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きゅうせいふくびくうえん急性副鼻腔炎

更新日:2022/08/10 公開日:2019/02/12 view数:3,892

急性副鼻腔炎とは?

副鼻腔炎とは、文字通り鼻の組織で空洞(腔)になっている部分が炎症を起こす病気です。鼻の通り道とつながっている副鼻腔は4つあり、前頭洞(ぜんとうどう)・上顎洞(じょうがくどう)・蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)・篩骨洞(しこつどう)で構成されています。風邪をひいたりすると鼻に炎症が起きますが、この炎症がこれらの副鼻腔に広がると副鼻腔炎になります。急性副鼻腔炎は1ヶ月程度で症状が軽快しますが、症状が3ヶ月以上続いている場合を慢性副鼻腔炎とし、急性副鼻腔炎と区別しています。

目次
  1. 急性副鼻腔炎の症状
  2. 急性副鼻腔炎の診療科目・検査方法
  3. 急性副鼻腔炎の原因
  4. 急性副鼻腔炎の予防・治療方法・治療期間
  5. 急性副鼻腔炎の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 急性副鼻腔炎になりやすい年齢や性別

急性副鼻腔炎の症状

鼻水や鼻づまりといった症状が現れるため、一見ただの風邪のようにも思われがちですが、鼻水に色がついていたり(無色透明ではなく黄色のような色)鼻づまりによる味覚障害(食べ物の味がしない、においが分からない)が起きたりします。鼻水は鼻から出るだけでなく、喉のほうにも落ちることがあり、それが原因で咳や痰が出てきます。また、頭痛が併発している場合は、頭というよりも顔面に痛みを感じます。このような症状があって、いつもの風邪よりもひどいと感じた場合は、副鼻腔炎の疑いがあると考えられます。

急性副鼻腔炎の診療科目・検査方法

主な診療科目は耳鼻いんこう科です。急性副鼻腔炎の場合は、風邪と同様に自然と症状が軽快する可能性もありますが、症状がなかなか改善しない場合は慢性化する恐れがあるため医療機関の受診がお勧めです。病院にかかると、まずは問診が行われます。続いて、鼻腔の様子を確認するために内視鏡検査を行います。また、必要に応じて副鼻腔のX線検査も行われます。鼻の中に長い綿棒を入れて分泌物を採取し、細菌検査が行われることもあります。これらの検査から総合的に判断され、治療法が決まります。

急性副鼻腔炎の原因

主な原因は三つ考えられます。一つ目は風邪の場合と同様、ウィルスが原因となるケースでし。何らかのウィルスに感染することで鼻の粘膜が炎症を起こし、鼻水・鼻づまりなどの症状が現れます。この症状が悪化し炎症が広がると、副鼻腔にまで悪影響を及ぼします。二つ目はアレルギーが原因となって炎症を引き起こした場合です。花粉やホコリ・ペットなど、アレルゲンとなり得るものは様々ですが、いずれの場合も鼻が炎症を起こし悪化すれば副鼻腔炎となります。三つ目は鼻の形によるものです。鼻の中の骨が左右のどちらかに曲がっている場合があり、その曲がり具合が大きい人は炎症が起こりやすく、副鼻腔炎にもなりやすいです。

急性副鼻腔炎の予防・治療方法・治療期間

内服薬での治療が一般的です。症状に応じて解熱鎮痛剤やアレルギー薬などが処方され、細菌感染している場合は抗生剤が処方されます。抗生剤の処方については、短くて5日間、長くても10日前後です。抗生剤の服用で胃腸の調子が悪くなる患者もいるため、その場合は胃腸薬も併せて処方されます。

急性副鼻腔炎の治療経過(合併症・後遺症)

急性副鼻腔炎は、薬剤の服用により2週間程度で症状は改善します。通常の風邪が回復していくのと同様に、徐々に鼻の症状や頭痛などが緩和されていきます。しかしながら、合併症が併発した場合はこの限りではありません。副鼻腔は眼球や脳の近くに位置している組織であり、症状が悪化した場合は目や脳に悪影響を及ぼすことがあります。

急性副鼻腔炎になりやすい年齢や性別

平成26年患者調査(傷病分類編)によると、急性副鼻腔炎の総患者数は17万9千人です。発症しやすい性別は、北里大学病院における集計によると、慢性副鼻腔炎受診者については男性が多いというデータがありますが、急性副鼻腔炎については定かではありません。また、年齢については、小林製薬のWEB調査によると、若年層から年配者まで幅広い年齢層での罹患が確認されています。しかし、これも蓄膿症についてのデータで、急性副鼻腔炎については定かではありません。

執筆・監修ドクター

白畑 敦
白畑 敦 医師 しらはた胃腸肛門クリニック横浜 院長 担当科目 消化器外科

経歴2002年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科臨床研修医
2004年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教(院外)
2006年6月  幕内会 山王台病院 外科
2007年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教
2008年6月  関東労災病院 外科
2009年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科 助教
2012年10月  横浜旭中央総合病院 外科、昭和大学藤が丘病院 兼任講師
2017年11月 しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業、院長に就任

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