しちゅうはいえん市中肺炎
市中肺炎とは?
市中肺炎(しちゅうはいえん)は、肺炎にかかった場所により分類された肺炎の一つです。病院などの医療機関や介護などの環境下ではなく、「日常生活の中でかかった肺炎」は市中肺炎という総称で呼ばれます。
原因は肺炎球菌やマイコプラズマなどの菌やウイルスへの感染によるものが多いです。
また原因菌などにより、症状が異なる可能性があります。
市中肺炎の症状
発熱、咳・痰、呼吸数増加、呼吸困難、胸痛などがあります。
市中肺炎の診療科目・検査方法
問診、聴診、胸部エックス線画像を行います。
発熱をともなう咳・痰があり、長引く場合には、内科受診をお勧めします。
市中肺炎の原因
原因としては肺炎球菌が最も多く20~40%を占めます。
市中肺炎の予防・治療方法・治療期間
病原体が判明するまでの間は抗菌薬で経験的に(医師の経験則で薬を選んで)治療します。
リスク層別化(どのくらいの重症度か)に基づき外来、入院の必要性を検討し、内服もしくは注射での抗菌薬投与を行います。
リスク層別化により外来もしくは入院での抗生剤加療が選択されます。
市中肺炎の治療経過(合併症・後遺症)
重症度(リスク層別化:どのくらいの重症度か)により外来もしくは入院での抗生剤加療が選択されます。
市中肺炎になりやすい年齢や性別
年齢により発症率が異なります。
小児と高齢者が多くみられます。健康成人も発症する可能性があります。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴2006年 近畿大学医学部卒業
東京都老人医療センター(現:健康長寿医療センター)初期研修医
2008年 独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 後期研修医
2010年 日本医科大学付属病院 循環器内科入局 同大学院生、久保田クリニック副院長
2014年 日本医科大学付属病院 循環器内科助教
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