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音響外傷

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

【執筆・監修ドクター】

水島耳鼻咽喉科 水島 豪太 先生

概要

音響外傷とは?

音響外傷(おんきょうがいしょう)とは、急に大きな音を聞くことで聴覚に障害がおこることです。
急性音響性難聴とよばれることもあります。
ロックコンサートやヘッドフォン、イヤフォンなどが原因で若い人にも症状がおこることが多く、ロック難聴やヘッドフォン難聴と呼ばれることがあります。

症状は聞こえづらくなる難聴、耳鳴り、耳がつまるような感じがする耳閉感(じへいかん)、耳の痛みです。めまいや吐き気がおこることもあります。

瞬間的な大きな音を聞くことによる音響外傷の難聴は、早めに治療すれば回復することもあります。
しかし、作業所で機械による音を聞き続けるなど、大きな音にさらされることを繰り返していると騒音性難聴(慢性音響性難聴になり、そうなってしまうと回復は難しくなります。そのため、騒音性難聴は予防が重要です。

航空整備士など職場で強大な音にさらされる人たちは注意が必要です。
聞こえにくさ、耳鳴りなどを自覚したら、早期に治療を開始することで回復できる可能性は高くなります。

症状

音が聞こえづらくなる難聴、耳鳴り、耳が詰まるような感じのする耳閉感、耳が痛くなる耳痛(じつう)がおこります。めまいや吐き気を伴うこともあります。

音全般が聞こえづらくなる、低音だけの聞こえが悪くなるなど、聞こえづらさの症状はさまざまです。騒音性難聴の場合には、特定の音域(3000Hz以上の高音域、特に4000Hzの音域)の聞こえが悪くなることが一般的です。

症状は一時的におこり、自然に回復する場合もあります。また、音がしたところに近い方の耳だけに症状がおこることもあります。慢性難聴である騒音性難聴に進行してしまうと、回復が難しくなります。

診療科目・検査

騒音にさらされた後、症状が続く場合は早めに耳鼻いんこう科を受診してください。

まずは、耳の中をぞくことができる耳鏡(じきょう)を使って鼓膜に穴が開く鼓膜穿孔(こまくせんこう)がないかを確かめます。次に、聴力検査をします。状況によっては、めまいの診察をすることもあります。

原因

騒音にさらされることによって症状がおこります。あらゆる音が原因となりえます。

・音量の大きな音楽を演奏するライブコンサートやショー、イベントなどへの観覧、参加。特に、スピーカーから近い環境にいる場合
・クラブなどの音楽を大音量で聴かせるような商業施設の利用
・ヘッドフォン、イヤフォンによる大音量での音楽鑑賞

によるものが多くみられます。そのため、ロック難聴やヘッドフォン難聴と呼ばれることもあります。

また、爆竹や花火、爆発、工場の機器などで瞬間的に生じた大きな音でも症状がおこります。

治療方法と治療期間

おもに血流改善薬やビタミン剤を服用します。
状況によっては、ステロイド剤を使うこともあります。

作業によって難聴が生じる可能性がある場合には、事業者が騒音障害防止のガイドラインに基づいて業務環境を管理する必要があります。

事業者は作業環境測定を実施し、作業従事者の聴力検査を定期的に実施する義務があります。
加えて、検査において騒音性難聴(慢性音響性聴器障害)にかかる恐れを指摘された場合、事業者は何らかの対策をおこなう責務があります。

治療の展望と予後

難聴が軽く、早期に治療を始めた場合には、回復する可能性があります。

しかし、騒音性難聴(慢性音響性難聴)になると、回復は難しくなります。そのため、症状に気がついたら、すぐに治療を始めることが重要です。

音響外傷になった場合は、耳を休ませる必要性が高くなります。

発症しやすい年代と性差

患者さんの数を調べた調査はありません。

同じ音を聞いても難聴になる人とならない人がいるなど、なりやすさに個人差はあります。

年齢や性別による違いに関しての報告もありません。

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