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なぜ日焼け止めは肌荒れの原因になる?肌トラブルを防ぐ商品の選び方

更新日:2022/11/30 公開日:2018/07/18 view数:729
日焼け止め 肌荒れ

夏の強い日差しや紫外線から肌を守るために、日焼け止めは必須です。

しかし肌を守るために塗った日焼け止めが、逆に肌荒れを起こしてしまうことがあります。

この記事では日焼け止めが肌荒れを起こす理由と、肌にやさしい日焼け止めの選び方を紹介します。

 

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目次
  1. 日焼け止めが肌荒れを起こす原因
  2. 日焼け止めによる肌荒れを防ぐには?
  3. 日焼け止めを塗らないとどうなるの?
  4. まとめ

日焼け止めが肌荒れを起こす原因

1.紫外線カットの成分によるもの

かゆみ

日焼け止めには紫外線をカットする成分が含まれており、これが肌荒れの原因となることがあります。

大きく分けて2つの成分がありますが、商品によってどちらが配合されているかは異なります。

紫外線吸収剤

浴びた紫外線を吸収し、化学変化により熱エネルギーに変換して放出します。

肌の上で化学反応が起こるため、乾燥・赤み・かゆみといった肌トラブルがあらわれます。

紫外線散乱剤

浴びた紫外線を鏡のように反射させるので、直接肌には届きません。

紫外線吸収剤より肌への刺激は少ないです。

2.金属(亜鉛)アレルギーを起こしている

アレルギー

日焼け止め(紫外線散乱剤)には、酸化チタンや酸化亜鉛が含まれているものもあります。

日焼け止めに使用するチタンでアレルギーが起こるケースは少ないですが、亜鉛の場合は安い原料を使用していると不純物(酸化し切れていない亜鉛など)が混ざることがあります。

そのため汗や他の化粧品との間で化学反応を起こし、肌荒れにつながる可能性があります。

亜鉛アレルギーの方は、酸化亜鉛が入っていない日焼け止めを選ぶようにすると安心です。商品の成分表に記載されています。

3.日焼け止めがきちんと落ちていない

洗願

日焼け止めは落ちにくく、肌に残ることがあるため注意が必要です。

特にウォータープルーフタイプは洗っても完全に落としきれないことがあり、肌荒れの原因となります。

このタイプの商品は、専用のクレンジングやオイルタイプのメイク落としでないと落ちない場合が多いです。

日焼け止めが肌に残っているように感じたら、過剰に洗ったりごしごし擦ったりすることは控え、専用のクレンジングでやさしく落としましょう。

4.体調変化で肌が敏感になっている

体調不良

生理前・生理中・妊娠中・風邪・花粉症といった体調変化で、肌の調子も変動します。

ホルモンバランスの乱れやアレルギーにより肌が敏感になると、日焼け止めの刺激を受けて肌荒れを起こしやすくなります。

こういうときに新商品を試すことはせず、いつも使っているものを使用するのが無難です。

日焼け止めによる肌荒れを防ぐには?

1.肌にやさしい日焼け止めの選び方

○×

日焼け止めによる肌荒れを防ぐためには、次のような商品を選ぶようにすると効果的です。

SPFやPAの値が高くないもの

肌への負担を減らすためには、SPFやPAの数値が高すぎないものを選びましょう。SPF30、PA++くらいが目安になります。日常生活の中で浴びる紫外線であれば十分防御することができます。肌への負担のマイナス面と、紫外線カットのプラス面のちょうどいい数値になります。

SPF

・UVB防御力の高さを表す

・最大値は50

※UVB(紫外線B波)

肌表面を傷めて細胞を傷つけ炎症を起こす

PA

・UVA防御力の高さを表す

・最大値は++++

※UVA(紫外線A波)

肌の奥まで届いてシミやしわの原因になる

これらの数値は高ければ高いほど紫外線カット効果も上がりますが、その分肌への負担も大きくなります。

石鹸で落とせるもの

日焼け止めを落とす際に肌に負担がかからないよう、石鹸で落とせるタイプのものもおすすめです。紫外線カット効果はそうでないものと比べても劣ることはありません。

ノンケミカルのもの

紫外線吸収剤や界面活性剤などを使用していない、無添加のノンケミカルな日焼け止めもあります。こちらも、紫外線カット効果はそうでないものと比べて劣るわけではありません。無添加やノンケミカルは、メーカーによっても定義が異なるので、肌の弱い方は成分表示を確認し、自分に合ったものを使用しましょう。

2.肌荒れを防ぐ日焼け止めの塗り方

日焼け止めの下にワセリンを塗る

ワセリン

日焼け止を塗る前にワセリンを極少量でも塗る事をオススメします。ワセリンは油分ですが、このワセリンで1枚膜を作る事でクレンジングの際に石鹸で落とせる様になります。

日焼け止めを使用する量ですが、500円玉一つ分を延ばすように、ムラができないように塗ります。

2~3時間ごとに塗りなおすようにしましょう。

汗で流れたり、長時間経つと効果がなくなってしまいます。

部位に合った日焼け止めを使用する

日焼け止めには、顔用とボディ用で分かれている場合もありますので、それぞれに合った部位のものを使いましょう。

ボディ用のものを顔に塗ると顔の肌に負担がかかってしまうことがあります。

顔用のものを体に使うことは、問題はありません。

3.日焼け止め以外のUV対策も欠かさずに!

日よけグッズ

日焼け止め以外にも、紫外線を防ぐ手段はいくつかあります。

  • ・帽子
  • ・日傘
  • ・上着
  • ・サングラス
  • ・手袋

日焼け止めだけに頼るのではなく、UV加工された商品を使って肌を保護することも有効です。

日焼け止めを塗らないとどうなるの?

夏場のアウトドアでもない限り、日焼け止めを塗らなくても特に問題ないように思えますが、日焼け止めは常に塗らないといけないのでしょうか。

1.冬場は日焼け止めを塗らなくてもいい?

一年で最も紫外線量が多いのは夏ですが、それ以外の季節も紫外線があるので日焼け止めは必要です。

冬の紫外線は少量ですが、UVケアを怠るとシミを発生させる可能性があります。

また紫外線は水分を蒸発させる作用があるため、ただでさえ空気が乾燥している冬にさらなる乾燥を誘発します。

冬は日焼け防止だけでなく、シミの予防や肌ダメージを軽減する目的でも日焼け止めを使用しましょう。

2.家の中なら日焼け止めは必要ない?

紫外線は、実は窓ガラスや雲を通り抜けやすいです。

そのため家の中にいるときや曇りの日でも、日焼け止めを使用した方が肌ダメージを軽減できるでしょう。

まとめ

日焼け止めは色々な種類があるので、自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。

肌荒れの原因は日焼け止めが合っていないのか、落とし切れていないのか、体調不良で一時的に肌が敏感になっているためなのか、突き止めて改善していきましょう。

なかなか治らない場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

執筆・監修ドクター

長谷川 佳子
長谷川 佳子 医師 ルサンククリニック銀座院 院長 担当科目 形成外科/皮膚科/内科

経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

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