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きゅうせいびえん急性鼻炎

はなかぜ鼻かぜ
更新日:2022/08/10 公開日:2019/03/28 view数:8,403

急性鼻炎とは?

鼻の中には、湿った粘膜で覆われ、呼吸の際の空気の通り道となる「鼻腔」という部分があります。

鼻腔粘膜が炎症を起こして急性期の状態を「急性鼻炎」と呼びます。急性鼻炎が長期化すると、慢性鼻炎へ進行してしまうこともあります。

また、急性鼻炎の多くは二週間程度で治ることが多いです。
症状が改善せず、色のついた鼻水が続いている場合は「急性副鼻腔炎」などを併発している可能性も考えられます。


目次
  1. 急性鼻炎の症状
  2. 急性鼻炎の診療科目・検査方法
  3. 急性鼻炎の原因
  4. 急性鼻炎の予防・治療方法・治療期間
  5. 急性鼻炎の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 急性鼻炎になりやすい年齢や性別

急性鼻炎の症状

鼻腔の粘膜に炎症が生じたものが鼻炎で、その中でも急性に発症したものの総称が急性鼻炎です。

くしゃみ、水様性の鼻水が出たり、鼻づまりが主な症状です。鼻づまりになると、症状によってはにおいがわかりにくくなるほど悪化することもあります。

急性鼻炎が重症化すると、頭痛や倦怠感といった症状が出現することもあります。細菌感染をともなう場合は、鼻水が黄色くなります。

特に子供は中耳炎を併発することもあり、成人では耳の閉塞感、聞こえにくさ、痛みを生じるケースもあります。

他にも、喉の痛み、食欲不振、咳などといった一般的な風邪の諸症状が現れることがあります。

急性鼻炎の診療科目・検査方法

まずは問診で病歴を、視診で鼻の中の粘膜の状態、鼻水の状態、鼻づまりの状態、鼻中隔の状態などを確認します。

外からだけでは確認できない場合は鼻の奥の状態を内視鏡を使った検査で確認します。症状によっては鼻水や患部の細胞、組織を採取し、細菌への感染や腫瘤性病変を確認する場合もあります。

その他、においを正確に感じられるか、アレルギー性ではないかを確認する。必要に応じて画像検査、血液検査がおこなわれます。

放置すると症状が悪化し、急性中耳炎急性副鼻腔炎咽頭炎などを併発することもあるため、耳鼻いんこう科を早めに受診し、治療する必要があります。


急性鼻炎の原因

いわゆる「鼻かぜ」と診断されることが多く、多種多様な原因が考えられます。

その中でも主なものは、一般的に風邪ウイルスと言われるコロナウイルスやインフルエンザウイルスへの感染と、細菌への二次感染です。

その他にも、製粉、木材などの粉塵、埃、粉末状の香辛料のような細かい物質や、タバコの副流煙、アンモニア、塩素ガスのような刺激性の強い化学物質を吸引することも発症の原因になります。

また急激な気温低下や空気の乾燥などの環境変化も影響します。

急性鼻炎の予防・治療方法・治療期間

原因がウイルス感染のみの場合は、鼻の炎症を抑える薬を服用します。細菌感染も起こしている場合は抗生剤を服用します。

その他、鼻水を抑えるための抗ヒスタミン薬を服用したり、鼻の通りを良くするために粘液溶解薬を用いた対症療法をおこなったりすることもあります。

また、鼻水吸引による症状軽減や、場合によっては服用だけでなく、抗生物質や消炎剤などの吸入をおこなうこともあります。

治癒までの期間については、原因物質の除去ができるかどうかによっても異なります。合併症がなければ一般的には数日で治癒しますが、中には症状が二週間から三週間と長期的に続く場合もあります。

急性鼻炎の治療経過(合併症・後遺症)

初期の急性鼻炎であれば一般的な治療により数日で治癒することが多いです。

それでも治癒せず、膿のような鼻水が多量に出る、目の周りの痛みなどの症状が見られるときは、急性副鼻腔炎を合併している可能性が考えられます。

また、耳のつまり、聞こえの悪さ、耳の痛みが残る場合は耳管狭窄症中耳炎を発症している場合もあります。

急性鼻炎になりやすい年齢や性別

老若男女だれでも罹患する症状です。特に乳幼児は保育園、幼稚園といった集団生活の場で感染する機会が多く、感染した乳幼児の家族も、罹患する可能性が高くなります。

また、粉塵、埃、化学物質といった原因となる物質を吸引する機会の多い職業従事者も発症しやすい傾向があります。

執筆・監修ドクター

水島 豪太
水島 豪太 医師 水島耳鼻咽喉科 副院長 担当科目 耳鼻いんこう科

経歴2009年に日本大学医学部を卒業。初期研修課程終了後、東京医科歯科大学耳鼻咽喉科へ入局。東京医科歯科大学付属病院や土浦協同病院などの市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校へ留学。
2016年7月より医療法人社団則由会AGAヘアクリニックを院長として開院すると同時に水島耳鼻咽喉科副院長に就任。

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