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痛風

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差
  8. 編集部脚注

概要

痛風とは?

痛風は体内の尿酸が関節に蓄積することで、関節炎を引き起こす病気です。
「風に吹かれただけでも痛い」と言われたことが名前の由来とされています。
発症すると、治療しても完治することは難しく、一生つきあわなくてはいけません。
また食生活との関係が強く、魚卵などのプリン体の多く含まれる食品を摂取することで症状が悪化することでも知られています。

痛風はプリン体の過剰摂取によって、体内の尿酸値が高まることで発症します。
初めは痛みを伴いませんが、次第に足の関節が痛み出します。
痛みの特徴は、「風に吹かれただけでも痛い」という意味で名付けられた名前の通り、場合によっては歩行が困難になるほどの激痛です。
痛風の痛みが出たらなるべく早く、内科を受診しましょう。

結晶化した尿酸は関節に付着し、激しい痛みを伴う関節炎を引き起こします。
尿酸は、プリン体が分解されたあとにできる老廃物です。
プリン体を含む食品の摂取や激しい運動によって尿酸が体内に蓄積され、血清尿酸値(血中の尿酸濃度)が高くなります。
尿酸の結晶は足の親指の付け根の関節にできやすく、赤く腫れて耐えがたいほどの痛みが生じます。発作的に強烈な痛みを感じるため「痛風発作」と呼びます。
多くの場合、10日前後を目安に症状は治まり、その後、痛みは消失します。
しかし多くの場合、痛風発作は1年以内に再び起こるとされています。
治療せずに放っておくと発作の間隔が短くなり、慢性化してしまいます。

また、原因となるプリン体は高価な食品に多く含まれることから、以前には「ぜいたく病」という別名もありました。
一度発症してしまうと、一生付き合っていかなければならない病気です。
原因には生活習慣に起因するものが多く、食生活の改善や適度な運動を維持し、適切な治療を受ければ症状を改善することができます。

発作が起きないからといって治療をやめ、不健康な生活に戻ると症状が悪化するため、尿酸値を正常な値でキープする努力が不可欠です。

症状

ある日突然、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて痛みだす。
痛みは激烈で耐えがたい。
繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、腎臓が悪くなったり、尿路結石が出来たりする人も出てくる。

痛みは締め付けられるように強く、歩くことが困難になるほど激しく痛む場合もある。
痛風発作は突然起こるが、一般的に3日ほど続いたあとは10日前後で痛みも腫れも引き、症状は完全になくなる。
痛みがなくなったからと治療せず放置すると発作の間隔が短くなっていき、足の指以外の関節が痛み出したり、腎臓の機能が低下して尿毒症や腎不全を引き起こしたりする可能性もある。
重度の慢性痛風に進行する危険もあるため、早期に病院を受診し治療を開始することが重要である。

9割の痛風発作が下肢の関節で起こるとされ、最初の発作の7割が足の親指の関節で発症する。
ほかには、くるぶし、かかと、足の甲、ひざなどの関節に発症することもある。

1か所に強い痛みを感じるのが特徴で、複数の関節が同時に痛むことはない。
足先は血流の流れが悪く冷えやすい。
そのため尿酸結晶が蓄積されやすい状態にあり、足の親指の関節で最初の痛風発作を発症しやすくなっている。

痛風の症状分類

痛風の症状は進行具合によって次の3つにわけられる。

無症候性高尿酸血症期(むしょうこうせいこうにょうさんけっしょうき)

この時期に自覚のある症状はない。
血中の尿酸濃度が高くなっている高尿酸血症の状態で、この段階で痛風発作の原因となる尿酸の結晶が作られている。

痛風発作期

痛風発作が起こる時期。
耐えがたい痛みが現れたり、収まったりする。治療を開始するべき時期である。

慢性痛風期

適切な治療や生活習慣の改善をすることなく、痛風発作を放っておくと慢性痛風期に突入する。
関節だけではなく皮膚の下にも結晶がたまるようになる。
症状は日常生活に支障をきたすレベルであり、合併症を発症するリスクも高まる。

痛風に前兆はあるのか

痛風発作の激しい痛みは突然やってくる場合がほとんどである。
ただし、何回も発作を経験すると、関節がピリピリ・ジンジンする、鈍い痛みがあるなど、前兆のような症状を感じ取るようになる。
これらの前兆症状は、発作の経験が多い人ほど感覚がわかるようになる。

痛風と似ている病気

外反母趾

足の親指の付け根の骨が、反対側の親指方向に向かって曲がってしまう病気である。
骨の変形そのものによる痛みに加え、炎症を起こして激しく痛むことがある。

変形性関節症

加齢が原因で足の軟骨の性質が変化して、炎症を起こす病気である。
関節周囲に、にぶい痛みや違和感が生じる。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

皮下組織に細菌が感染し、皮膚が赤く腫れ上がる病気である。
痛みの程度は弱いものから強いものまでさまざまで、足だけでなく顔に発症することもある。
早期に皮膚科を受診する必要がある。

変形性腰椎症

腰椎(ようつい)の変形が原因で腰の神経が圧迫され、腰痛を引き起こす病気である。
圧迫された神経に対する痛みを足の感覚として感じる場合があり、痛風だと勘違いすることがある。
変形性腰椎症の原因は、加齢や重労働である。

偽痛風

尿酸ではなく、ピロリン酸カルシウムの結晶が関節にたまって炎症を起こす病気である。
ピロリン酸カルシウムの結晶は軟骨にたまりやすいため、「軟骨石灰化症(なんこつせっかいかしょう)」とも呼ぶ。
ひざ関節で起こりやすく、男女差なく60歳以上が発症しやすい病気である。

関節リウマチ

関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節が変形してしまう病気である。
手足の関節に症状が現れることが多く、何か所もの関節が同時に痛む。
女性の発症率が高く、慢性的な痛みに悩まされる。

原因

痛風は尿酸値の高い状態が続くことで、尿酸が結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気である。
尿酸値があがる要因としては食事内容やアルコール摂取のほかにも基礎疾患や薬剤等によるものもある。

痛風の原因は、体内に蓄積された尿酸である。
尿酸は常に身体の中で作られていて、血液に溶けて身体中を循環し、最終的には尿や消化管から体外に排出される。
しかし、尿酸が増えすぎると排出が追いつかなくなり、余った尿酸は体内に蓄積される。
血中の尿酸濃度が高い状態が続くと、結晶化した尿酸が関節にたまっていき、関節にたまりすぎてはがれ落ちる。
結晶がはがれ落ちたときに、白血球がそれを異物と認識し攻撃してしまうため、炎症反応が起こる。

身体の中にはあらかじめ一定量の尿酸があり、これを尿酸プールと呼ぶ。
健康な人の尿酸プールは1200mg程度に保たれている。
一方、1日におよそ700mgの尿酸が新たに作り出され、同じ量の尿酸を排出しているため、1200mgのうち700mgは日々入れ替わっていることになる。
しかし、出入りする尿酸のバランスが崩れ、尿酸プールが増えると、血液中の尿酸値も上昇する。

プリン体

プリン体が分解されたあとにできる老廃物が尿酸である。
プリン体はほとんどの食物に含まれており、生きていくために欠かせない物質である。
エネルギー源になったり、DNAの構成に必要になったりと、とても重要な役割がある。
プリン体が体内で作り出される方法には、プリン体を含む食品の摂取、激しい運動、新陳代謝がある。
プリン体の量が増えすぎると、比例して尿酸の量も増えることになる。

生活習慣の乱れ

尿酸の元となるプリン体をコントロールするには、プリン体を含む食品の摂取を控える必要がある。
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」には、「1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限」が明示されている。
プリン体を多く含む食品として代表的なのが、白子やエビ、レバー、カツオなどである。干し椎茸やひものは乾燥させてあるため、相対的に高い数字になる。
プリン体はうまみ成分に当たる成分であり、「おいしい」と思う食物に多く含まれている。

脂肪やプリン体の多い食事が続いている、ビールをはじめとしたアルコールを多量に摂取している、運動不足など、生活スタイルにより、プリン体摂取のコントロールも難しくなっている。
痛風の発症が若年齢化している理由も、食べ過ぎや飲み過ぎなど、生活習慣の乱れが影響している。
急激なエネルギー消費や、激しい運動といった要素もプリン体(ひいては尿酸)を増やす原因になるため、高尿酸血症の方は注意する必要がある。

肥満

肥満の人は一般的な食事量を超えた飲食をしており、プリン体の摂取量も多いため尿酸値が上がりやすくなる。
痛風患者のうち、37%はメタボリックシンドロームだというデータもある。

ストレス

仕事や家庭でストレスが溜まると、尿酸値の上昇につながるとされている。
ストレスだけで痛風を発症する可能性は低いものの、原因の一つとなりえるためストレス解消を図るなど改善が求められる。

検査内容と主な診療科目

関節炎の改善後も高尿酸血症や合併症のコントロールを目的にしばらくの通院治療が必要になる場合が多い。
受診する場合は内科を受診する。

確実な痛風の診断は、発作中の関節の中に尿酸の結晶があることを証明することである。
通常は、血中尿酸値が高く痛風特有の臨床症状があれば診断は可能である。

痛風の治療には早期発見が重要である。
高尿酸血症には自覚症状がないため、最初の痛風発作ではじめて自覚する場合が多くある。
痛みが引いたら病院へ行き、治療を開始する。
10日前後で激しい痛みを伴う症状は消えるが、治ったと安易に考えないこと。

診療科目

痛風だけでなく、ほかの病気の可能性も視野に入れて診療するため、内科を受診するのが良い。
持病がある場合はかかりつけの病院に行き、まずは医師に相談する。

問診

問診の際に以下の情報を医師に伝えると、診断の助けになる。
服用している薬がある人は、お薬手帳を持参する。

・発作前の自覚症状の有無
・発作が起こった日時
・発作が起こった部位
・具体的な症状
・痛風の治療歴はあるか
・家族の病歴
など

検査方法

血液検査

尿酸値、血沈、CRP(Cの測定をし、全身の状態や痛風の重症度を調べる。
血沈とは赤血球が沈むスピード、CRPとは炎症が起こっているときに増えるタンパク質のことである。この2つを調べることで、炎症が起こっているかどうかがわかる。

尿検査

尿に混じった潜血の有無や、酸性かアルカリ性かを調べる。
高尿酸血症の場合は、なにが原因で尿酸の値が高くなっているかを特定する。
高尿酸血症の原因は2つあり、混合タイプをあわせて3タイプに分かれる。

尿酸:体外に尿酸を排泄する機能が低下している
尿酸の過剰生産タイプ:体内で尿酸を過剰に生産している
混合タイプ:2つの原因のどちらも当てはまる

24時間尿検査

1日にわたって尿を集め、尿酸排泄量を調べる。
尿酸が1日にどのくらい排泄されているかを調べることができ、それによって肝臓で作られている尿酸の量も求めることができる。より正確に痛風の診断をするためにおこなう。

レントゲン検査(関節)

痛風が起こった関節・骨の状態を調べ、変形していないか調べる。

心電図

ほかの病気の可能性を調べる。

治療方法と治療期間

関節炎をおさめるために主に非ステロイド性抗炎症薬や状況により経口ステロイド薬を短期に使用する。
発作が治まったところで、高尿酸血症の治療のために尿酸生成抑制薬等の投与を開始することもある。
痛風による関節炎は多くの場合7~10日ほどでおさまるため、その間投薬されることになる。

発作時の治療

痛風発作の前兆が感じられるときには、コルヒチン1錠(0.5mg)を服用し、発作をおこりにくくする。
痛風発作が頻発する場合には、コルヒチン1日1錠を連日服用することが有効であるとされている。これを「コルヒチン・カバー」と呼び、1~3か月間にわたって服用する。

発作による痛みに対しては、「抗炎症薬」を使用する。激しい痛みには非ステロイド抗炎症薬(NSAID)が有効であるとされている。
短期間に限って多量投与し、炎症を抑えるNSAIDパルス療法もある。このとき、副作用に十分注意する。

痛風関節炎に適応のあるNSAID一覧

一般名 商品名 剤形 痛風発作に推奨される投与法
インドメタシン インテバンSP 他 25mg、37.5mg

徐放性カプセル

1回25mgを1日2回

症状により1回37.5mgを1日2回

ナプロキセン ナイキサン 100mg錠 初回400~600mg、その後1回200mgを1日3回または300mgを3時間ごとに3回まで
オキサプロジン アルボ 他 100mg、200mg錠 常用量400mg、最高量600mg
プラノプロフェン ニフラン

プラノプロフェン錠「トーワ」

プラノプロフェンカプセル「日医工」 ほか

75mg錠 1回150~225mgを1日3回

翌日から1回75mgを1日3回

NSAIDが使用できない患者さんや、使用しても効き目がない場合、複数の箇所で関節炎を起こした場合は、副腎皮質ステロイドを関節内注入する。
また、痛風発作が起こっているときに尿酸降下薬を服用すると、発作が悪化することがわかっている。

無症状の時期の治療

尿酸値が高い状態である高尿酸血症の治療を主におこなう。
生活習慣や改善を軸に、尿酸値の上昇を抑えるための指導が治療となる。食事制限や運動不足の解消などに取り組む。
尿酸値がなかなか下がらない場合や、慢性痛風の場合は尿酸降下薬が処方される。高尿酸血症の原因3タイプのうちどれに当てはまるかを元に、原因を改善させる尿酸治療薬を洗濯する。

生活習慣の改善

日々の生活を見直すことが、痛風の発症を抑制することにつながる。
一度痛風を発症した場合でも、健康的な生活を送ることによって尿酸値を正常値に納め、発作が起きないようにすることが可能である。

食事

食事の総カロリー数を抑える。肥満やメタボリックシンドロームに当てはまる人は無理のない減量をおこなう。
食べ過ぎ・飲み過ぎや、プリン体の多い食品の摂取は意識的に控えることが重要である。栄養バランスのとれた食事を摂るように心がける。

飲酒の制限

アルコールが分解されると尿酸ができるため、摂取はできるだけ控えるのが望ましい。適量は1合程度である。
アルコール自体が尿酸を生み出すため、「プリン体カット」と記載された商品だからたくさん飲んでも良いということではない。

水分摂取

体内の水分が少ないと尿酸値が上昇する。
毎日2L以上の水分を摂取し、2Lの尿を出すようにする。

運動は軽めに行う

激しい運動(無酸素運動)は、逆に尿酸値の上昇を招いてしまう。
ウォーキングなどの軽い運動(有酸素運動)が推奨される。有酸素運動は肥満の解消にもつながる。

ストレスの緩和

ストレスも尿酸値を上昇させる要因の一つである。
適度に気分転換を図り、できるだけストレスを溜めないようにする。

治療の展望と予後

関節炎症状が出現してから速やかに投薬治療を開始することで症状の緩和を図ることが可能である。

しかし、痛風を放置していると、皮膚の下にある組織にまで尿酸がたまり始める。
脊髄にたまってしまうと神経にも影響が出てくる。
慢性的に痛みが生じるようになると、歩くことさえ困難になる。
適切なタイミングで治療を始めることが重要である。

痛風結節

尿酸の結晶が皮下組織にたまると痛風結節になり、痛風結節が脊髄に起こると神経症状を発症する。
痛風結節とは皮膚の下にたまった結晶がこぶのようになったものである。
こぶ自体を触っても痛みを感じないが、症状が進行すると関節の変形や脱臼につながる。痛風結節は痛風を治療せず、悪化した状態で発症する。

慢性痛風

適切なタイミングで治療を開始せず、痛風が進行すると慢性痛風になる。

痛風発作が治まる前に別の痛風発作が始まったり、痛風発作を繰り返したりすることで歩行困難になる可能性も十分にあり、QOL(quality of life:生活の質)が著しく損なわれることになる。
腎不全や脳卒中、心筋梗塞などの合併症を併発するリスクも格段に高まる。

合併症

痛風や痛風を引き起こす高尿酸血症を改善せずに放っておくと、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を発症しやすくなる。

痛風患者の合併症として特に多いのは高血圧と高脂血症であり、痛風患者を100%としてそれぞれ40%以上の割合で併発しているとされている。
痛風も生活習慣病も血管に負担がかかる病気なので、動脈硬化を引き起こす可能性も十分にある。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞など、死に至る病気につながる。

また、尿酸の結晶が腎臓にたまると慢性腎臓病を引き起こし、尿路結石ができると排尿時に激しい痛みを感じる場合もある。

発症しやすい年代と性差

痛風の有病率は,男性において30歳以降では1%を超えていると推定され、現在も増加傾向であると考えられている。

痛風は圧倒的に成人男性に多く、男性が98.5%といった報告もある。
基礎疾患となる高尿酸血症は30‐40代男性の約3割がかかえている。

2006年の2つの調査()によると、成人男性における高尿酸血症の割合は21.5%~26.2%となっている。
特に発症しやすい年代は30~40代とされ、30代の高尿酸血症の割合は30%に上る。
50年前までは50代に多いとされていた痛風だが、近年では食生活の変化やストレスなどが原因で、発症年齢の低下がみられる。10代の高尿酸血症の割合は16.3%である。

痛風は圧倒的に男性が発症しやすい。
1992年の調査では痛風患者の割合は、男性は98.5%、女性は1.5%であった。
女性が痛風を発症しにくい理由は、女性ホルモンに尿酸の排泄を促す機能があるためである。
そのため、女性でも50代を過ぎると、閉経や加齢の影響で女性ホルモンの分泌が減り、痛風になりやすくなる。

高尿酸血症は、「ずっと血中の尿酸値が高い」という静かな状態が続いていることを表す。
当然、痛風を発症する人は、それまでに高尿酸血症の状態がある人が多い。1度痛風発作を起こした人に対し「痛風」という病名が使われる。

)この調査の報告では、高尿酸血症を治療中の人の数は除外されておらず、尿酸降下薬を服用中の患者数を考慮すると、実際の割合は報告の数字よりも高い可能性がある。
また、高尿酸血症の人が必ずしも痛風を発症するわけではないが、尿酸値が10%以上(高尿酸値)の人が5年間に痛風発作を起こす確率は、尿酸値が6%未満の人に対して60倍となる。

編集部脚注

※1 尿酸

尿酸は「DNAやATPが分解されて生じる老廃物」です。

DNA(デオキシリボ核酸)は「遺伝子の構成要素」、ATP(アデノシン三リン酸)は「細胞が活動するためのエネルギー源」になります。
いずれも、体内に存在する物質なので、尿酸がつくられることは必然です。
事実、私たちの体内では「1日あたり約0.6g」の尿酸がつくられています。

正常範囲の分量なら、尿酸は問題を起こしません。
血液に溶けこんで、定期的に尿・便から排出されます。

しかし、血液中の尿酸が増加して「1dLあたり0.7mg」を超過すると問題が起こります。
1dLあたり0.7mgが「血液に溶ける限界量」であることから、尿酸の一部が固体(結晶)になります。

尿酸の結晶が関節に溜まると、急性関節炎が起こります。
この「尿酸による関節炎」が痛風です。

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