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こうじょうせんきのうていかしょう甲状腺機能低下症

更新日:2022/08/16 公開日:2019/02/08 view数:21,650

甲状腺機能低下症とは?

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)は、甲状腺の機能が低下することによって、甲状腺ホルモンの分泌量が低下し、全身の代謝が低下する症状のことです。その結果、精神機能や消化器官などにも影響が出て、低体温、眠気や無気力、便秘、疲労感などさまざまな症状がおこります。橋本病の患者さんにおこりやすい症状です。逆に甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気としてバセドウ病があります。

甲状腺そのものに異常がある場合や、他の病気によって甲状腺ホルモンの分泌に影響を受けている場合があります。また、海藻に含まれるヨウ素のとりすぎなども甲状腺機能低下症の原因になることがあるため、注意が必要です。

目次
  1. 甲状腺機能低下症の症状
  2. 甲状腺機能低下症の診療科目・検査方法
  3. 甲状腺機能低下症の原因
  4. 甲状腺機能低下症の予防・治療方法・治療期間
  5. 甲状腺機能低下症の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 甲状腺機能低下症になりやすい年齢や性別

甲状腺機能低下症の症状

昼夜を問わず眠くなり、全身の倦怠感が強く、記憶力や計算力の低下がみられます。また、低体温、皮膚の乾燥、むくみ、脱毛が起こることもあります。

体重は増え、便秘になり、女性の場合は無月経になる場合もあります。

甲状腺機能低下症の診療科目・検査方法

甲状腺ホルモンは全身の代謝の維持に必要なホルモンであり、病気が進行すると全身の様々な不調の原因になるため、内分泌内科での診察が必要です。

血液検査にて甲状腺ホルモンである遊離サイロキシンの低下と甲状腺刺激ホルモン(TSH)の上昇を確認することで診断されます。

甲状腺機能低下症の原因

慢性甲状腺炎という、自己免疫疾患によるものが多く、そのほか甲状腺治療後の影響で起きる場合もあります。

甲状腺機能低下症の予防・治療方法・治療期間

甲状腺ホルモン製剤を服用し甲状腺ホルモンの補充を続けます。定期的な採血でTSHなどの甲状腺関連ホルモンの数値を見ながら容量を調整します。

基本的には永続的に甲状腺ホルモンの補充を行いますが、経過により減量、中断できる場合があります。

甲状腺機能低下症の治療経過(合併症・後遺症)

ホルモン補充療法が奏功します。

甲状腺機能低下症になりやすい年齢や性別

顕性甲状腺機能低下症(TSH異常、甲状腺ホルモン異常)は0.60%、また潜在性甲状腺機能低下症(TSH異常、甲状腺ホルモン正常)は4.3%にもなります。高齢者になると罹患率が上昇します。

65歳以上の女性は10%、男性は6%みられます。

橋本病患者がかかりやすく、橋本病患者は女性の方が男性より約2倍多いです。そのうち10人に1人が甲状腺機能低下症です。

成人女性に圧倒的に多く男女比は1:10になります。

執筆・監修ドクター

大田 幹
大田 幹 医師 代々木上原駅前内科クリニック 院長 担当科目 内科/消化器内科/糖尿病内科/アレルギー科/リウマチ科

経歴東北大学医学部 卒業
東京大学大学院 博士課程終了
国際医療福祉大学 元准教授

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