「性器がかゆい」の症状から病気を調べる

「性器がかゆい」症状は、陰茎や陰嚢がかゆい、夜だけ陰部にかゆみが出るなどの状態を指します。また陰茎や陰嚢がカサカサしている、陰部にできものがある、陰毛の部分が乾燥して皮がポロポロ落ちる、等の症状を伴うこともあります。デリケートゾーンのかゆみを和らげるため、薬を試したという人もいるでしょう。

性器がかゆい症状で疑われる病気は、「疥癬(かいせん)」「いんきんたむし(股部白癬・こぶはくせん)」「汗疹(あせも)」「陰嚢湿疹」「淋病」「毛ジラミ症」「クラミジア感染症(性器クラミジア)」「性器カンジダ症」などの可能性が考えられます。
主な受診科目は、泌尿器科です。皮膚科でも診療が可能な場合もありますが、恥ずかしい場合は泌尿器科を受診するとよいでしょう。

病院・クリニックでは性器がかゆい場合、問診、視診をおこないます。疥癬(かいせん)の場合は生検、汗疹(あせも)の場合は問診がおこなわれます。そのほか、必要に応じて尿検査や組織検査などをおこなうこともあります。

性器がかゆいメカニズムや特徴は多様で、症状によって考えられる病気も年齢や持病歴によってさまざまです。症状が重い場合や症状が続く際には、早めに地域の病院を受診してください。

性器がかゆいに関連する病気を以下の病名一覧から選択すると、病気の症状・原因・治療などの詳しい情報や、何科を受診すればよいかなどを知ることができます。