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足が痛い!歩くのも不便になる症状の原因と対策

更新日:2022/09/27 公開日:2020/03/26 view数:179,081
足が痛い女性

足はくるぶしより下、爪先までの部分をさします。

この部分が痛いと、歩くたびに痛みを我慢しなければいけません。

外出する気持ちも減り、日常生活の楽しさも減っていきます。

そうならないためにも痛みの原因にあわせた対策が必要です。

予防するにはどんなことをすればよいのでしょうか。

足の痛みの主な原因とあわせて考えてみましょう。

目次
  1. 足のどこに痛みがおこりやすいのか
  2. 痛風に注意しよう
  3. 原因にあわせた病院を受診しよう

足のどこに痛みがおこりやすいのか

足は、人間が起きている状態であれば、体のどの部位よりも地面と接触が多い部位です。

足の裏は床や靴などに触れている時間が多く、さらに体重も最後は足が支えなければいけません。そのため、ただ長時間歩くだけで足が痛くなることもあります。

また、足はケガも多い部位です。「指をぶつけた」「足をひねった」などでケガをして、足が痛くなることもあります。

ケガの状態によっては靭帯を痛めたり、骨折したりしているかもしれません。

衝撃を受けてから、痛みが続くなどの違和感があるようならすぐに整形外科へ行き治療を受ける必要があります。

そうしたケース以外でも、もし痛みがおこりやすいのであれば、どんな傾向があるかがわかると原因を探る糸口になるかもしれません。

例えば土踏まずの高さなど足の形が痛みに影響していることがわかることもあります。

爪や皮膚の異常

爪が原因でおこる痛みの代表は、爪が丸くなる「巻き爪」や食い込む「陥入爪(かんにゅうそう)」です。爪の切り方が深いなどが原因になります。

また、あまり歩かない人にもおこりやすく、逆にジャンプの多いスポーツをする人にも多いといわれています。

これらは爪の切り方を改善するだけでよくなることも多くあります。

足の皮膚で痛みをおこす代表は「うおのめ」や胼胝(たこ)です。

皮膚が衝撃を受けた防御反応で角質が硬くなり、押すと痛みます。歩き方のクセや靴のサイズがあっていないなどが原因になっていることもあります。

また、しもやけや、皮膚がさける「あかぎれ」などは足の指にもおこります。

寒い場所などにいて血行が悪い状態が続くとしもやけになります。あかぎれは乾燥が原因になることもあります。

こうした皮膚や爪の症状が解決しない場合は皮膚科を受診しましょう

。巻き爪であれば爪が丸くならないようワイヤを入れる治療をおこなうなど、医療機関であればこそ可能な治療法もあります。

骨や筋肉などの異常

足の骨や筋肉はよく使うので、ケガをしやすい場所です。骨折や捻挫もおこりやすい部位といえるでしょう。

足底腱膜(そくていけんまく)という足の裏で土踏まずを支える線維状の組織があります。

丈夫な組織ですが、ランニングなどによる使い過ぎでここに痛みがあらわれることがあります。これは足底腱膜炎とよばれます。

かかとの骨がとげのようになっていて足底腱膜を刺激していることもあります。激しく痛むこともありますが、多くの場合、短時間で痛みは消えます。

病気などが原因で足の筋肉や骨になんらかの症状があらわれることも少なくありません。

有痛性筋痙攣(ゆうつうせいきんけいれん)は俗に「足がつる」といわれる症状です。健康な人であってもおこることがあります。

筋肉が突然収縮しておこる強い痛みは多くの人が体験します。でも実は原因がはっきりしていません。

もし頻繁におこるようであれば、糖尿病や内臓にかかわる病気によって引きおこされている可能性もあり、詳しく検査をする必要があります。

また、関節リウマチという免疫機能の異常でおこる病気は関節をつつむ滑膜(かつまく)が異常に増殖して、関節が痛くなる病気です。

関節以外にも全身にさまざまな症状があらわれます。足の指の関節は関節リウマチの症状がおこりやすい部位です。

進行すると関節が腫れて変形することもあり、変形すると戻せないので、早めに治療をおこなう必要があります。この病気は女性におこりやすいのも特徴です。

筋肉や骨に異常がある場合は、自己判断せず詳しく調べることが重要です。

まずは整形外科を受診してみましょう。医療機関であればレントゲン撮影などで骨の異常を確認することも可能です。

痛風に注意しよう

生活習慣が大きな原因になり足が痛くなる病気があります。痛風は「風が吹いただけでも痛い」とよばれます。よく痛みが出やすいのは親指の付け根の関節です。

痛みは激しく、歩くのも難しくなります。こうした痛みは「痛風発作」とよばれ、3日以上続きます。患者さんの多くは男性です。

原因は尿酸が結晶化して関節にたまっていき、それが限界までたまると剥がれ落ちることで発症します。

尿酸はプリン体を含む食品に含まれています。プリン体は人間がおいしいと感じるうまみ成分に含まれているため、食品の摂取には十分に注意しなければいけません。

また、新陳代謝によっても作り出され、激しい運動をすることで尿酸値が高くなることもあります。

尿として排出されるため、十分に水分をとることも重要です。

また、痛風も放っておくと関節が変形することもあります。尿酸値が高い状態は尿酸が結晶化して尿路結石になるリスクもあります。

痛風であればまずは内科を受診しましょう。痛風発作がおこらないよう尿酸値をおさえ、治療する必要があります。

原因にあわせた病院を受診しよう

足のトラブルも原因にあわせて病院を受診する必要があります。皮膚や爪なら皮膚科、骨や筋肉ならまずは整形外科を受診してみましょう。

痛風内科でも整形外科でも対応してくれるところが多いようです。

関節リウマチの場合は、専門の医師による診療が望ましいですが、最初から専門医にみてもらうのは難しいかもしれません。

まずは整形外科に受診して関節リウマチが疑わしいかどうか相談するのがよいのではないでしょうか。

いずれにしても、足のトラブルはそのまま放置していると、快適な生活が損なわれます。

また、それだけでなく、より症状が重くなってしまうこともあるということを覚えておきましょう

執筆・監修ドクター

住田 憲祐
住田 憲祐 医師 スガモ駅前整形外科 理事長 担当科目 整形外科/リハビリテーション科

経歴2005年 帝京大学医学部卒業
2012年 のぞみ整形外科内科クリニック開院
2017年 スガモ駅前整形外科開院
2020年 医療法人社団のぞみ会理事長
    スガモ駅前整形外科 院長
    のぞみ整形外科内科クリニック 院長
    望クリニック 副院長

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