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ウイルス性胃腸炎(ういるすせいいちょうえん)とは
ウイルス性胃腸炎の症状
主な症状は、発熱、腹痛、せき、嘔吐、下痢です。
原因となるウイルスによって、熱が出やすい場合と出にくい場合とがあります。
感染後24~48時間後には症状があらわれはじめます。風邪の症状に加え、腹痛や下痢の症状がおこるため「おなかの風邪」と呼ばれることがあります。
高齢者の場合、嘔吐物が気管に入り(誤嚥性)肺炎をおこすこともあります。
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ウイルス性胃腸炎の診療科目・検査方法
診療科目は内科です。
ただし、受診しても、取り立てて効果のある治療が受けられるわけではありません。脱水症状がひどい場合や、乳幼児や高齢者など免疫力が低い患者さんは受診してください。
通常は、症状から診断されます。迅速診断キットを使ったウイルスの抗原検査などおこなうこともあります。
ウイルス性胃腸炎の原因
ウイルス性胃腸炎の予防・治療方法・治療期間
嘔吐や下痢の症状があっても、吐き気止めや下痢止めなどの薬は使いません。
嘔吐と下痢が続き、脱水症状が心配される場合は、点滴静脈内注射をおこなうこともあります。嘔吐は平均3日程度で落ち着きます。
一方、下痢は5~9日程度続くことがあります。嘔吐と下痢によってウイルスが身体の外へ出てしまえば、症状は落ち着きます。
ウイルス性胃腸炎の治療経過(合併症・後遺症)
通常は、水分補給をしながら安静にすることで症状が落ち着きます。死亡につながることはあまりありません。
しかし、高齢者などの場合は、嘔吐物を喉に詰まらせて呼吸困難になることで死亡する場合があります。そのため、感染しないようにすることが重要です。
ウイルス性胃腸炎になりやすい年齢や性別
乳幼児や高齢者などの免疫力が低下している人がかかりやすいとされています。かかりやすさに性別による違いはありません。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業
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