じんましん

じんましんの特徴はどういったものでしょうか?

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

 

じんましんは、皮膚が赤く膨れあがり、痛みやかゆみを伴う病気です。アレルギー疾患の一種とされており、食物アレルギーとの関連が深いじんましん(食物依存性運動誘発アナフィラキシー)も存在しています。しかし、一方で非アレルギー性のじんましんも知られており、発症メカニズムは多様です。

虫刺されや湿疹と異なり、「急に現れて、跡形もなく消える」という特徴を持っています。

じんましんの特徴

じんましんの特徴は、皮膚の一部が赤く盛りあがることです。
細かいぶつぶつが現れるというよりは、「蚊に刺されたように膨れあがる」と表現したほうが的を射ています。
正式な用語では、プクッと膨らんだ発疹のことを「膨疹(ぼうしん)」と呼びます。

膨疹の大きさはさまざまです。1~2mmから、手足全体を覆うものまで存在します。
形状についても同様で、「円形」「不定形」「線状」「花弁状」「地図状」など多岐にわたり、決まった特徴はありません。

かゆみのほか、「チクチクした痛み」「焼けるような感覚(熱感)」を訴える人もいます。
基本的には数十分~数時間で消えて、跡は残りません。
中には、もう少し長く続く例もありますが、それでも半日~1日くらいです。

ただし、激しい症状の場合、新しい膨疹が続々と現れて、「同じ場所にずっと膨疹が存在する状態」になることがあります。
しかし、厳密には「元の膨疹が消えたあと、ほとんど同じ位置に新しい膨疹が現れた」というだけです。
そのほか、広範囲にじんましんが広がると、全身の大半が赤い膨疹に覆われることもあります。
ただ、膨疹が消失するときは、やはり一気に治まり、跡は残りません。

以上から「突然に現れて、跡を残さず突然に消えていく」というのが、じんましんの特徴です。
もし、同じ場所でずっと炎症を起こし、色素沈着・かさぶたなどの痕跡が残るなら、それは別の病気だと考えてください。

じんましんの特徴

名前の由来は「イラクサ」と呼ばれる植物

じんましんは、漢字で「蕁麻疹」と書きます。「蕁麻」は、イラクサと呼ばれる植物のことです。
イラクサに触れると同じような皮膚症状が出ることから、「じんましん」と呼ばれるようになりました。

イラクサの茎・葉にはトゲがあり、トゲには「ヒスタミン」「アセチルコリン」などの成分が含まれています。
ヒスタミンとアセチルコリンは、ともにアレルギーを誘発する物質として知られています。
そのため、イラクサに触れると、アレルギーのような皮膚症状をきたします。

一緒に調べられている病気

アレルギー疾患

食物アレルギー

虫刺され

アトピー性皮膚炎

脂漏性皮膚炎

板東先生
 【監修医】医学博士 / 内科医: 板東浩 先生
 1957年生まれ。
 1981年 徳島大学を卒業。
 ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
 抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。
 

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