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たんぱくにょう蛋白尿

更新日:2022/09/20 公開日:2020/04/21 view数:5,463
目次
  1. 蛋白尿の症状
  2. 蛋白尿の診療科目・検査方法
  3. 蛋白尿の原因
  4. 蛋白尿の予防・治療方法・治療期間
  5. 蛋白尿の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 蛋白尿になりやすい年齢や性別

蛋白尿(たんぱくにょう)とは、尿の中に蛋白質が含まれている状態の事を指します。

腎臓は老廃物を排泄する役割をしています。腎臓にある糸球体が血液中の不要なものを濾過し、尿細管を通り、尿として排泄されます。蛋白質などは通常濾過されません。

しかし、糸球体に何らかの問題があると、糸球体で濾過されてしまい、尿細管でも処理しきれずに尿に蛋白質が含まれる事があります。

激しい運動後や発熱、ストレス等で一時的に蛋白尿が出る場合や糸球体の病気である腎炎などでは、持続的に蛋白尿が出る場合があります。

蛋白尿の症状

蛋白尿は自覚症状がほとんどありません。そのため、病気が進行している事に気がつかない場合があります。むくみ、食欲不振などの症状が出る場合は病気が進行している場合があります。

また、激しい運動後や発熱、ストレス等の一時的なものなのか、腎臓に病気があり、持続的なものなのかなど見極めも難しく、定期的に健康診断を受けるなどし、早期に蛋白尿を発見し、詳しい検査が必要です。

蛋白尿の診療科目・検査方法

蛋白尿が出現した場合、泌尿器科を受診し、原因を特定するため検査を行います。具体的な検査内容としては尿検査を実施します。

尿試験紙を用いて試験紙を尿に浸し検査を行います。試験紙の色により判定されます。陽性と判定された場合は、再検査を実施し原因を特定します。

持続性蛋白尿の場合は1日の蛋白尿の測定や腹部エコー、C T、腎生検など腎臓に関わる検査を行います。

蛋白尿の原因

蛋白尿の原因はそれぞれで、一時的に蛋白尿が出現し、腎臓に病気がない一過性蛋白尿と腎臓に何らかの病気があり、蛋白尿が出現する持続性蛋白尿があります。

一過性蛋白尿は発熱や激しい運動が原因で蛋白尿が現れます。持続性蛋白尿は急性腎炎や慢性腎臓病、ネフローゼ症候群などの腎臓の病気で蛋白尿が現れます。

また、高血圧糖尿病、肥満などの生活習慣病など病気の一部として蛋白尿が現れる場合もあります。



蛋白尿の予防・治療方法・治療期間

蛋白尿の治療方法には薬物療法と食事療法があります。

薬物療法では、高血圧は腎臓病に悪影響を及ぼすため、血圧が高い場合は、降圧薬を使用します。また、ステロイド薬や免疫抑制薬、利尿薬を使用するなど、症状に応じた処方を行います。

食事療法では、蛋白質と塩分を制限します。蛋白質は決められた量を摂取し、エネルギー不足にならないように炭水化物の摂取量を増やします。腎臓に負担をかけない食事にします。

蛋白尿の治療経過(合併症・後遺症)

蛋白尿の出現は腎臓に何らかの病気が潜んでいる場合があります。

腎臓の病気の場合は、これ以上病気が進行しないように治療を行います。残っている腎臓の機能をなるべく長く維持する事が必要です。

薬物療法や食事療法にプラスして規則正しい生活や感染症に気をつけるなど治療をしっかり行う事で、進行を抑える事ができます。

蛋白尿になりやすい年齢や性別

日本の蛋白尿の慢性透析患者数は年々増加傾向です。

要因として、蛋白尿が原因となる糖尿病性腎症や慢性糸球体腎炎、腎硬化症などが多く占めています。そのため、腎疾患の早期発見には検尿を実施し、腎不全の進行を抑える必要があります。

腎不全の患者数は年代では50歳頃より増加傾向にあります。しかし、糸球体疾患の発症は幅広い年代でも発症します。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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