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いんすりのーまインスリノーマ

更新日:2022/08/16 公開日:2019/02/01 view数:13,572

インスリノーマとは?

インスリノーマは、インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)に腫瘍ができ、通常よりも大量のインスリンが分泌されて低血糖になる病気です。
血糖値を下げる働きがあるインスリンが過剰に分泌されると血糖値が正常に保たれなくなり、低血糖による頭痛や神経障害、発汗、空腹感、震え、嘔気、動悸などをおこします。

この腫瘍のほとんどは良性ですが、重症の場合は意識消失やけいれん、異常な行動に出ることもあります。
インスリノーマの治療は、外科手術で腫瘍の切除をおこない、インスリンの大量分泌が起きる原因を取り除きます。消化器内科消化器外科にて治療をおこないます。

目次
  1. インスリノーマの症状
  2. インスリノーマの診療科目・検査方法
  3. インスリノーマの原因
  4. インスリノーマの予防・治療方法・治療期間
  5. インスリノーマの治療経過(合併症・後遺症)
  6. インスリノーマになりやすい年齢や性別

インスリノーマの症状

機能性膵神経内分泌腫瘍(PNET)のひとつです。空腹時の低血糖発作が主要症状になります。

低血糖症状には重症であれば意識消失、異常行動、けいれんなどがおこります。他にも発汗、空腹感、震え、嘔気、動悸などを自覚します。

低血糖を回避するため、過食傾向になると体重増加や肥満がみられるようになります。

インスリノーマの診療科目・検査方法

血液検査や負荷試験により低血糖状態やインスリンの異常分泌を証明します。また、腫瘍の局在を調べるために、腹部超音波、CT、MRI検査や超音波内視鏡、血管造影検査も行います。

確定診断されれば治療が必要になります。消化器内科または消化器外科を受診しましょう。

インスリノーマの原因

膵臓のインスリンを分泌するランゲルハンス島β細胞由来のインスリン分泌内分泌腫瘍が原因です。

それによってインスリンの異常分泌がおこり、低血糖発作を起こします。

インスリノーマの予防・治療方法・治療期間

外科切除術により腫瘍を切除します。

手術については腫瘍の大きさ、位置、数に応じて、術法を考慮し、腫瘍核出術や膵切除術を行います。腹腔鏡下に実施可能な場合もあります。

手術術式によって差はありますが、平均すると2週間程度の入院期間が必要です。

インスリノーマの治療経過(合併症・後遺症)

外科切除術により多くの場合、治療可能です。

インスリノーマになりやすい年齢や性別

機能性膵内分泌腫瘍の要因としてはインスリノーマが31.7%と最も多くなっています。2005年のインスリノーマの年間発生率は10万人当たり約0.84人です。

日本での発症平均年齢は50歳代ですが、好発年齢はなく幅広い年齢層で発症の可能性があります。

日本では約6割が女性であるとされています。

執筆・監修ドクター

川口 義明
川口 義明 医師 かわぐち消化器内科 院長 担当科目 消化器内科/内科

経歴1993年 札幌医科大学卒業
横浜市大医学部第二内科入局後、横浜市立港湾病院(現みなと赤十字病院)、横浜南共済病院、京都第二赤十字病院に勤務。

2003年 横浜市大病院助手
2006年 東海大学消化器内科講師
2010年 同准教授

2017年7月 かわぐち消化器内科開院。
東海大学医学部客員教授。横浜市大医学部臨床教授。

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