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日光皮膚炎

日焼け、光線過敏症

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

日光皮膚炎とは?

日光皮膚炎は、代表的な症状に「日焼け」があります。
日光に含まれる紫外線を浴びることで、肌が炎症をおこします。
強い紫外線を浴びると、いったん赤くなったあと、肌が黒くなることが多いです。
ただし、色白の人が強い紫外線を浴びると、肌が熱傷のように水ぶくれをおこすこともあります。

紫外線は皮膚がんのリスク要因にもなるので、長時間日光に当たらないようにしましょう。口唇ヘルペスにかかったことがある場合、紫外線を浴びることで再発するリスクがあります。日差しの強い季節は、日焼け止め(サンスクリーン)で対策ができます。

日光皮膚炎の1つ、光線過敏症とは?

光線過敏症は、普通の人なら問題がない程度の紫外線でも悪影響を受ける人が発症する病気です。光線過敏症の場合は、日光に当たることで発疹ができるなどの皮膚症状をおこします。また、光線過敏症は薬剤の服用時し日光にあたると発疹がでることもあり薬剤の影響も関係する説もあります。
そのほか、多形日光疹(たけいにっこうしん)のように女性や日光に当たる機会があまりない人が光に対して過敏に反応してしまう場合もあります。ひどい場合は皮膚科の受診が推奨されます。

紫外線によって誘発する病気

そして、紫外線がダメージを与えるのは、肌だけではありません。
目にもダメージを与えて「白内障」や「黄斑変性」を促進します。
目に異常がみられる場合は、眼科を受診しましょう。

症状

日焼けは日光によるやけどのようなもので、紫外線に当たったところの皮膚が赤くなって痛み、ひどい場合は皮膚が腫れて水ぶくれができることもあります。日焼けをして数時間たったころから症状が現れ、24時間後に最も強くなる傾向です。
日焼けがひどい場合には、発熱、悪寒、脱力などの症状が起こることもあります。熱射病を合併することもあり、その場合には入院して治療が必要です。

主な症状

・皮膚が赤くなる
・皮膚が痛む
・皮膚が腫れる
・水ぶくれができる
・発熱
・悪寒
・脱力

 

原因

「日焼け」は日光を浴びて皮膚が赤くなったり褐色になったりする症状で、「日光皮膚炎」の1つです。「日光皮膚炎」には、「日焼け」の他に日光に当たることで皮膚炎を誘発する「光線過敏症」もあります。
いずれも太陽にさらされた皮膚が紫外線(UV)の刺激を受けることが原因です。

太陽光線に含まれる紫外線は、その波長によって紫外線A波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)に分けられますが、その中で地上に届く紫外線A波とB波が主に「日光皮膚炎」の原因になります。

紫外線の種類

紫外線A波(UVA/長波長紫外線)

地表に届く紫外線の約90%を占めるのが紫外線A波です。ガラスを通過する性質があり、皮膚の深い部分まで到達します。肌を赤くする作用は少なく、肌を黒くする作用をもたらします。皮膚の真皮に届くため、弾力やハリを保つための膠原線維(コラーゲン)や弾力腺維(エラスチン)を変性させ、皮膚の老化を早める原因にもなります。

紫外線B波(UVB/中波長紫外線)

紫外線A波よりも強力な刺激を肌に与えます。皮膚の比較的浅いところまでしか届かない性質ですが、赤くヒリヒリと炎症を起こす原因になります。皮膚細胞の遺伝子DNAに傷をつけ、シミやしわを作ったり、大量に浴びることで皮膚ガンを発生させたりすることもあるタイプです。

紫外線C波(UVC/短波長紫外線)

波長の短い光線で、オゾン層によって吸収されるため地表に届くことはほとんどありません。ですが、仮に皮膚に当たった場合は紫外線A波、紫外線B波よりもはるかに皮膚ガンをもたらす光線とされています。今後、環境問題となっているオゾン層の破壊が進行すれば、紫外線C波の影響も心配されるでしょう。

主に影響があるタイプは紫外線B波

前述の通り、紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波などがありますが、日光が体にもたらす悪影響のほとんどは紫外線B波によるものです。
紫外線B波は、日焼けによる炎症、皮膚の早期老化、しわ、シミ、皮膚がんなどの原因とされています。

日本の夏は、冬の約5倍近い紫外線B波が地表に降り注ぎ、紫外線量でみると午前10時から午後2時ごろまでが最も多く、正午前後がピークとなります。
太陽からの直射に加えて、地表からの反射も十分に注意が必要です。

特に地表からの紫外線反射に注意が必要な場所としては海やプール、スキー場のゲレンデ、コンクリートで鋪装された道路などが挙げられます。

検査内容と主な診療科目

医療機関を受診する場合は皮膚科を受診します。
紫外線の影響を受けた場合、光線過敏症かどうかを調べるため、紫外線を皮膚の一部に当てて反応を観察する光線検査を行うことがあります。

この検査では、どの程度の光量や波長で紅斑(光の当たったところだけ生じる赤み)が出現するか、光線を当てることで実際に皮膚にできた発疹と同様の発疹ができるかなどを観察して判定します。

日焼けは、日光に長く当たったという経過、境界がはっきりした炎症、露出した部分の赤み、もしくは水ぶくれという症状から容易に診断ができます。

皮膚が露出した部分だけに発疹ができた場合は光線過敏症を疑います。

治療方法と治療期間

日焼けをした皮膚は早めの治療が大切です。

応急処置として熱を帯びてヒリヒリした患部に冷たい水を含ませたタオルなどをあてがいます。
受診した際は治療薬は皮膚の痛みや炎症に応じて、非ステロイド性消炎鎮痛薬や副腎皮質ステロイド薬を使います。
日焼けが広範囲に及んでいたり、痛みが強すぎたり軟膏を塗ることができない時は、スプレータイプの薬を使う場合もあり、医師による判断で治療方法が変わります。

日焼けした皮膚は数日のうちに自然に治りはじめますが、完全に元の状態に戻るには数週間かかります。
炎症が治まった後も、皮膚は乾燥した状態になっているので、化粧水や乳液などで水分と油分を補うことも治療の1つです。

日焼けの治療薬

・非ステロイド性消炎鎮痛薬
・シクロオキナーゼ活性阻害
・OTC薬外用薬(インドメタシン・ケトプロフェンなど)
・副腎皮質ステロイド薬
・酸化亜鉛
・グリチルリチン酸
・グリチルレリン酸

光線過敏症の治療

光線過敏症の治療薬としては、軽症の場合は抗アレルギー薬、重症の場合は副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬を使用します。
外出時には、直射日光を避け、肌に合ったサンスクリーン剤(日焼け止め)を使用してなるべく紫外線による影響を抑えます。
サンスクリーン剤は、紫外線を吸収する「紫外線吸収剤」と紫外線を反射させる「紫外線散乱剤」を主成分として構成されています。

紫外線吸収剤

紫外線を吸収して熱エネルギーに変えることで、紫外線が皮膚の中に入るのをくい止める作用があります。
主にパラアミノ安息香酸誘導体、ケイ皮酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体などです。

紫外線散乱剤

物理的に紫外線をはね返す作用があります。
酸化チタン、酸化亜鉛など、肌が荒れたりかぶれたりすることもあるので、肌の丈夫でない人や毎日使用する場合には注意が必要です。

※サンスクリーン剤の成分解説

サンスクリーン剤は日光をどの程度防げるかを示すSPF(Sun Protection Factor)値とPA(Protection grade of UVA)値という数値によって分けられています。
「SPF値」はサンスクリーン剤を塗っていない素肌と比べて、日焼けするまでの時間を何倍に延ばすことが出来るかという目安の値です。(例/SPF10は、日焼けするまでの時間を10倍に延ばせる)「SPF値」が大きいほど、紫外線B波の防御効果が高くなります。
一方の「PA値」は、+、++、+++の三段階に分かれており、紫外線A波を防御効果の高さで表しています。

SPF PA
0~12 … UVB防止効果がある
13~29 … UVB防止効果が高い
30以上 … UVB防止効果が非常に高い
※注意 SPF値が高いと、肌がかぶれたりアレルギー反応を起こしたりする場合があります。
PA+ … UVA防止効果がある
PA++ … UVA防止効果が高い
PA+++ … UVA防止効果が非常に高い
※注意 PA値が高いと、肌が乾燥しやすくなります。

治療の展望と予後

メディアの影響で、一見健康的にみえる日焼けは、実際には健康上のメリットはあまりなく、日焼けのしすぎは皮膚がんなどのリスクを高めます。

外で活動する場合、皮膚が赤くなる兆候が現れたら、できるだけすぐに日陰に移動することで防ぐように心がけます。

強い直射日光に当たらないようにするために、日傘を使う、サングラスをかける、つばの広い帽子をかぶる、長そでを着る、建物や車の窓ガラスにUVカットフィルムを貼るなどして紫外線対策は多様です。

発症しやすい年代と性差

日焼けは日光に晒されていれば年代、性別にかかわりなくおこり得ます。年代や性別に限らずむしろ屋外での活動が多いかどうかに影響されます。

薬物性の光線過敏症は薬疹全体の14%を占めてます。

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