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ていけっとう低血糖

ていけっとうしょう低血糖症
更新日:2022/08/16 公開日:2019/02/01 view数:26,558
目次
  1. 低血糖とは?
  2. 低血糖の症状
  3. 低血糖の診療科目・検査方法
  4. 低血糖の原因
  5. 低血糖の予防・治療方法・治療期間
  6. 低血糖の治療経過(合併症・後遺症)
  7. 低血糖になりやすい年齢や性別
  8. 編集部脚注

低血糖とは?

低血糖(ていけっとう)は、血糖値のコントロールがうまく行かず、通常より下がりすぎてしまった状態です。低血糖症とも呼ばれます。低血糖になると最初は冷汗が出る、脈が速くなるなどの症状がはじまり、だんだんと頭痛や目のかすみなど中枢神経の症状になります。さらに血糖値の低下が続くと意識がなくなるなどの症状をおこします

生命にかかわることもあるので、日頃からバランスのよい食事などをすることが重要です。また糖尿病の治療薬などの効果で血糖値のコントロールがうまくいかない、過度な運動、飲酒、入浴などが原因になることもあります。

低血糖の症状

動悸、冷汗、脱力、意識レベルの低下を引き起こします。

低血糖の診療科目・検査方法

ブドウ糖摂取により改善する場合は不要だが、脱力や意識レベルの低下を引き起こすような症状がある場合は受診が必要です。

低血糖で受診する診療科目は内科、救急科、内分泌内科・代謝内科になります。

血液検査、腫瘍による低血糖の場合は「腹部超音波」「腹部CT検査」を実施します。

低血糖の原因

糖尿病の薬(インスリンやSU薬などの血糖降下薬)による医原性低血糖が最も高頻度です。

血糖値を下げるインスリンホルモンが過剰となるインスリノーマという腫瘍や、血糖値を上げるグルカゴンホルモンが欠乏する下垂体前葉機能低下症、副腎機能低下症、また胃切除後に起こるダンピング症候群による低血糖もあります。

低血糖の予防・治療方法・治療期間

低血糖の治療では、意識がある場合はブドウ糖の経口投与を行います。意識がない、緊急時にはブドウ糖の点滴を行います。

インスリノーマの場合は、手術にて切除します。

軽度の低血糖は数分で改善しますが、入院を要する場合は数日から数週間かかります。

低血糖の治療経過(合併症・後遺症)

治療は可能です。

低血糖になりやすい年齢や性別

年間、最大2万人の糖尿病の患者が低血糖で入院しています。

男性、高齢、低体重で発症しやすい傾向にあります。

編集部脚注

※1 ダンピング症候群

ダンピング症候群は、「胃を摘出したことで生じる後遺症」を意味します。食後5~30分で現れる「早期ダンピング症候群」、食後2~3時間で現れる「晩期ダンピング症候群」の2種類が存在します。

低血糖は「晩期ダンピング症候群の症状」です。

胃を摘出しているので、「食物が胃に溜まっている時間」は存在しません。食事で摂取した糖質はすぐに小腸に到達します。小腸は「糖質の吸収」を担っています。

糖質が一気に小腸まで到達するため、消化・吸収が急速になります。その結果、一時的に血糖値が高まります。

高血糖になると「血糖値を下げるホルモン―インスリン」が分泌されます。急激に血糖値が上がったことから、「糖の吸収が終わってもインスリン分泌が続く状態」に陥ります。そのため、食後2~3時間が経過した頃、今度は低血糖をきたします。

参考・出典サイト

執筆・監修ドクター

加賀 康宏
加賀 康宏 医師 霞ケ関診療所 院長 担当科目 内科/消化器内科/胃腸内科/循環器内科/呼吸器内科/アレルギー科

経歴2010年 昭和大学医学部卒業
2010年 昭和大学横浜市北部病院初期研修医
2012年 昭和大学横浜市北部病院総合内科
2014年 帰陽会丹羽病院
2015年 昭和大学横浜市北部病院総合内科助教
2017年 霞ヶ関診療所

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