にじせいこうけつあつ二次性高血圧

重症あるいは治療抵抗性高血圧であることや、若年発症の高血圧や急激な高血圧発症などが挙げられます。

原因を同定し治療することにより効果的に血圧を降下させることができます。
そのため二次性高血圧を疑う場合には適切な診断に至るためにも早期に受診することが必要です。
内科の受診が必要です。

検査内容

問診、身体所見、および一般臨床検査を行い、二次性高血圧症が疑われる場合には特殊スクリーニング検査を行います。
特殊スクリーニング検査には血漿レニン（PRA）、 腎シンチ・スキャン（レノグラム）、 カプトプリル負荷PRAなどの機能的診断や腎動脈超音波、MRA検査やCT血管造影検査などがあります。

ホルモン分泌異常や腎臓の病気、また薬剤の副作用によって発症することがあります。
比較的頻度の高いものとして、 腎実質性高血圧、 原発性アルドステロン症、 腎血管性高血圧、 睡眠時無呼吸症候群などが挙げられます。
CKD（慢性腎臓病）では50-70%程度の患者さんが高血圧を合併することが報告されています。
腎機能低下が高度になるに従い高血圧を呈する頻度は高くなります。

治療法

原因疾患により異なります。
適切な診断や治療が必須であることから高血圧専門医による治療が必要です。

治療期間

原因疾患により異なります。

原因となる疾患の治療を行うことで、高血圧や高血圧に伴う合併症も改善する可能性があります。

高血圧患者のうち10％前後が二次性高血圧と考えられています。年齢や性差については原因疾患により異なります。