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日焼けの水ぶくれの処置方法を解説!何日後に出来る?皮膚科へ行くべき?

更新日:2023/07/26 公開日:2020/12/16 view数:31,263
日焼け

【医師監修】

日焼けをした箇所に水ぶくれができることがあります。

水ぶくれができたときは、火傷と同じように皮膚が炎症を起こしている状態なので、迅速な処置が必要です。

この記事では日焼けによって水ぶくれができる理由と、水ぶくれができたときの対処法について解説します。

目次
  1. 日焼けで水ぶくれができるのはなぜ?
  2. 水ぶくれができたときの処置
  3. 水ぶくれが治るまでの過ごし方
  4. まとめ

日焼けで水ぶくれができるのはなぜ?

 

紫外線

紫外線には肌の表面を焼く「UVB」と、肌の奥まで届く「UVA」がありますが、水ぶくれの原因となるのはUVBです

肌の奥まで届いた紫外線は毛細血管の組織を破壊しますが、これを修復するためにつくられるリンパ液が、水ぶくれの正体です。

この液には皮膚を保護してダメージを修復する成分が含まれており、皮膚の再生に伴って少しずつ吸収されていきます。

水ぶくれは日焼け後1~2日後にでき、治るまでは1~2週間ほどかかります。

水ぶくれができたときの処置

1.まずは冷やす!

冷たいシャワーや水風呂などで患部を冷やします。

水風呂に入れる状況ではない場合、氷や保冷剤で冷やしましょう。

氷や保冷剤は直接肌に当ててしまうと刺激が強いので、タオルやガーゼ、ハンカチなどで包んで患部に当てることが重要です

2.水ぶくれを潰さない

水ぶくれは肌を修復するための分泌液なので、潰さないようにしましょう。

潰してしまうとそこから雑菌が入って、二次感染を起こす恐れがあります

潰れてしまった場合は皮膚科へ行くのが一番ですが、難しければその部分を清潔に保って保護しましょう。

3.市販の塗り薬で保護する

塗り薬

市販の薬を塗るのも良いでしょう。

保湿成分や抗炎症成分入りのローションで患部を保湿し、炎症がひどい場合はステロイドの入った薬を使うようにしましょう。

非ステロイドのものだと白色ワセリンやオリブ油などが、皮膚の乾燥を防ぎ水ぶくれを保護してくれます。

定期的に取り換えるという条件で、塗り薬の上から絆創膏やガーゼを使用してもOKです。

4.皮膚科を受診し、処方薬を使用する

処方薬

ヒリヒリが続いたり熱を持っていたりと炎症がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。

皮膚科では、ステロイド外用薬や抗生物質を処方してもらえます。

処方薬の方が効率が良く、市販で購入することのできない抗生物質を出してもらえるというメリットがあります。

水ぶくれが治るまでの過ごし方

水ぶくれを素早くきれいに治すために、意識したいことをまとめました。

1.栄養をしっかり摂る

ビタミン

水ぶくれにはたんぱく質、肌代謝にはビタミンとミネラルが必要なので、次の食材をしっかり取り入れましょう。

・ビタミンA:緑黄色野菜
・ビタミンC:果物、ブロッコリー・モロヘイヤ・青菜などの野菜
・ビタミンE:かぼちゃ、ナッツ
・鉄分:青菜、ひじき、大豆製品、レバー
・亜鉛:牡蠣、あさり、しじみ
・たんぱく質:卵、肉、魚、大豆製品

また、水ぶくれの修復にはこまめな水分補給も大切です。

2.顔の場合はメイクを控える

顔に水ぶくれができている間は、メイクを控えましょう。

メイクやそれを落とすクレンジングは肌を刺激するので、水ぶくれの悪化につながる可能性があります。

3.服装にも注意!

服装

上半身は服装の刺激を受けやすい部分なので要注意です。

体を締め付けるような洋服や、患部に近い位置のアクセサリーはなるべく避けましょう。

またバッグを持つときも、水ぶくれができている部分になるべく触れないようにします。

患部に髪がかかる場合は結んで、水ぶくれに触れないように注意してください。

4.さらなる紫外線を浴びない

日焼け

水ぶくれが治ったばかりの頃は、まだ皮膚が出来たてで柔らかい状態です。

この間に患部に強い紫外線を浴びると、色素沈着を起こして跡になりやすいです。

新しい皮膚ができたばかりのときは、その部分に直接紫外線を受けないよう注意してください。

衣類や日傘で対応したり、炎症や傷がなければ日焼け止めを使用したりすると良いでしょう。

まとめ

ひどい日焼け後にできてしまう水ぶくれは、肌を守るための分泌液です。

水ぶくれにあった対処をしてきれいな肌へ治すため、ヒリヒリする、熱を持っているなど炎症がひどいときは、できるだけ早く皮膚科を受診して治療しましょう。

執筆・監修ドクター

長谷川 佳子
長谷川 佳子 医師 ルサンククリニック銀座院 院長 担当科目 形成外科/皮膚科/内科

経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

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