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婦人科の内診はどんなことをするの?触診でわかるさまざまな病気とは

更新日:2022/11/30 公開日:2018/07/26 view数:1,122
婦人科 内診

【医師監修】婦人科の内診は抵抗を感じる女性も多いかもしれません。
外陰部や排卵の異常、子宮頚管ポリープなど、内診でわかることはたくさんあります。
内診の手順や、気をつけるポイントなどをお伝えします。

目次
  1. 婦人科の内診ではどんなことをするの?
  2. 婦人科の内診の手順
  3. 内診の前に知っておきたいこと
  4. まとめ

婦人科の内診ではどんなことをするの?

婦人科の検診の中でも、内診に抵抗を感じる女性は多いと思います。抵抗感を減らすために、事前に内容を把握しておきましょう。内診でどのようなことをするか知っておくと、リラックスして検査を受けやすいはずです。この記事では、婦人科の内診の手順や、気をつけるポイントなどをご紹介します。

婦人科の内診は、外陰部の異常、排卵の異常、子宮頸管ポリープなどを発見できる大切な検査です。ぜひ定期的に受診しましょう。

1.内診を行うさまざまな検査・診断

子宮

内診では、子宮や卵巣周辺を触診します。

片方の手を膣に入れ、もう一方の手で腹部を押さえ、子宮や卵巣、子宮周辺などを触診し、子宮の大きさ、押さえることによる痛みの有無などを確認します。

次のようにさまざまな必要から内診を行うことがあります。

  • おりものに異常を感じた場合
  • 不正出血がある時
  • 外陰部の異常
  • 排卵の診断
  • 子宮頸管ポリープの診断・治療
  • 子宮頸がんの検査
  • 妊娠初期の診断

2.内診でわかること

内診では、子宮や卵巣の位置や大きさ、硬さを調べたり、膣内の状態をチェックしたり、外陰部にただれや腫瘍などの異常がないかを調べます。

感染症があれば抗生物質の投与、ただれがあれば炎症止めやかゆみ止めなど、腫瘍があれば精密検査を行います。これらは子宮筋腫や卵巣嚢腫、卵巣がんなどの早期発見につながります。

婦人科の内診の手順

1.内診台について

内診台

まず、内診では下着を脱いで内診台へ上がります。

内診台に上がったら、できるだけ力を抜いて足をのせます。内診台は電動で動くものがほとんどです。

内診台に上がったらまず、膣の中を診ます。おりものの状態や出血の有無、膣壁の状態や子宮膣部の状態も診ていきます。この時に「クスコ膣鏡」という器具を使用することがあります。

クスコ膣鏡とは?

クスコ

クスコ膣鏡とは、女性の膣腔内に挿入し開大して膣腔を検診したり、膣や子宮内の医療措置、膣式手術に使われる器具です。

緊張したり、嫌がって力を入れるとかえって痛みが強くなります。できるだけリラックスし、力を抜くようにしましょう。

その後、指を膣に入れて内診を行います。

内診では、子宮の大きさや形、卵巣の大きさ、形、位置などを診察します。どうしても痛みがある場合には、我慢せずに医師に伝えるようにして下さい。

2.経腟超音波検査とは?

内診の後、経膣超音波検査を行うこともあります。経膣超音波検査は、お腹の上から超音波をあてるよりも詳しい診断が行えます。

やり方は膣内に、経膣超音波用の器具を入れます。膣内から子宮や卵巣の形を診ることができます。

これにより、子宮筋腫、卵巣嚢腫、卵巣の癒着、排卵の準備状態などがわかります。

3.痛みはある?

悩む

通常の内診では、体の力を抜いていれば痛くないことがほとんどです。緊張するなど力が入ってしまうと痛くなることがあります。できるだけリラックスするようにしましょう。

また、性交渉の経験がない場合は、痛みが強くなることがあります。その場合は、我慢せずに医師に伝えるようにしましょう。性交渉の経験がない場合も、内診を受けないことはほとんどありません。痛まないように優しくゆっくりと行います。

内診の前に知っておきたいこと

1.内診で必ず聞かれる項目

検査の前、問診票で聞かれる項目は以下になります。

  • 最終月経日
  • 月経周期
  • ホルモン剤の服用歴

2.内診に適した服装

内診台に上がるとき下着を脱ぐので、ズボンよりもスカートが望ましいでしょう。ズボンでも問題はありませんが、すべて脱ぐこととなってしまいます。

3.生理中は避ける

生理中

生理中は避ける下着を脱いで検査するため、生理中は避けるようにしましょう。

生理中だと、採取した細胞を顕微鏡で調べる際に、経血に病変が見えづらくなることがあります。

4.前日の性交渉は控える

カップル

内診をする前日は、できるだけ性交渉を控えましょう。

膣に傷ができたり、一時的に細菌が増えてしまい、正確な検査ができない場合があります。

5.シャワーで洗いすぎない

シャワー

内診前に、外陰部をシャワーで洗いすぎることもよくありません。おりものの状態を診ることもあるので、膣の中は洗わないようにしましょう。

まとめ

内診は、初めて受ける方にとっては、緊張してしまいますが、とても重要な検査です。事前に流れを知っておくことで緊張も和らぐので、検査内容を確認してから受診すると良いでしょう。

執筆・監修ドクター

石野 博嗣
石野 博嗣 医師 石野医院 副院長 担当科目 婦人科/内科

経歴1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

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