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家庭でのノロウイルス対策!看病での感染を防ぐには?消毒方法について

更新日:2018/05/10 公開日:2018/05/10 view数:637
ノロウイルス 対策

ノロウイルスは、冬場に流行する、感染力の強いウイルスです。

感染した人の看病をしていて、自分も感染してしまう、というケースも多いです。感染を防ぐために、前もって対策をしておきましょう。

この記事では、看病での感染予防対策や、調理時はどれくらい加熱する必要があるか、正しい手洗いの方法について解説します。

目次
  1. ノロウイルスについて
  2. ノロウイルスを予防するための対策
  3. まとめ

ノロウイルスについて

1.ノロウイルスの特徴

冬

ノロウイルスは、10月から2月の寒い時期に流行するウイルスです。

おもに、次のような特徴があります。

  • 人の体内に入り、数個程度でも腸管で増殖する
  • 乾燥に強く、長期間生存する
  • ウイルスの中でも比較的小さい
  • 人から人へ感染する
  • アルコールは効かない(ノロウイルスはアルコールへの抵抗力を持つため)

2.ノロウイルスの感染経路

感染

ノロウイルスの感染経路は、口を通して感染する『経口感染』によるものが多いです。

具体的には、次のようなケースから感染するおそれがあります。

  • ノロウイルスに汚染された二枚貝を、生または十分に加熱せず食べた場合
  • ノロウイルスに汚染された井戸水などをきちんと消毒せずに飲んだ場合
  • ノロウイルスに感染した人が調理した食品を食べた場合
  • ノロウイルス感染者の嘔吐物や便から手に付着し、ウイルスが口に入った場合
  • 家庭や共同生活施設(老人保健施設や保育園など)での空気感染

このように、ノロウイルスを直接口にする、空気中に漂うウイルスを吸い込む、接触するなどによって感染します。

こうしたさまざまな感染経路を経て、ノロウイルスの感染は広がっていきます。

3.冬はとくに、ノロウイルスに注意!

冬

ノロウイルスは、1年を通じて発生します。

しかし、おもに流行するのは冬場です。厚生労働省から発表されている、ノロウイルスによる食中毒の発生状況をみると、10月頃から流行し始め、12~1月に流行のピークを迎えます

冬に流行するのは、寒くなってノロウイルスの活動が活発化することも影響しています。

ノロウイルスを予防するための対策

1.手洗い・うがいをするタイミング

手洗い

ノロウイルスの感染を予防するための対策として、『手洗い』・『うがい』は、取り入れやすく、効果的です。

手を洗うことで、手に付着したノロウイルスを洗い落とし、ウイルスの量を減らすことができます。感染を予防するには、こまめに手洗いをするよう心がけましょう。

特に、次のタイミングで手洗い・うがいをする癖をつけることをおすすめします。

  • 調理などで食品を扱う前
  • 食事をする前
  • トイレに行った後
  • 嘔吐物などの汚物処理の後
  • おむつ交換の後

2.あなたはできてる?正しい手洗いの方法

手洗い

せっかくした手洗いも、正しい方法でなければ効果が半減してしまいます。

推奨されている、正しい手洗いの方法をご紹介します。

  1. 爪は短く切った状態で、手を洗う前に指輪や時計などを外す
  2. 石けんを十分に泡立て、手のひらや指の先、間などまんべんなく洗う
  3. 石けんを洗い流すときは温水を使用し、十分な流水でよく洗い流す
  4. ペーパータオルや乾燥したタオルで、水気が残らないよう拭き取る

 

温水が推奨される理由としては冷水よりも油切れがよく、泡と一緒にしっかり汚れ・皮脂・細菌・ウイルスなどを落としてくれるためです。

※さらに予防効果を高めたい場合は、2回くり返して手洗いをしましょう。

3.ノロウイルスにかかった人を看病する時の対策

看病

ノロウイルスは、看病している本人も、ウイルスに感染する可能性があります。

二次感染を防ぐためには、看病をするときも、次の対策をとりましょう。

  • マスクを着用し、空気中のノロウイルスを吸い込まないようにする
  • こまめに手洗い・うがいをする
  • ドアノブなど手が触れる場所は、塩素系の消毒液を染みこませたペーパーで拭く
  • 使用したマスクやペーパーは、ビニール袋に入れ、口をしっかりしばって処分する

4.調理時のノロウイルス対策

料理

先に解説したように、ノロウイルスに感染していることに気づかず食品を取り扱い、感染が広がるケースも多いです。

調理に携わるさいは、次のことを意識しましょう。

  • 牡蠣などの二枚貝は、特にしっかり加熱する
  • 肉や魚、野菜などは包丁とまな板を分けて調理する
  • 汚染された可能性のある食品を取り扱ったら、調理器具を塩素系の消毒液(ノロウイルスを失活させる次亜塩素ナトリウムなど)で消毒する
  • ノロウイルスに感染している可能性があったら、食品に触れない
  • 食品の温度を測る『中心温度計』があれば、85~90℃で90秒以上加熱していることを確認する

5.早期に発見して、対策をとることが大切

対策

ノロウイルスは、早期に発見し、治療や二次感染を防ぐ対策をとることが大切です。

腹痛や発熱などの症状があれば、病院を受診し、まわりの人へ広めないよう先に解説した対策をとりましょう。

まとめ

冬になると、ノロウイルスが流行します。

ノロウイルスは、小さく乾燥にも強いため、人から人へとどんどん感染が広がっていきます。

感染を防ぐため、日頃からしっかり対策をしておきましょう。

特に、食品を介して感染することが多いです。食品を扱う場合は、しっかりと手洗いや消毒をおこない、ノロウイルスから自分の身を守りましょう。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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