ひとつのIDでさまざまな施設の順番待ち・予約が可能

EPARKグループ

耳管狭窄症

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

耳管狭窄症とは?

耳管狭窄症は、上咽頭と中耳をつなぐ耳管が狭くなってしまう病気です。耳管は通常閉じていますが、飲み込む動作やあくびなどによって開き、鼓膜の奥にある内耳の空気圧の調整をしています。

しかし耳管が開きにくくなると、内耳との空気圧をコントロールできなくなり、耳が詰まった感じになったり、自分の声が響いて聞こえたりします。

放置していると合併症を引き起こしたり、思わぬ病気が隠れて見逃してしまったりするので、耳の閉塞感があったら早めに受診をしましょう。

症状

日本耳科学会によると、広義では「耳管の開大不良や狭窄により起こる中耳病態または耳症状 」、狭義では「耳管が器質的に狭窄しているために起こる中耳病態または耳症状」とされている。

代表的な症状としては、耳閉感と、自分の声が反響し大きく聞こえる自声強調、耳鳴りである。

内耳圧力が低い状態が続くことで鼓膜が陥没し、中耳腔に液が溜まり滲出性中耳炎、めまいなどを起こすこともある。

身近なところでは、エレベーターで高層階に登った時や飛行機の離着陸の際のような耳詰まり感がある。

原因

耳管が開きにくいことによって耳管狭窄が起こる。
通常耳管は閉じており、食べ物や飲み物、空気や唾液などを飲み込む際には開く。
しかし、十分に開かないと耳閉感(耳が塞がった感じ)や難聴(音が聞こえにくい)といった耳症状が起こる。

耳管が開きにくい原因としては、風邪やアレルギー、鼻炎、副鼻腔炎、扁桃腺炎や咽頭の腫瘍など、耳管周辺に炎症や腫れができることで耳管が狭くなって開きにくくなる。

検査内容と主な診療科目

耳管狭窄症が疑われたら、耳鼻科、耳鼻咽喉科を受診し、検査を受ける。

検査は耳鏡や顕微鏡で耳の中を見て、鼓膜の状態を確認する。また、聴力検査や、鼓膜に圧を加えて動きを確認する“ティンパノメトリー”検査を行う。

耳管狭窄症の診断には、耳管機能検査装置の耳管の圧力を測定できる加圧減圧法(インフレーション・デフレーション法)が適している。

これらを総合的に診て耳管狭窄症か判断をする。

滲出性中耳炎や真珠腫性中耳炎を合併したり、腫瘍ができていたりする可能性もあるので早めに受診すべき疾患である。

治療方法と治療期間

根本の原因を取り除く治療を行う。炎症が起こっていれば抗炎症剤や抗生剤を投薬したり、鼻水の粘性を抑える薬を投薬したりする。

また、カテーテルを鼻から入れて耳管にあて空気を送る“耳管通気療法”を行うこともある。

また、鼻水を吸引したり、ネブライザーを使って炎症を抑える薬剤を噴霧したりする治療を行うこともある。

難治の場合は、鼓膜を切開したり、鼓膜チューブを設置したりすることもある。

治療期間は個人差がある。原因となっている炎症が治れば4、5日ほど、多くは2週間ほどで治る。ただ、鼻炎や副鼻腔炎など併発している場合は長引いて、1年以上続くこともある。

治療の展望と予後

炎症が治れば完治することが多いので、基本、治療をすれば予後は良好である。放置した際は合併症を引き起こしたり、QOL(生活の質)が低下したりする恐れがある。

 

 

発症しやすい年代と性差

男女差、性差、年齢層はあまり関係なく、風邪や鼻炎の後などに発症しやすい。

ただ、防御機能が弱い子供や年配の方は、風邪をひきやすく、その結果耳管狭窄症を罹患することも多い。

さらに、上咽頭にあるリンパ組織のかたまりのアデノイドは、5歳前後くらいで肥大しやすく、その結果、耳管狭窄症を起こすこともある。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):