インフルエンザの潜伏期間は1~3日といわれていますが、潜伏期間は症状がほとんどありません。そのため、感染を自覚して発症を防ぐのはとてもむずかしいのです。

しかし、ワクチンを接種している場合は、発症そのものをある程度おさえられることが認められています。

発病そのものや重症化を予防できます

感染した場合は、発病そのものや重症化を防ぐ効果はあるとされています。

人それぞれですが、風邪程度の熱や微熱程度で治まる、発熱と頭痛はあるがのどの痛みや鼻水は出ない、などの効果があるとされています。

3.予防接種の効果はいつからいつまで?

効果はいつまで持続するの?

一般的には、接種をしてから2週間目~5か月間程度は効果が持続するとされています。

効果には個人差もあるため、あくまで目安と考えてください。

インフルエンザワクチンはどうやって作られる?

インフルエンザのワクチンはどうやって作られているの?

毎年冬が近づくにつれて、「今年は○型のインフルエンザが流行りそう…」「インフルエンザの○型が検出された」などの情報を耳にすることがあるでしょう。

それらの情報は、WHO(世界保健機関)や国立感染症研究所が、世界各地でインフルエンザウイルスの観測を実施したうえで、その年に流行する型を予測したものです。

日本では、その予測をもとに厚生労働省の指導のもとインフルエンザワクチンが作られています。

インフルエンザワクチンの種類と効果

1. インフルエンザワクチンは3種類から4種類へ

インフルエンザワクチンは4種類に

今までは3つのワクチンが主流でした

今まで、人間に感染するインフルエンザウイルスは『A/H1N1pdm09型』『A/H3N2型』『B型』の3種類だとされてきました。そのため、3つをあわせて「3価ワクチン」とよんでいました。

現在はB型も2種類になり、4つのワクチンが主流です

近年、世界的にB型にも2種類あり、それぞれが混ざった症状や反応が出ています。

そのため、現在ではA型・B型それぞれ2種類ずつの「4価ワクチン」となりました。

2.インフルエンザワクチンが効く確率は?

インフルエンザワクチンが効く確率は?

「接種をしたインフルエンザワクチン」と「流行しているインフルエンザの型」が一致したときにワクチンが効く確率は、健康な大人と子どもの場合以下のようになります。

大人の場合は70%~90%

型別の有効性は、A型が80%前後、B型は一般的にA型より低く50%前後と報告されています。

子どもの場合は差が大きい!

子どもの場合は、インフルエンザワクチンの接種を1回しか受けていない場合と2回受けた場合で差があります

また、もともと持っている免疫力もそれぞれちがいます。

厚生労働省の調査では、6歳未満の子どもに対する効果は発熱を基準として20%~30%というものがあります。

3.ワクチンは、流行の予想が外れたら効果がない?

流行の予想が外れたら効果がない?

流行する型によって効果の差が出る

先にも述べたように、インフルエンザウイルスは流行する型が毎年ちがいます。

そのため、その年の流行を予想してインフルエンザワクチンが作られます。

また、流行の型を予想する技術が高まっているものの、インフルエンザウイルスが進化して別のウイルスに変化してしまうため、予想が外れることもあります。

そのため、「今年は効果てきめんだった」「今年は外れて効果がイマイチだ」ということが起こります。

流行の予想が外れた場合の効果は?

流行の型の予想が外れた場合、「インフルエンザウイルス」と「インフルエンザワクチン」が一致しないため予防効果は低くなります

しかし、型が一致しなかったとしても、予防効果がまったくないわけではなく症状をやわらげる働きや重症化を防ぐ働きはあります。

ワクチンは2回接種のほうが、効果が高まる?

1.子どもの場合は、年齢によって摂取量がちがう!

子どもの場合は、年齢によって摂取量と回数がちがう!

厚生労働省の発表では、年齢によりインフルエンザワクチンの摂取量と接種回数は以下のようになっています。2回接種の場合は2~4週間隔で接種をします。

子どもの年齢 ワクチンの量と回数
6ヶ月以上3才未満 1回に0.25mlを2回接種
3歳以上13歳未満 1回に0.5mlを2回接種
13歳以上 1回に0.5mlを1回接種

2.大人の場合は基本的に1回

13歳以上は、基本的にインフルエンザワクチンの接種は1回です。

しかし、基礎疾患(慢性疾患)を持っていて免疫がかなり低い場合、医師の判断で2回接種となることがあります。

まとめ

「インフルエンザワクチンの効果」まとめ

インフルエンザワクチンの効果は個人差があるものの、接種後2週間から長い場合で6ヶ月程度は持続します。

自分の体調や予定に合わせてかかりつけ医と相談しながら、インフルエンザワクチンをいつ何回接種するか検討してみましょう。

インフルエンザワクチンの予防接種をしたからといって、インフルエンザに感染しないというわけではありません。

「インフルエンザにはかからない!」と安心しきらず、日頃から予防して過ごしましょう。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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