マイコプラズマ肺炎の合併症とは?まれには脳神経症状に進展する例も…
マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎の合併症

 

マイコプラズマ肺炎からの合併症とは?

マイコプラズマ肺炎はマイコプラズマ・ニューモニエという細菌が肺に感染した肺炎です。その他の場所に細菌が感染するマイコプラズマ感染症には、注意するべき合併症が存在します。
そうした感染症性の疾患を合併する確率は高くはありません。髄膜炎、脳炎、ギラン・バレー症候群など重篤な合併症も知られています。
また中耳炎なども注意するべき症状といえます。

マイコプラズマ肺炎における合併症とは?

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

マイコプラズマ感染症には、いくつかの合併症が知られています。主な合併症として、次の症状が知られています。

無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)

「髄膜(ずいまく)」は、脳・脊髄(せきずい)を保護するための膜です。
髄膜が炎症を起こすことを髄膜炎といい、「髄液から細菌が検出されない髄膜炎」を無菌性髄膜炎と呼んでいます。
マイコプラズマ感染に起因する髄膜炎は、無菌性髄膜炎となります。高熱に加え、頭痛・嘔吐などが主な症状です。

また、髄膜炎に特徴的な症状として、首の後ろ(うなじの付近)が痛み、首を前方に曲げられなくなります。

脳炎

脳炎は、脳が炎症を起こした状態です。高熱・頭痛・嘔吐に加えて、意識障害・痙攣(けいれん)などの症状が知られています。
咳などの症状が出てから脳炎を発症するまでに数週間かかることが多く、脳炎の原因特定が困難なケースがあります。

中耳炎

マイコプラズマが気道を経由して、中耳に入ることがあります。
マイコプラズマに起因する中耳炎の場合、鼓室(鼓膜の奥にある空間:こしつ)に水が溜まる「滲出性中耳炎(しんしゅじゅつせいちゅうじえん)」を起こします。

マイコプラズマ肺炎における合併症とは?

ギラン・バレー症候群

筋肉を動かすための神経(運動神経)に障害が起きて、「手足に力が入らなくなる」「呼吸不全を起こす」などの問題が生じます。
はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、細菌感染症を起こしたあとにギラン・バレー症候群を発症する例が多くなっています。

マイコプラズマ感染症を発症してから数週間後に、ギラン・バレー症候群の症状が出る例があります。

板東浩先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。
 

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