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爪の縦割れ…原因は?根元の場合は治療が必要!補修と予防方法も紹介

更新日:2022/07/28 公開日:2020/12/14 view数:70,121
爪 縦 割れ

【医師監修】

爪が縦割れを起こす原因はさまざまですが、主に爪への負担が影響しています。

爪が割れていると日常生活にも支障が出てくるため、できるだけ予防したいものです。

爪の縦割れには日常生活の習慣が影響していたり、病気が関係していたりとさまざまな要因がありますが、爪への負担によるものがほとんどです。

この記事では縦割れの原因と補修・予防方法をご紹介します。

目次
  1. 爪が割れる原因
  2. 割れた爪の保護・補修方法
  3. 爪の縦割れの治療について
  4. 爪が割れるのを予防する方法
  5. まとめ

爪が割れる原因

爪が割れる原因としては、次のようなものが挙げられます。

1.家事や水仕事による刺激

水仕事

家事の途中ぶつけたり、水仕事で使う洗剤が負担になったりすると、爪が割れやすくなります。

爪は乾燥に弱いので、洗浄力の強い洗剤は特に縦割れを起こしやすいと言えるでしょう。

2.マニキュアの除光液による乾燥

マニキュア

マニキュアの除光液に含まれる「アセトン」は、爪の水分を奪い取る性質があります。

そのためマニキュアを塗る習慣があると、落とす際に爪そのものがもろくなるため割れやすくなります。

3.栄養不足

食事

過剰なダイエットなどで栄養が不足すると、爪にも栄養がいかなくなり割れやすくなります。

とくに鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血」が生じ、爪に薄い筋が入ったり割れやすくなったりするため要注意です。

4.その他

靴

足に合わない靴を履いて爪を圧迫したり、深爪をしたりといった外的要因も爪に負担をかけます。

このような要因は爪に過剰な負担をかけ、割れやすくなるほかにも変形してしまうことがあります。

5.病気

爪

次のように爪そのものが病気を起こすことで、爪が割れやすくなることもあります。

・爪甲剥離症:爪の皮が剥がれる
爪甲縦裂症:爪の根元に腫瘍ができている
・扁平苔癬(へんぺいたいせん):皮膚異常が生じている
爪白癬:白癬菌の感染により爪がもろくなる

生活習慣などに心当たりがないにもかかわらず爪が割れる場合、病気の可能性も考えられるでしょう。


割れた爪の保護・補修方法

1.保護方法

爪

縦割れがあるとその部分に髪の毛や衣類などが引っ掛かり、症状を進行させてしまいます。

そのため次のような方法でその部分を保護しましょう。

縦割れ部分を整える

割れた箇所が爪の先の方であれば、深爪にならない程度に縦割れ部分を切りましょう。また、ヤスリで整える方法もあります。

縦割れを保護する際は、周りの皮膚状態をよくみて問題がないか確認しましょう。

テーピングをする

爪が大きく割れてしまった場合、これ以上ダメージを受けないためにテーピングで保護することも大切です。

2.補修方法

爪保護

ちょっとした縦割れであれば、マニキュアのトップコートを塗ることで割れた部分を補修できます

ただし皮膚に傷がある場合は、その部分にトップコートが付着しないよう注意が必要です。

接着剤やジェルネイルはNG

自己判断で接着剤やジェルネイルといった溶剤を使う方もいらっしゃいますが、この方法は爪に刺激を与えて悪化する可能性があるため、おすすめしません。

爪の縦割れの治療について

1.治療は必要?

治療

爪に次のような症状がある場合、病院で治療を受けることをおすすめします。

・もろい
・剥がれやすい
・割れやすい
・白い線が目立つ
・爪の根元に縦割れがある

爪が割れるというのは外側に表れた症状で、見えない部分にもっと重篤な病気が隠れている可能性もあります。

爪の縦割れが長期化するなら、病院を受診しましょう。

何科を受診すれば良い?

爪の縦割れは皮膚科もしくは形成外科を受診しましょう。

2.治療方法

治療

単なる縦割れの場合

病院では問診の後、症状に応じて爪に浸透しやすい保湿剤やステロイド剤が処方されます。

これらは日常生活の中でこまめに塗りましょう。

場合によっては内服薬が処方されることもあります。

病気が関係している場合

爪の根元に腫瘍や疾患など何らかの原因があると、爪が薄く剥がれたり縦に割れたりすることがあります。これは「爪甲縦裂症」という状態です。

また病気と言うには大げさですが、爪白癬(爪水虫)の可能性もあります。

この場合は爪が白く濁ってくるのが特徴的です。

爪が割れるのを予防する方法

爪が割れるのを防ぐには、下記に注意して過ごしましょう。

1.足に合った靴を履く

靴

足の爪がよく縦割れを起こす場合、サイズや形状が足に合っていない可能性があります。

こういった靴はなるべく避け、自分に合ったものを選びましょう。

2.乾燥に注意

爪

爪は乾燥によって割れやすくなるため、次のような乾燥対策をとりましょう。

洗剤や水の刺激を避ける

洗剤や水は乾燥を加速させ、爪の縦割れを誘発します。

水仕事の際はゴム手袋を着用し、洗剤や水に爪がさらされるのをなるべく避けましょう

使用している洗剤を、刺激の少ない天然成分のものに変えるという方法も有効です。

ノンアセトンタイプの除光液を使う

除光液に含まれる「アセトン」は爪の水分を奪うため、乾燥を助長して爪を割れやすくします。

そのためマニキュアを落とす際は、ノンアセトンタイプの除光液を使用しましょう。

ハンドクリームを塗る

ハンドクリームを使用して乾燥を防ぐ方法も有効です。

使用する際は肌だけでなく、爪にも塗りましょう。

3.栄養をとる

栄養

爪はたんぱく質によってつくられているため、食事からすすんで摂りましょう。

またたんぱく質以外にも、次の栄養素を摂るのもおすすめです。

・亜鉛:たんぱく質の合成に必要
・カルシウム・鉄分:爪の再生に必要
・ビタミンA・B2・B6・C:爪の成長に必要

4.爪を補強する

ケア

爪の縦割れが起こった後ではなく起こる前に、予防としてベースコートやトップコートを使用する方法もあります。

これらには爪を補強する働きがあり、爪が割れるのを未然に防いでくれます。

特にベースコートは、爪の保護に必要な成分を含んだ商品もあるため、試してみると良いでしょう。

ただし、自分の爪に合わないものだと逆に負担となるため注意が必要です。

まとめ

爪は栄養状態を表すバロメーターとも言えるため、この部分が弱っているということは栄養が足りていない可能性があります。

ほかにも物理的な刺激や何らかの病気など、考えられる原因はさまざまです。

爪が頻繁に割れたり形状に異変がみられたりしたら、早めに病院を受診しましょう。

執筆・監修ドクター

廣瀬 嘉恵
廣瀬 嘉恵 医師 銀座よしえクリニック 総院長 担当科目 皮膚科

経歴1989年 東京大学医学部大学院入学
1995年 東京大学医学部大学院卒業、博士号取得
1998年 東邦大学付属大橋病院皮膚科勤務
2001年 河北総合病院出向
2003年 東邦大学付属大橋病院皮膚科勤務
2003年 医療法人社団 優恵会 ひろせ皮フ科開設
2008年 医療法人社団 優恵会 ベル・ポークリニック理事長就任
2012年 医療法人社団 優恵会 銀座よしえクリニック院長就任
2015年 医療法人社団 優恵会 銀座よしえクリニック総院長就任

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