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血圧が高いときの危険な症状!自覚できない?体のサインを見逃さないで!

更新日:2022/12/05 公開日:2018/07/31 view数:1,177
血圧高い症状

日本では約1000万人が高血圧と診断されており、一年で7000人が高血圧によって亡くなっています。高血圧はありふれた病気であるものの、死に至るリスクのある見過ごせない病気なのです。中高年の生活習慣病と思われがちな高血圧ですが、20代や30代など若年層が発症する例も少なくありません。

ここでは高血圧の症状や、危険なサイン、病院受診の目安までを詳しく解説します。

目次
  1. 血圧が高いときの自覚症状は?
  2. 高血圧に気づいたら…とるべき対処法
  3. まとめ

血圧が高いときの自覚症状は?

1.自覚するのが難しい

自覚症状なし

高血圧は多くの場合、目立った症状がありません。血圧を測らない限り高血圧であると自覚できない病気です。

2.高血圧の合併症は自覚症状がある

高血圧は少しずつ全身の血管にダメージを与え続け、重大な合併症を引き起こす可能性があります。高血圧に気づかずに未治療の状態が続くと、脳や心臓の重要な血管に損傷が生じ、合併症になってしまいます。合併症になると自覚症状があります。

3.血圧の高さと関係のある症状

次のような症状が続く場合には、高血圧の合併症になっている可能性があります。早めに対処するために、体からのサインを見逃さないようにしましょう。

むくみ

むくみ

むくみの原因は、体内の水分量増加です。むくみは正常な人でも生じるものであり、多くは病的なものではありません。

しかし、腎臓病や心不全などでは体内の余分な水分が排出されにくくなり、むくみが引き起こされます。

このような病的なむくみは次のような特徴があります。

  • 一日を通してむくむ
  • 夜間に息苦しさなどを生じる

また、体内の水分量の増加は高血圧につながりやすいので、むくみがある人は高血圧も併発している可能性があります。

高血圧は腎臓の血管を傷つけて腎機能を低下させ、更に高血圧になってしまう場合も少なくありません。

吐き気・頭痛

頭痛

収縮期血圧180mmHg以上の高度な高血圧が続いたり、急激にそれ以上の血圧になると、脳にむくみが生じて吐き気や頭痛が生じます。

  • 頭痛は特に朝に強くなる傾向にある
  • 肩から首にかけての筋肉が張って「肩こり」になる

副腎腫瘍や下垂体腺腫などが原因となる二次性高血圧に多く見られ、通常の高血圧では吐き気や頭痛は生じにくいといえます。

めまい

血圧の変動が激しいタイプの高血圧は、突然の血圧低下が生じると脳への血流が減少してめまいを起こしがちです。

また、高血圧によって脳や首の血管に動脈硬化が生じるケースがあります。脳への血流が悪くなったり、血管が詰まるとめまいが起きます。

動悸

脈

血圧が高い状態が長く続くと、不整脈を起こしやすくなります。

不整脈は自覚しないものもありますが、多くは動悸や息苦しさを感じます。特に、「脈が飛ぶ」ような動悸は、心臓にできた血の塊が脳まで流れて大きな脳梗塞を発症するので注意が必要です。

高血圧に気づいたら…とるべき対処法

合併症の進行を防ぐためにも血圧は適正に管理される必要があります。

1.どのような血圧が危険なの?

血圧とは?

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管を通って全身を駆け巡るときに、血液が血管にかける圧です。血圧には収縮期血圧と拡張期血圧があります。

血圧

収縮期血圧

心臓がポンプの働きをしている瞬間の血圧。最も高い圧。

拡張期血圧

心臓が休んでいる時の血圧。最も低い圧。

高血圧は、この血管への圧が正常よりも高くなった状態を指します。

危険な血圧とは?

血圧は高ければ高いだけ、血管や腎臓、心臓などへの負担が大きくなります。

医学的高血圧の定義
収縮期血圧140mmHg以上
拡張期血圧85mmHg以上

収縮期血圧180mmHg以上が長く続く場合には、体が悲鳴を上げている状態です。

糖尿病や腎臓病がある人は収縮期血圧125mmHg未満が望ましく、それ以上になると腎臓に大きな負担がかかります。腎不全になる危険が高まるので注意しましょう。

2.病院へ行くべき判断基準

基準

健診などで高血圧が指摘された場合には、放置せずに病院を受診して適切な指導を受けるようにしましょう。

また、既に高血圧の治療をしている人でも次のケースでは速やかに病院を受診しましょう。

  • 収縮期血圧180mmHg以上の状態が数日にわたって続く
  • 強い頭痛や吐き気、めまい、胸痛などの症状が出た

3.高血圧の治療

高血圧の治療は、血圧の値やその他の病気、年齢など様々な要因を加味して決定されます。

収縮期血圧が180mmHg以上の場合

薬物治療

血管や臓器へ障害を起こすリスクが高いため、基本的に薬物治療をします。

収縮期血圧が180mmHgより低い場合

生活習慣病

高血圧以外の病気がない人ではまず生活習慣の改善指導が行われ、それでも高血圧の状態が続く場合に薬物治療が導入されます。

4.自宅ですべき対処法

血圧を把握する

記録

血圧は変動しやすいため、一度測った血圧のみで高血圧かどうかを判断できません。血圧の状態を正しく把握するためには、自宅での血圧を毎日計測して記録に残し、一か月ほどの期間の平均的な値を評価する必要があります。

生活習慣の改善

高血圧は、運動習慣や食生活を見直し、減量や禁煙を心がけるのが非常に大切です。自宅でもしっかりと高血圧改善へ向けて励みましょう。

まとめ

高血圧には自覚症状がほとんどありませんが、恐ろしい合併症を引き起こす可能性があります。長く続く不調は高血圧のサインかもしれません。

執筆・監修ドクター

成田 亜希子
成田 亜希子 医師 医師 担当科目 内科

経歴弘前大学 卒業

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