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りゅうこうせいかくけつまくえん流行性角結膜炎

はやりめはやり目
更新日:2022/09/26 公開日:2020/01/14 view数:3,902
目次
  1. 流行性角結膜炎とは
  2. 流行性角結膜炎の症状
  3. 流行性角結膜炎の診療科目・検査方法
  4. 流行性角結膜炎の原因
  5. 流行性角結膜炎の予防・治療方法・治療期間
  6. 流行性角結膜炎の治療経過(合併症・後遺症)
  7. 流行性角結膜炎になりやすい年齢や性別

流行性角結膜炎とは

流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)とは、アデノウイルスが原因となっておこる結膜炎です。

結膜だけでなく、角膜にまで炎症が及ぶので、「角結膜炎」と呼ばれています。

突然、眼が真っ赤になり、目ヤニが出るのが特徴です。大量の目ヤニによって、朝起きたときに眼が開かなくなっていることもあります。

また、かかってから1週間程度が過ぎると、角膜に点々とした濁りがあらわれることもあります。

アデノウイルスにはいくつかの種類があり、胃腸炎や、呼吸器官の症状を起こすものもあります。また、ール熱」と呼ばれる咽頭結膜熱を起こすことでも知られています。

アデノウイルスは伝染性も強いため、家庭のなかだけでなく、家庭の外へも広げないように心がけることが大切です。

流行性角結膜炎の症状

流行性角結膜炎の症状は、眼の痛み、充血、目ヤニ、多量の涙、瞼(まぶた)の腫れなどがあります。

眼の症状だけでなく、耳の前下側にある耳下腺のリンパ節がはれたり、熱が出たりすることもあります。眼の痛みが強くなることもあり、ゴロゴロとした違和感があります。

角膜に炎症がおこると、角膜の上に白い斑点のような濁りがあらわれます。角膜そのものの透明性が下がることで、ものが見えにくくなり、光をまぶしく感じる場合もあります。

リンパ節の腫れは、その部分に触れると痛みを感じることがあります。

症状があるのは片方の眼だけであったとしても、何日か過ぎた後、もう片方の眼にも同じような症状があらわれることが多くあります。

流行性角結膜炎の診療科目・検査方法

流行性角結膜炎は症状の程度にかかわらず、伝染力の強い病気です。眼科を受診しましょう。

まず、眼にあらわれている症状や、周囲の流行の状況を確認します。

眼に現れる症状以外に、耳の前下側にある耳下腺のリンパ節がはれる腫脹(しゅちょう)があるかどうかなども診断の材料になります。

また、結膜からぬぐい取った液を調べることでも診断できます。

流行性角結膜炎の原因

流行性角結膜炎は、アデノウイルスが原因です。アデノウイルスにはいくつかの種類があります。

その中でも、主に8型、19型、37型が流行性角結膜炎の原因となります。

感染は、アデノウイルスに触れることによって広がります。

感染力は強いものの、空気感染はおこりません。ウイルスが付着しているタオルやハンカチを使い回すことなどがきっかけとなります。

医療の現場や、家庭、プール、公衆浴場などで感染が広がることがあります。そうした施設を中心に流行が発生すると、その施設が一時的に閉鎖されることもあります。

流行性角結膜炎の予防・治療方法・治療期間

流行性角結膜炎のウイルスに直接効果のある治療方法はありません。

そのため、充分な栄養と睡眠をとるなど、身体の抵抗力を弱めないようゆったり過ごすことで回復に努めます。

また、別の細菌にも感染することを防ぐために、抗菌薬を点眼することもあります。角膜炎がある場合は、濃度の低いステロイドを点眼します。

治療期間は、軽度であれば1~2週間です。重症になると、1カ月程度と長くなることもあるので、注意が必要です。

流行性角結膜炎の治療経過(合併症・後遺症)

流行性角結膜炎は治療をきちんと受ければ、経過は悪くありません。個人差もありますが、多くの場合、3週間程度で治ります。

角膜炎を起こすと、治るまでに時間がかかることもあります。後遺症が残ることもありますので、しっかりと治るまで治療は継続しましょう。

治るまでは、第三者への接触をできる限り控える必要があります。

学校への登校は、医師が治ったと判断するまで禁じられます。職場への出勤に制約はありません。

しかし、感染を広げないためにも、医師に指示を仰ぎ、外出は控えるべきでしょう。

流行性角結膜炎になりやすい年齢や性別

流行性角結膜炎は子どもに多い傾向はありますが、患者さんはどの年代にも確認されます。

また、夏に流行することが多いのも特徴です。

性別によって、かかりやすさに違いはありません。

執筆・監修ドクター

山内 明子
山内 明子 医師 田町三田やまうち眼科 院長 担当科目 眼科

経歴東京医科大学眼科学教室入局、蕨市立病院眼科勤務、高野眼科医院勤務。
2015年 田町三田やまうち眼科開業。

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