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きょうけんびょう狂犬病

きょうすいしょう/きょうすいびょう恐水症/恐水病
更新日:2022/09/27 公開日:2020/01/08 view数:4,413
目次
  1. 狂犬病とは
  2. 狂犬病の症状
  3. 狂犬病の診療科目・検査方法
  4. 狂犬病の原因
  5. 狂犬病の予防・治療方法・治療期間
  6. 狂犬病の治療経過(合併症・後遺症)
  7. 狂犬病になりやすい年齢や性別

狂犬病とは

狂犬病(きょうけんびょう)とは、狂犬病ウイルスによる感染症です。

狂犬病ウイルスに感染している動物に噛まれることで感染します。感染例のほとんどは野生動物からの感染で、主な感染源は犬、猫、コウモリなどです。

幻覚やけいれんなどがおこり、生命にかかわります。症状があらわれたら、有効な治療法はありません。

野生動物に噛まれたら、すぐに傷口を洗い流し、医療機関を受診することが大切です。

日本では1950年代に撲滅され、それ以降、感染は確認されていません。しかし、世界には、いまだ流行が続いている国もあります。

流行している国へ行く場合は、事前に予防のためのワクチンの接種を受け、現地では動物に注意しましょう。

狂犬病の症状

狂犬病は、動物に噛まれた直後に傷が痛む、かゆくなるといったことがあります。

人間が感染した場合、本格的な症状があらわれるまでの期間は10日から1年以上と幅があります。1~3カ月ほどで症状があらわれることがほとんどです。

最初にあらわれる症状として、発熱や頭痛があります。全身がだるくなり、食欲もなくなります。

のどの筋肉が麻痺するため、つばが飲み込めなくなります。そのため、常によだれが垂れている状態になります。

のどからの刺激によって、のどの奥や全身がけいれんし、苦痛で水を飲むこともできなくなります。

症状が進んでいくと、落ち着きがなくなります。錯乱し、興奮します。異常な行動などもみられ、幻覚を見るなど、神経にかかわる症状もあらわれます。

その後、全身が麻痺して昏睡状態となり、死に至ります。なかには、興奮状態にならず、症状があらわれたタイミングで全身が麻痺することもあります。

このような症状は人間だけでなく、ほかの動物にもおこります。

狂犬病の診療科目・検査方法

野生動物に噛まれたらすぐ保健所に相談し、狂犬病に対応が可能な内科や感染症内科などを受診してください。

動物に噛まれ、頭痛や錯乱などの症状がみられた場合は、狂犬病を疑います。

狂犬病ウイルスがあるかどうかを調べるために、皮膚、つば、脊髄液を取って、サンプルを検査します。

ポリメラーゼ連鎖反応法(PCR法)という検査方法で、狂犬病ウイルスの遺伝子を調べるのが一般的です。

何度かサンプルを検査することで、狂犬病ウイルスを見つけ出せる可能性が高くなります。

狂犬病の原因

狂犬病ウイルスに感染した動物に噛まれることで感染します。感染した動物のつばのなかに狂犬病ウイルスが存在しているためです。

すべての哺乳類が狂犬病ウイルスに感染します。狂犬病に感染した動物の多くは、症状があらわれてから数週間後に死にますが、感染している間に病気を広める恐れがあります。

人間への感染源となっている主な動物は、犬、猫、コウモリ、アライグマ、スカンク、キツネなどです。

日本では、飼い犬に対するワクチンの予防接種が飼い主に義務づけられています。そのため、国内で感染が発生した例は、人間だけでなく、犬についても1950年代以降は確認されていません。

一方で、アジアやアフリカ、中米などには、いまだ狂犬病のリスクが高い国も多くあります。そのため、海外へ行く際には、事前に流行の状況などを確認しておくことが大切です。

狂犬病の予防・治療方法・治療期間

狂犬病の症状があらわれた場合、有効な治療法はありません。症状を和らげ、できる限り不快感を取り除くことが治療の目標となります。

狂犬病の治療経過(合併症・後遺症)

狂犬病に感染し、症状があらわれた場合は有効な治療法がないため、ほぼ死に至ります。そのため、感染しないよう気をつけなければなりません。

第一に、動物に噛まれないよう対策をすることが大切です。動物へはむやみに近寄らないようしましょう。

狂犬病が流行している国へ行く場合は、狂犬病ワクチンの予防接種を受けておく必要があります。

動物に噛まれたら、すぐに傷口を石鹸と水で徹底的に洗い流してください。傷が深い場合は、強い流水で洗い出します。

その後、医療機関を受診して、消毒してもらいましょう。

噛んだ動物に狂犬病の疑いがある場合は、ただちにワクチンの接種を複数回受ける「暴露後(ばくろご)ワクチン接種」で、感染を防げることもあります。

狂犬病になりやすい年齢や性別

全世界では、毎年5万人以上の人が狂犬病で死んでいます。

日本国内では、1956年を最後に感染は報告されていません。

しかし、まれではありますが、海外で感染した人が帰国後に症状があらわれ、死ぬこともあります。

また、海外からの旅行者も多いことから、油断のできない状況といえます。

執筆・監修ドクター

荒牧 竜太郎
荒牧 竜太郎 医師 荒牧内科 院長 担当科目 内科/呼吸器内科

経歴1998年 埼玉医科大学 卒業
1998年 福岡大学病院 臨床研修
2000年 福岡大学病院 呼吸器科入局
2012年 荒牧内科開業

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