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みずいぼ水いぼ

でんせんせいなんぞくしゅ伝染性軟属腫
更新日:2022/08/09 公開日:2019/12/06 view数:7,725

水いぼ(みずいぼ)とは、体の表面に直径数ミリから5ミリ程度の皮膚の盛り上がりができる病気です。

軟属腫(なんぞくしゅ)ウイルスの感染で発症し、主に10歳以下の子ども、特にアトピー性皮膚炎を患っている子どもに多発する傾向があります。

感染経路は、まだはっきりしていません。プール、風呂など、皮膚同士での接触で伝染るのではないかと考えられています。そのため、兄弟、友人などに知らない間に伝染していることもあります。また、水いぼは、手の平や足裏にできないことから、毛に感染すると考えられています。

自然に治りますが、増えていくことも多くあります。治療するとなると、痛みを伴う、何度も通院しなければいけないなど、つらい治療となることがあります。治療方法の選択についても慎重に考える必要があります。

目次
  1. 水いぼの症状
  2. 水いぼの診療科目・検査方法
  3. 水いぼの原因
  4. 水いぼの予防・治療方法・治療期間
  5. 水いぼの治療経過(合併症・後遺症)
  6. 水いぼになりやすい年齢や性別

水いぼの症状

直径数ミリから5ミリ程度の皮膚の盛り上がり(丘疹:きゅうしん)が、最初は1~3個程度できるのが特徴です。見た目は表面が白っぽい、もしくはツルツルとしていて、中央が少しへこんでいることが多いです。

自覚症状は「何かできものができた」という程度で、痛みやかゆみはほとんどありません。通常のいぼは、表面がガサガサしていて固いので、よく見ると違いがわかります。

接触によって少しづつ増殖し、周囲に湿疹ができることもあります。わき腹と上腕や、太ももの間など、摩擦で接触する部位ではより早めの処置が大切です。

自分でひっかいてしまうと、水いぼの中のウィルスが飛び出し、ひっかいた手を介して全身に広がり、無数にできてしまうこともあります。

水いぼの診療科目・検査方法

痛み、かゆみがないため、放置しがちですが、一つでも見つけたらなるべく早く皮膚科、もしくは小児科を受診しましょう。
専門医であればひと目でわかり、その場で診断されます。

また、水いぼは皮膚の接触で感染するため、周囲に感染させないための配慮と、それが子どもの精神的苦痛につながらないようにする配慮も必要です。

増殖してからでは、痛みを伴う治療のために何回も医療機関へ通わなくてはならなくなる恐れがあります。苦痛を最小限に留めるためにも、早期の受診が望ましいです。

水いぼの原因

軟属腫ウイルスの感染で発症します。免疫力の弱い10歳以下の子どもにおこりやすくなります。なかでも皮膚のバリア機能の弱いアトピー性皮膚炎を患っている子どもなどに多くおこる傾向があります。

軟属腫ウイルスは皮膚同士の接触で感染します。水いぼをひっかくことで、水いぼ中のウィルスが飛び出し、全身に広がることもあります。

教室内でも感染する可能性はあります。プールや風呂での感染が広く知られていますが、水を介して感染することはないと考えられています。ただし、タオルやビート板などの共有で感染してしまうことがあるため、夏場は特に注意が必要です。

水いぼの予防・治療方法・治療期間

放置しても、半年から1、2年で自然治癒するとされていますが、その間に増殖することもよくあります。

病院や医師によって、治療に対する考え方は違いますが、取り除く方法としてはいくつかあります。

具体的には、

  • 液体窒素や、塗り薬などで取り除く
  • 2、3カ月の服薬で免疫力を養い、自然消失させる
  • 事前に水いぼ一つひとつに麻酔テープを貼り、ピンセットで中身を取り除く
    (貼付後、2時間半から3時間の処置が、もっとも痛みが弱いとされている)

などです。

事前に治療方法について問い合わせて、選択するとよいでしょう。

水いぼの治療経過(合併症・後遺症)

病院や医師によって、治療に対する考え方はさまざまです。

保護者の方が、子どもの症状や特性に合わせ、相談し選択された上で、ケアしていくことが望ましいです。

その際、「見た目」や「伝染してしまう」という観点も視野に入れ、子どもの精神的苦痛につながらないよう配慮し、環境を整えてあげることも大切です。

水いぼになりやすい年齢や性別

毎年、プールが始まる夏、潜伏期間を経て発症する秋に多発する傾向があります。

性差はありません。10歳以下の子どもでなりやすく、アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が弱くなっている子どもに感染しやすいと考えられています。

まれに免疫力の落ちた大人が子どもとの接触などにより感染することもあります。

執筆・監修ドクター

長谷川 佳子
長谷川 佳子 医師 ルサンククリニック銀座院 院長 担当科目 形成外科/皮膚科/内科

経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

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