アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はどんな病気ですか?赤ちゃんも発症しますか?

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)
 

アトピー性皮膚炎は、あちこちの皮膚に原因のはっきりしない炎症が現れる病気です。Ⅰ型アレルギーと呼ばれるアレルギー反応(即時型アレルギー)による症状と考えられています。赤ちゃんから大人まで、幅広い世代が罹患します。

気管支喘息アレルギー性鼻炎食物アレルギーなどと並んで、広く知られるアレルギー疾患の1つです。

アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症を伴う病気

アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症を伴う病気です。かゆみのある湿疹が主な症状となり、よくなったり悪くなったりを繰り返します。

湿疹はおでこや目をはじめ、口、耳まわり、首やわき、手足の関節の内側に出やすく、かゆいからという理由でかき壊してしまうと、湿疹の範囲が拡大してしまう恐れがあります。

アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症を伴う病気

治す(完治させる)ことができるかどうか

アトピー性皮膚炎はよくなったり悪くなったりを繰り返すため、なかなか完治が難しい病気です。完治したという体験談を話す患者がいる一方、大多数の医師は完治しないという見解を示しています。

しかし、しっかりと治療を受けて生活習慣を見直すことで、症状をコントロールすることは可能です。

赤ちゃんから大人まで発症

アトピー性皮膚炎には、赤ちゃん・子供・大人によって発症部位や患部の状態が異なります。

また、発症しやすい年代は0~5歳と21~25歳に多く、46歳以上の人にも発症が見られるなど、幅広い年齢の人がかかる可能性のある皮膚疾患です。

赤ちゃん

頭や顔にできることが多く、まれに腕や足にも症状が見られます。患部の状態はじゅくじゅくしており、乾燥している範囲は少なくなっています。また、かゆみがないのが特徴です。

子供

首や腕、足といった関節部分に発症が見られるのが特徴です。赤ちゃんと比べて乾燥している部分が多くなり、ドライスキンとも呼ばれています。この頃になると湿疹にかゆみを感じるようになります。

大人

主に上半身を中心に発症が現れます。顔に赤みを帯びることが多く、かゆみを伴います。患部は乾燥の範囲が広くなり、ザラザラとした質感になるのが特徴です。

アレルギーを起こしやすいタイプとは?

家族の中に気管支喘息やアレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどのアトピー体質を持つ人がいる場合、遺伝的な要因からアトピー性皮膚炎を発症することがあります。

患者自身が過去に何らかのアレルギーを患った場合も、病気にかかりやすい体質となっているため注意が必要です。

皮膚への刺激もアトピー性皮膚炎を引き起こす一つの要因となります。皮膚を引っかくなどの物理的な刺激や、汗、汚れなどでも皮膚のバリア機能が損なわれます。

一緒に調べられている病気

アレルギー疾患

気管支喘息

アレルギー性鼻炎

食物アレルギー

板東先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。
 
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2017年12月18日

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