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コロナ検査

新型コロナウイルスの検査はどこで受けられる?費用は?種類や検査方法を解説

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目次
  1. 新型コロナウイルスの検査について
  2. どんな検査があるの?
  3. PCR検査あるいは抗原検査で、「陽性」と判定されたら保健所や医師の指示に従う
  4. 全国の検査数
  5. まとめ

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「熱がしばらく続いている、咳が出る‥もしかして新型コロナウイルスかも?」
「症状はないけど、すでに抗体を持っているのか気になる‥」

新型コロナウイルスの流行している現在、似たような症状があると心配になる方も多いと思います。

しかし、インフルエンザのような感染症とは異なり、どこの病院でも検査をしてもらえる、というわけではありません。

また、検査の種類も複数あり、何をどのように受ければいいのかわからないという声も少なくないと思います。

そこでこの記事では、新型コロナウイルス感染症の検査の種類やその違い、費用、受けられる場所などを解説します。

新型コロナウイルスの検査について

息苦しさや倦怠感などの症状があれば検査を

新型コロナウイルス感染症の相談・受診目安として、下記の症状があげられます。

・息苦しい、強い倦怠感、高熱、いずれかの症状がある場合
・重症化しやすい方※で、熱や咳などの比較的軽い症状がある場合
※高齢者、心不全、糖尿病、呼吸器疾患などの基礎疾患がある方、透析を受けている方、抗癌剤治療や免疫抑制剤を使用している方、妊娠中・妊娠の疑いがある方
・上記以外で、熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合

このような症状がある場合、新型コロナウイルス感染症が疑われるため、まずは「帰国者・接触者センター」に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。
帰国者・接触者センターや医師が「検査が必要である」と判断すれば、指定の医療機関等で検査を受けることができます。

体調が優れないと思ったら、学校や会社は休み、熱がある場合は毎日体温を測定しておきましょう。

上記の症状がない方でも、以下のようなケースに当たる場合は、本人の希望で自由診療(全額自己負担)で検査を受けることのできる医療機関もあります。

・家の近所でクラスター感染が報告されたので心配になった
・知り合いが感染したと聞いて、不安になった
・乳幼児や祖父母と会う前に、自分が相手に感染させないためにも検査しておきたい
・その他、現在感染しているかどうか知りたいという本人の希望がある場合

どんな検査があるの?

新型コロナウイルスの検査方法は大きく分けて「PCR検査」「抗原検査」「抗体検査」の3つがあります。それぞれ、結果の出る早さや精度等が異なっていて、どれにもメリットやデメリットがあります。

「PCR検査」は、検体を採取し、検体の中に含まれるウイルスの遺伝子を検出する方法です。精度は高いとされています。

「抗原検査」は、ウイルス由来のタンパク質(これを「抗原」といいます)があるかどうかを調べる検査です。30分ほどで結果が出ます。ただし、一定以上のウイルスの量が必要なため、無症状や感染初期の診断には向いていないとされています。精度はPCR検査に比べると劣るといわれています。

PCR検査と抗原検査の2つの方法が、検査をした時点で体内にウイルスが存在するのかどうかを調べるのに対し、「抗体検査」は、ウイルスに対する「抗体」(免疫物質)があるかどうか、つまり過去にウイルス感染があったかどうかを調べる検査です。

新型コロナウイルスの診断のために保険収載されている検査方法は、「PCR検査」か「抗原検査」です。
いずれの検査を受けるかどうかは、医師や「帰国者・接触者センター」が判断します。検査が必要と判断されれば、指定された医療機関で検査を受ける必要があります。

実際にどの検査を行うかは、医師や保健所の判断に従いましょう。「抗体検査」に関しては、日本では保険収載されていませんので、一般の医療機関で新型コロナウイルスの診断に用いることはありません。

PCR検査

・検査でわかること

検査の時点で、ウイルスそのもの、あるいはウイルスの遺伝子(※)が体内に存在するかどうかがわかります。
※つい最近まで生きたウイルスが体内にいたが、検査の時点ではもう生きたウイルスは存在しないような場合も検出することがあります。

つまり、「陽性」だからといって「感染」を意味するわけではありません。比較的最近まで感染していた、体内にウイルスはいても発症はしていない、という場合でも「陽性」の結果になることがあります。

・検査方法

鼻から専用綿棒を入れ、鼻咽頭ぬぐい液を採取する。
無症状もしくは症状が出てから9日以内であれば唾液でも検査可能。

・検査対象者

発症からの日数に制限なし。無症状の場合も検査可能。

・費用

症状があり、「帰国者・接触者相談センター」で検査が必要といわれた場合の検査は実質無料(※)です。
※医療機関の初再診料など診察費用は自己負担になります。

症状がないものの不安などの個人的な理由で検査をする場合は、自由診療を提供している一部の医療機関で検査を受けることになりますが、全額自己負担になります。

症状がある場合

一部地域で医師会が設置する「地域外来・検査センター」、各都道府県などが指定する医療機関で検査を受ける場合、検査費用はかかりません。ただし、初再診料など診察にかかる費用は公費の対象に含まれません。

症状がない場合

仕事で検査をする必要がある、高齢者や乳幼児と接する前に検査をしたい、などといった自己都合の場合の検査は自費になり、その費用の相場は20,000円~40,000円ほどです。

・所要時間

検体を検査機関に送る必要があるため数時間~数日かかります。

・検査実施場所

帰国者・接触者相談センターや、各都道府県が指定する医療機関で検査を受けます。
一部地域の医師会が設置している「地域外来・検査センター」

抗原検査

・検査でわかること

検査の時点で、ウイルス由来のタンパク質が同定されるということですので、「陽性」の場合は、その時点で体内にウイルスそのものがいることを示します。PCR検査より感度は劣ります。

検出には一定の量のウイルスが必要なため、感染してからまだ時間が経過していないような場合には検出されないこともありますが、これは現在医療機関で広く行われているインフルエンザ診断の簡易検査と同じ原理を利用しているからです。

・検査方法

鼻から専用綿棒を入れ、鼻咽頭ぬぐい液を採取する。
抗原定量検査ではPCR検査同様、無症状者および発症から9日目までの有症状者であれば唾液も検体として利用できる。
※発症から10日目以降で陰性判定の場合は、確定診断としてPCR検査が必要になる。

・検査対象者

定量検査:発症からの日数に制限なし。無症状でも検査可能。
定性検査:有症状者のみで発症2日目から検査可能。発症10日目以降で陰性判定の場合は確定診断として鼻咽頭PCR検査を行う必要がある。

・費用

PCRと同様、「帰国者・接触者相談センター」で検査が必要といわれた場合の検査は実質無料(※)。
※医療機関の初再診料など診察費用は自己負担になります。

症状がないものの不安だから‥といった個人的な理由で検査をする場合は全額自己負担になります。

・所要時間

30分程度
※定量検査では検査機関への輸送などの時間が追加でかかります。

・検査実施場所

帰国者・接触者相談センターや各都道府県が指定する医療機関、一部地域の医師会が設置している「地域外来・検査センター」に自分で予約を入れます。

抗体検査

・検査でわかること

過去に新型コロナウイルスに感染していたことがあるかどうかがわかる可能性があります。

「陽性」となった場合には、過去に新型コロナウイルスに感染していた可能性があります。ただし現時点(2020年8月19日現在)では「陽性」でも、新型コロナウイルスに対する免疫が十分にあるかどうかまではわかっていません。

また「陰性」だった場合は、新型コロナウイルスに対する免疫がないということになりますので、引き続き感染予防に気を配る必要があります。

・検査方法

指先から血液を少量採取し、キットに入れ薬液を垂らし反応をみます。

・検査対象者

現在は何も新型コロナウイルス感染を疑うような症状はないが、過去に感染があったかどうか知りたい方。
新型コロナウイルスに対する抗体があるかどうか気になる方。

・費用

全例全て自由診療による自己負担になります。
医療機関によって異なり、相場は5,000~10,000円ほどです。

・所要時間

検査キットによって異なり、数分で結果が出るものもあれば数日かかるものもあります。

・検査実施場所

一般のクリニック、病院で取り扱っているところもあります。

その他

このほかにも、胸部CTで肺炎が起こっているかの確認を行うこともあります。

胸部CT検査は感度が高く、無症状でも異常が発見できる場合もあります。新型コロナウイルス感染の診断は、 問診、臨床症状、胸部CT検査などの画像診断、抗原検査ないしはPCR検査などを、組み合わせて総合的に行う必要があります。

PCR検査あるいは抗原検査で、「陽性」と判定されたら保健所や医師の指示に従う

PCR検査あるいは抗原検査で「陽性」と判定されたら、診察した医師が保健所に届け出ることが義務づけられています。また、陽性と判定された方には、感染症指定医療機関への入院の案内がされます。ただし、軽症の場合は自宅療養や施設療養になることもあるため、保健所や医師の指示に従うようにしましょう。

妊娠している方や高齢者など重症化しやすい方は、ほとんどの場合で入院措置がとられます。

「陰性」と判定されても要注意

「偽陰性」という、本当は「陽性」であるにもかかわらず「陰性」であると判定されてしまうことがあるため、PCR検査あるいは抗原検査で「陰性」となった場合でも少し注意が必要です。

新型コロナウイルスのPCR検査では、本当は「陽性」であるにもかかわらず「陰性」という結果になる「偽陰性」が30%程度あるとされています。

症状が軽い場合などは、自分が感染していることに気づかず、知らない間にウイルスを拡散させてしまう可能性もあります。

そのため、一度「陰性」と判定された後で、臨床症状などを総合的に判断した上で、再検査を行うこともあります。その場合は、しっかりと医師や保健所などの職員の指示に従うようにしましょう。

全国の検査数

2020年8月23日時点の日本国内の累計検査数・陽性者数・入院者数・退院者数は以下のようになっています。

・PCR検査数:1,167,326人
・陽性者数:61,001人
・入院数:11,732人
・退院・療養解除者数:47,946人

陽性者・入院者数は4月をピークにしばらく減少傾向が続いていましたが、7月に入り再び増加してきています。
改めて、感染しないよう注意を払うことが必要です。

※出典:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について 国内の発生状況など
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html

まとめ

新型コロナウイルス感染拡大は日本でもそして世界でもまだまだ続いています。

新型コロナウイルス感染による病態も完全には解明できていませんし、効果的な治療薬の開発も研究段階です。そして、ワクチン開発もどのような経過をたどるのかもまだ予想がつきません。

まずは、自分自身が感染しないための行動と体調管理を徹底し、身近な人が感染した、似たような症状がある、といった場合には、慌てずに落ち着いて正しい行動を心がけましょう。

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