インフルエンザとはどういった病気でしょうか?
インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症で、風邪とは違い症状が急速に悪化するのが特徴です。
症状の特徴は、1~3日で38度を越える高熱、のどの痛み、頭痛、全身のだるさや関節痛などです。
流行時期は、季節性のインフルエンザの場合、11~12月頃から流行が始まり、1~3月頃にピークを迎えます。
インフルエンザとはどんな病気?

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。
風邪はさまざまなウイルスが原因となって感染しますが、インフルエンザはインフルエンザウイルスからの感染のみが発症する原因となります。
インフルエンザと風邪は初期症状が似ているため、発症してすぐは勘違いすることが多くあります。
インフルエンザの場合、発症してから1~3日で38℃を超える高熱やのどの痛み、頭痛、全身のだるさ、関節痛などの全身症状が急激に現れます。
風邪は一般的にゆるやかに症状が現れるケースが多く、このように短期間で急速に症状が悪化するのがインフルエンザの特徴と言えます。
治療は薬の服用と十分な休養、栄養補給により、1週間ほどで症状が治まることがほとんどです。
まれに肺炎や気管支炎、脳症などの合併症を引き起こし、重症化する恐れもあります。
インフルエンザの流行時期
毎年流行する季節性のインフルエンザは、例年11・12月頃から流行が始まり、1月~3月頃にピークを迎えます。
近年では4月以降にもインフルエンザの流行が続き、学級閉鎖になるケースなども見られるので、普段流行しない時期であっても注意は必要です。
2016/17年に流行したインフルエンザ
2016年に、国内で最初に流行したのは「A香港型」ウイルスでした。
2016/17年シーズンはA型が収束した4月中旬になってB型が流行し、一部の地域では新学期早々に学級閉鎖にまで追い込まれました。
「春インフル」という言葉も話題となりました。
最新のインフルエンザの流行情報については、全国の市区町村や厚生労働省のホームページにて確認していただくことができます。

【監修医】医学博士 / 内科医:
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