赤血球が少ない原因は?鉄欠乏性貧血の恐れも。改善する食事について

【医師監修】赤血球が少ないことで起きる代表的な病気は貧血です。
若い女性に多く見られ、血液中の酸素不足により慢性的な疲れやすさや頭痛の原因にもなります。男性の場合は貧血以外の疾患の疑いもあります。
赤血球が少ない!原因は?
1.そもそも、赤血球の基準値はどのくらい?

赤血球の基準値は、男性では1マイクロリットルの中に、420~570万個、女性では380~500万個程度だと言われています。
女性よりも男性の方が基準値が高いのは、女性の場合は月経や妊娠により数値が低くなるケースがあるからです。
2.赤血球が少ない原因
貧血

赤血球が少ないことで起きる病気の代表的なものは貧血です。
体内に酸素を運搬する赤血球が不足することで酸素不足を引き起こします。
特に鉄分が不足するために起きる「鉄欠乏性貧血」が日本人には多く見られます。
貧血の7~8割が鉄欠乏性貧血だといわれています。
男性の場合、貧血以外の疾患の疑いも

男性の場合、貧血は少ないため、貧血以外の疾患を疑った方がよいケースもあります。胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸がんなども赤血球が少なくなることがあるため注意が必要です。
赤血球が少ないとなぜダメ?病気のリスクも
1.赤血球が少ないことで起こる症状

赤血球の数が少ないと、全身に十分な酸素を送ることができません。
そのため症状としては、動悸や息切れ、慢性的な疲れやすさや倦怠感、頭痛などとなってあらわれます。
2.赤血球が少ないとかかりやすい病気
鉄欠乏性貧血の他にも、「再生不良性貧血」や「溶血性貧血」などがあります。
再生不良性貧血
赤血球を含むすべての血球が作られなくなる病気です。
溶血性貧血
赤血球の寿命は約120日ですが、赤血球の膜がそれよりも早く壊れてヘモグロビンが流れ出しておこります。溶血性貧血の典型では皮膚や目が黄色くなるのが特徴です。
健康診断で「赤血球が少ない」といわれたら…対処法
1.再検査を受ける必要はある?

激しいスポーツをした後など、赤血球が壊れてしまい、一時的に赤血球の数が少なくなってしまうことがあります。
健康診断で赤血球の少なさを指摘された場合、慢性的に少なくなっているのかどうかを把握するために再検査が必要です。
2赤血球の数値を改善する方法
たんぱく質と鉄分を意識して3食しっかり摂る

まずは、栄養バランスが整った食事を3食しっかり摂ることが大切です。その上で、食品から、赤血球の材料となるたんぱく質や、造血に必要な鉄分など多く含む食品を摂ることを心がけましょう。
良質なたんぱく質は、魚や肉、大豆製品、卵などに含まれています。
鉄分を摂取するには、肉や魚などに含まれている「ヘム鉄」と野菜などに含まれている「非ヘム鉄」をバランスよく摂取すると、より効率よく摂ることができます。
無理なダイエットやカロリー制限はやめる

無理なダイエットをして食事の量が減れば、鉄分の量も減ってしまいます。しっかりと食事をとるようにしましょう。
毎食、主食や主菜、副菜を組み合わせたバランスの良い食事に加え、乳製品や果物なども適量摂るようにするとなお良いでしょう。
適度な運動で血流を良くする

適度な運動は血流を良くしてくれます。
運動不足の人は一駅歩くなど、日常生活でできることから初めてみましょう。ストレスをためずに時には休むことも大切です。
まとめ
特に若い女性は、赤血球が少ない傾向があり、貧血を起こす人も珍しくありません。
赤血球が少ないと貧血だけでなく、免疫力も低下してしまうことから、様々な病気のリスクが高まります。
日常生活を見直すだけで数値を改善できることもあるので、再検査を受けるとともに、食事や運動習慣を改めてみましょう。
執筆・監修ドクター
経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業
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