どらいあいドライアイ
ドライアイとは?
ドライアイは涙の量が減ってしまったり、涙の成分バランスが変わってしまうことで、「目が乾く」「目に異物感がある」などの症状がおこります。また「涙が止まらない」といった症状を訴える患者さんもいます。本来、涙は常時少しずつ分泌され、涙の膜で眼の乾燥を防いだり、異物から守り、栄養を運ぶ働きがあります。
しかし、デスクワークによるパソコンの長時間使用やスマートフォンの見すぎによる目への負担、コンタクトレンズの普及、花粉症によるアレルギー性結膜炎などが原因となり、涙の分泌量が減り、ドライアイになります。年々、ドライアイの罹患者数は増加傾向にあります。
治療には、点眼薬や治療用のメガネを着用することがあります。コンタクトレンズを使用している場合は症状が改善するまで中止します。
眼科医の指導の下に、継続して治療にあたる必要があります。
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ドライアイの症状
目が乾いてしばしばする乾燥感だけでなく、ごろごろするなどの異物が入ったような刺激感などが起こります。
他にも羞明(しゅうめい:光が眼に入ったときに強いまぶしさや不快を感じることを指す)があることもあります。
ドライアイの診療科目・検査方法
症状が強く感じられるようなら眼科の受診をすすめます。
涙液メニスカス評価、BUT(Breaking up time)の測定、シルマー試験などを行います。
ドライアイの原因
涙の分泌量が少なくなってしまった場合や涙の成分、バランスが変化してしまった場合などが挙げられます。
涙は水分、油、ムチンなどの成分からできているが、加齢や炎症などさまざまな原因によりそのバランスが崩れてしまうことがあります。
ドライアイの予防・治療方法・治療期間
ドライアイの治療経過(合併症・後遺症)
医師の管理下での点眼、その他薬剤の使用が必要です。
ドライアイになりやすい年齢や性別
800万~2,200万人ともいわれます。
高齢によることもありますが、近年ではオフィスワークなどにより増加傾向にあります。女性より男性に多いとされます。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴1991年 栃木県立栃木高等学校卒業
1997年 東海大学医学部卒業
2006年 自治医科大学大学院(地域医療学系皮膚感覚器疾患学系専攻)卒業
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