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目をこする子供

花粉症になった子供、どの診療科に連れて行く?

更新日: 公開日:
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目次
  1. 花粉症の子どもはアレルギー体質のことも
  2. 子どもの症状の見分け方と検査
  3. 診療科目は症状にあわせて。アレルギー専門の医院も考慮
  4. 花粉症への対策は大人と変わらない

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花粉によるアレルギー性鼻炎や結膜炎になっても、子どもの場合は“自分で病院に行く”と判断することはなかなかできません。そのため、保護者が様子をみて連れて行くことになります。

最近では冬の終わりから春にかけて流行するスギやヒノキによる花粉症になる子どもが増えています。そうした場合、実際にはどんな病院に連れて行けばいいのか迷うこともあるかもしれません。
ここでは子どもの花粉症の、症状や検査も含めて解説していきます。

花粉症の子どもはアレルギー体質のことも

花粉症は、正式にはあらわれる症状にあわせて「季節性アレルギー性鼻炎」や「季節性アレルギー性結膜炎」などという病名になります。
アレルギーは、体を守ろうと働く免疫が、体内に入ってきたものを異物として過剰に攻撃することでおこります。花粉症は、花粉が鼻や、目、のど、時には皮膚に触れた場合に免疫が働くことで、かゆみがおこり、涙や鼻水などと一緒に体の外に出そうと反応します。

「子どもに花粉症はない」と考えている人も少なくありません。確かに生後まもなく花粉症になることはほぼありません。しかし、子どもは大人よりアレルギーの症状があらわれやすいのも特徴です。
その後、成長すると「アレルギーマーチ」とよばれるさまざまなものに対してアレルギーがおこる時期に突入します。
体質などにもよりますが、さまざまな食物やハウスダストによるアレルギー、そして花粉症も発症する可能性が高くなります。

早ければ1歳から花粉症になる

花粉症に何歳くらいからかかるのかは気になるところです。最近では1歳で発症することがあります。こうしたケースでは生後1年目のシーズンに花粉に大量にさらされ、その翌年に花粉症があらわれていると考えられます。

2016年の東京都の調査では0~14歳の40.3%がスギ・ヒノキ花粉症になっています。また、毎回調査を重ねるごとに、この割合は増えています。

製薬会社による保護者へのアンケートでは、3歳頃から「子どもが花粉症だと思う」と回答している割合が増えていきます。0~10歳までを合計すると80.4%の保護者が「自分の子どもを花粉症だと思う」と回答しています。
花粉症を含め、アレルギー性鼻炎は男の子に多い傾向があります。

大人も子どもも症状は同じ

子どもが花粉症になっても、大人と違う症状があらわれることはありません。仕組みも大人と同じです。

子どもに花粉症があらわれる場合、アレルギーがおきやすい体質なのかもしれません。ハウスダストなどによる通年性アレルギーによる鼻炎や結膜炎は子どもに多いアレルギーです。これは花粉症と同時におこる可能性があります。

また、気管支喘息(きかんしぜんそく)などにも注意が必要です。気管支喘息は気管支が炎症をおこして呼吸が難しくなる病気です。子どもへの治療については治療法が確立されていますが、通年性アレルギー性鼻炎と併発することが多い病気です。

子どもの症状の見分け方と検査

子どもの場合、注意しなければいけないのは、まだ症状をうまく伝えられないかもしれないということです。そのため、鼻の症状であれば、鼻かぜによる一時的なものなのか、それとも花粉症なのか、それ以外のアレルギーによるものなのかなどを調べる必要があります。

もしかして子どもが花粉症?疑うケース

鼻がつまることで、ボーッとしていたり、目にかゆみを感じてこすったりしているかもしれません。

“目や鼻をかかないように”といくら言っても子どもは我慢できません。その結果、粘膜を傷つけてしまうかもしれません。実際、鼻をかくことで鼻血をおこしやすい傾向にあります。

鼻づまりが激しく、夜に眠らない、途中でおきる、あるいはいびきが多い場合も要注意です。

血液検査で抗体をチェックすることも

花粉症と診断するには、アレルギー性鼻炎や結膜炎の原因が、花粉によるものなのか調べる必要があります。こうした検査も子どもも大人と同じです。

診察では、まず問診で実際の症状をヒアリングし、次に鼻鏡や眼鏡などで実際に炎症がおこっていることを確認します。その後にアレルギーについての検査をおこないます。

アレルギーへの検査としてはアレルギー反応がおきていると増加する好酸球が、採取した鼻水に増えているのか確認する「鼻中好酸球検査」、皮膚をわずかに傷つけてアレルギーの原因物質であるアレルゲンをつけて反応をみる「皮膚テスト」、血液を採取してアレルゲンと思われる物質につけて抗体を測定する「血清特異的IgE抗体定量テスト」などがあります。
またアレルゲンの可能性がある物質をわずかに体内にいれ、症状があらわれるか確認する「誘発テスト」をおこなうこともあります。

皮膚テストは皮膚を傷つけるため、痛みがあります。子どもへの検査の場合、この痛みを「検査のため」と納得してくれないことも考えられます。
血清特異的IgE検査では採血だけで簡単に実施できますが、保険診療では13項目のアレルゲンまでとなります。それ以上の項目を調べる場合は自由診療となり費用負担が大きくなります。

診療科目は症状にあわせて。アレルギー専門の医院も考慮

子どもの場合、小児科への受診も可能です。アレルギー科を設けている病院もあります。また目であれば眼科に、鼻であれば耳鼻いんこう科へ受診するなど、発生した症状にあわせて専門の病院を受けてもよいでしょう。年齢の低い場合は、そうした専門医の中でも子どもを得意としている医院もあります。

もしかかりつけにしている病院があるなら、そちらで相談するのもよいでしょう。

花粉症への対策は大人と変わらない

もし花粉症と診断されたなら、目薬や点鼻薬、アレルゲンに少しずつ慣れさせる減感作療法などの治療法があります。
ただし、子どもの場合は目薬や点鼻薬を嫌がったり、3年ほどの長い期間治療の継続が必要な減感作療法を続けることを嫌がったりするかもしれません。それぞれの子どもにあわせた対応が必要です。

また、アレルゲンをさけることは治療としても有効です。花粉の季節は乳幼児でも花粉に触れないよう、大人と同じく予防を考える必要があることを覚えておきましょう。外出先から戻ったら、玄関で子どもの服を払うなど、家の中へ花粉を持ち込まないようにする工夫も大切です。
日頃から対策を積み重ねることで花粉症をおこりにくい環境にすることも重要です。

内臓や免疫の機能が成長し、アレルギー自体はおこりにくくなる可能性もありますが、対策をしないとアレルギーの症状が続き、日常生活や成長に影響を与える可能性があります。

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