ひとつのIDでさまざまな施設の順番待ち・予約が可能

EPARKグループ

喉がかゆいのは風邪ではない?!アレルギーのサインかも

更新日: 公開日:
118,126view
目次
  1. 喉のかゆみの多くはアレルギー
  2. 喉がかゆい場合には食べ物のアレルギーのことも
  3. そのほかにも考えるべき病気
  4. 喉がかゆくなったらまずは耳鼻いんこう科へ

more

喉に違和感があって、「あれ?喉がかゆいかも?」なんて感じたことはないでしょうか。特定の食べ物で喉がかゆくなるという人もいます。風邪の最初や、治りがけに喉がかゆくなるという人もいます。

突然、喉がかゆくなるといったい何がおきているのか不安になります。どんなことが原因となって喉のかゆみはおきるのでしょうか。

喉のかゆみの多くはアレルギー

喉がかゆい場合、最初に思い浮かぶ原因はアレルギーです。アレルギーとは、ある特定の物質が「アレルゲン」というアレルギーをおこす原因物質となって通常以上に免疫による反応を引き出すことでおこります。
反応にはさまざまな症状が含まれ、かゆみや熱感、粘液の分泌や腫れ、くしゃみ、咳(せき)などがあります。

アレルギーの代表例といえば花粉症です。日本でも毎年、春先にスギやヒノキの花粉症で悩まされる人がたくさんいます。主に鼻や目に対する症状があらわれます。なかには花粉を吸い込み、喉に症状があらわれる人もいます。今や日本人の4人に1人は花粉症があるとされています。アレルギーによる喉のかゆみは日本人にとって頻度の高い原因といえるでしょう。

また、かゆみは神経が過敏になるとちょっとした刺激で感じやすくなります。例えば気温差などでも過剰に反応するようになると、冷たい空気を吸い込むだけでむずむずした感じと一緒に、激しくせきこむこともあります。
脱水症状などでおこった喉の乾燥も、喉を刺激して、かゆみの感覚を引きおこすことがあります。

風邪からアレルギーがおこりやすくなることも

喉が痛い症状の代表といえば風邪ですが、風邪の引きはじめで炎症がまだ少なかったり、治りかかってきたりしている状態になるとかゆいという人もいます。
これは喉の組織にある神経が刺激を感じて、かゆみとして感じているのではないかと考えられます。

そのなかでもマイコプラズマやクラミジアなどに感染することでおこる非定型肺炎(ひていけいはいえん)は「walking pneumonia(あるきまわる肺炎)」と呼ばれることがあります。症状はひどくありませんが、喉がむずむずする感じと咳が続くことがあります。

それだけではなく、風邪をひいて炎症がおこることで、喉の粘膜が過敏になり刺激を受けやすくなることがあります。例えば気管支喘息(きかんしぜんそく)はアレルギーにより引きおこされますが、風邪が発作のきっかけとなることがあります。感染後性咳そうは、風邪などウイルス性上気道炎に引き続いてのどのむずむず感が残り、咳がだらだらと続く状態のことです。

薬による反応

薬によって喉がかゆくなることがあるかもしれません。ACE阻害薬などの高血圧に対する薬の一部では副作用としてかゆみと、それに引き続く乾いた咳をおこすことがあります。また、正しく使用していてもアレルギーによる予期しない反応としてかゆみが生じることがあります。

もし薬を飲んで喉に異常なかゆみを感じた場合は、まず薬をもらった薬局や医師に確認してください。市販薬であれば、すぐに薬の使用を中止して医療機関を受診してください。

喉がかゆい場合には食べ物のアレルギーのことも

口腔アレルギー症候群と花粉症

口腔(こうくう)アレルギー症候群とは、何かのアレルギーがある人が一見関係のないものを食べ、口や喉がかゆくなったり、腫れたりする症状のことです。よく知られている例では、シラカバによるアレルギーのある人が、サクランボやリンゴなどを食べるとこうした症状があらわれます。

こうした現象はなんらかの花粉症やアレルギーのある人全員におこるというものではありません。仕組みとしては、反応をおこすアレルゲンの構造が似ているものの場合におこっていると考えられています。こうした反応をおこすことを交差反応性といい、以下のような交差反応性が確認されています。

交差反応性の代表例

ヒノキ・スギ → トマト
シラカバ → リンゴ、モモ、サクランボ、イチゴ、ナッツ類
イネ科 → トマト、スイカ、メロン、オレンジ、ジャガイモ
ヨモギ・ブタクサ → メロン、スイカ、セロリ

あくまでも一例ですが、もし自分自身や家族にアレルギーがある場合は、こうしたことがおこることがあると気にとめておきましょう。

また、例えばシラカバアレルギーのある人は、交差反応性がある食材すべてにたいして症状があらわれるというわけではなく、そのうちの一種類だけということもあります。さらにこうした食材は、加熱したり、加工したりすることでおこらなくなることが多く、体調によっても症状が出たり、出なかったりすることもあります。

より重篤な食物アレルギー

口腔アレルギー症候群は比較的軽いアレルギー反応が中心です。しかし、アレルゲンの種類によっては、明確な食物アレルギーの症状として喉のかゆみをおこすことがあります。
ソバなど直接その食べ物に対してアレルギーをおこしますが、なかには小麦粉にふくまれているダニなど他の成分で引きおこされていることもあります。

多くの場合、口の中にもイガイガした感じやかゆみだけではなく、腫れなどをおこすことがあります。喉以外の粘膜や皮膚に症状があらわれることもあり、その場合には皮膚のかゆみや発疹、むくみがあらわれる場合もあります。
目であれば、充血やまぶたの腫れなどがおこります。そのほか、くしゃみや鼻水など鼻の症状などあらゆるところに症状がおこる可能性があります。

食物アレルギーでは、喉がかゆくなるだけではなく締め付けられたりするような感じになることがあります。ほかにも息苦しく感じる、咳や喘息など、かゆみ以外の症状があらわれることもあります。
こうしたサインは重症化して全身に強い症状があらわれるアナフィラキシーをおこす兆候でもあります。
アナフィラキシーは短い時間で「脈が速くなる」「意識がもうろうとする」「血圧が急激に低下するアナフィラキシーショック」をおこすなど、生命にかかわります。重症化する可能性もあるので注意が必要です。

そのほかにも考えるべき病気

咳喘息に要注意

咳喘息でも、喉のむずがゆい感じと乾いた咳がいつまでも続きます。咳は昼間よりも深夜から早朝に多いことが特徴です。通常の気管支喘息でおこるような呼吸困難がなく、乾いた咳が数週間にわたって続きます。
喘息の治療で用いるような気管支拡張薬で症状が改善することが特徴です。また胸部レントゲン写真では異常が認められません。

こうした咳喘息でも、実は気管支などの下気道は過敏になっているので、放置すると気管支喘息になることがあります。早めに医療機関を受診し、治療を開始しましょう。

後鼻漏症候群や逆流性食道炎

鼻汁が喉に落ちる後鼻漏(こうびろう)がおこることで、喉が刺激されてかゆみを感じることもあります。後鼻漏は副鼻腔炎(ふくびくうえん)が原因で生じることが多く、治療をしても最後まで消えにくい症状でもあります。

逆流性食道炎も喉を刺激することがあります。睡眠中に胃酸が逆流してきて胸やけなどの症状をおこすことがありますが、さらに咽頭部まで逆流が進むと咽喉頭酸逆流症(いんこうとうさんぎゃくりゅうしょう)になります。そうなると喉を刺激することでかゆみの原因になることもあります。

喉がかゆくなったらまずは耳鼻いんこう科へ

喉は口や鼻から食道や気管への「通り道」になっています。さまざまなルートからの刺激を受けて「かゆみ」や「いたみ」などの症状をおこすことがあります。

喉にかゆみがある場合は、耳鼻いんこう科、咳も一緒にあるようであれば呼吸器内科を受診しましょう。耳鼻いんこう科では喉の状態を確認し、どのような炎症がおきているのか、あわせて鼻の症状なども確認することができます。呼吸器内科では気管支や肺の状態を確認し、喘息がおきているのかを確認します。

病院にいくことでアレルギーのテストをすることができます。アレルゲンを特定すれば、そうした食品を避け、接触しにくい環境をつくる、あるいは逆に少しずつ計画的に摂取することで体を慣らしていくような治療をするなどの対策も可能になります。

アレルギーの症状には危険なものも含まれています。たかがかゆみと油断せず、体が警告するサインと考えて対策しましょう。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):