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健康診断前日・当日の食事や飲み物について。飲酒や喫煙はしてもいい?

更新日:2022/07/27 公開日:2020/12/15 view数:26,983
健康診断 食事

【医師監修】

せっかく健康診断を受けても、飲食について無防備では正しい診断結果が出ません。

健康診断前の食事は何時までにどんなものをとったら良いのでしょうか?

また、喉が渇いたときに飲み物を飲んでも大丈夫なのでしょうか?

この記事では、健康診断前日や当日の食事・飲酒・喫煙・運動・入浴・睡眠・心構えなどについてまとめています。

目次
  1. 食事で影響が出る検査
  2. 健康診断前日の食事や飲酒
  3. 健康診断当日の食事や飲酒について
  4. そのほか注意すること
  5. まとめ

食事で影響が出る検査

おにぎり画像

食事をとる時間や食べるものによって、次の検査で結果が正しく出ないことがあります。

1.血液検査

おもに糖代謝や肝機能、脂質代謝の数値である『血糖』や『中性脂肪』に影響があります

糖質の高いものや脂っこい食事、アルコールを前日にとることで数値が高くなりやすいです。

砂糖をたくさん使ったお菓子や脂っこいポテトチップス、炭酸飲料などは控えましょう。

ポテトチップス画像

2.尿検査

おもに腎機能の数値である『尿たんぱく』や『糖尿』に影響があります。

塩分やタンパク質、糖質の高い食事、アルコールを前日にとると数値が高くなりやすいです。

肉や魚を過剰にとることや砂糖をたくさん使ったお菓子、炭酸飲料などは控えましょう。

健康診断前日の食事や飲酒

スープ画像

1.前日の食事状況で数値が変わる!

健康診断では今の健康状態を把握するために必要な検査を行います。

その内容は血液検査や尿検査、レントゲン、問診などです。

前日の食事時間や内容が数値に大きく影響してきます。

2.食事は6~12時間前までに済ませる

午前8~9時より受ける場合は前日の午後9時までに食事を済ませましょう。

3.水やお茶は制限なし

水画像

水やお茶に限りとくに制限はありません。

ただし、砂糖の入ったコーヒーや清涼飲料水は食事と同じルールになります。

4.薬やサプリメントを飲む時間は?

食事の時間と同じように考えます。

6~12時間前には飲み終えましょう。

5.飲酒や喫煙は?

ビール画像

飲酒は前日から控えましょう。

喫煙は過剰にしなければとくに問題はありません。

しかし、胃の検査の際にタバコの煙で正しく描写されない場合があります。

また、喫煙には血管を収縮させる作用があるため血圧に影響を与えることもあります。

そのため喫煙も前日から控えることでこれらが解消されます。

6.野菜中心で消化に良いものを

一汁三菜画像

「一汁三菜」を意識してごはん・味噌汁・焼き魚・青菜の煮びたし・海藻サラダなどの組み合わせが良いでしょう。

量は腹八分程度にします。

目安としては「ごはんとおかずが自分の両手の平にのるくらいの量」プラス「汁物」でちょうど腹八分程度です。

また、消化するには野菜が2時間程度、肉や魚は8時間程度必要です。

7.脂っこいものや甘いものはNG

ファストフード画像

『血糖値』や『中性脂肪』に影響します。

また、脂っこいものは消化が悪いので検査のときまで胃内に停滞していることがあります。

脂身の多い部位の肉やラーメン・餃子・うなぎ・バターをたっぷり使ったパン・ファストフード・揚げ物・ケーキ・アイス・焼き菓子など、油や砂糖がたくさん入った食品は控えましょう。

健康診断当日の食事や飲酒について

朝イメージ

1.午前中の検査の場合は絶食、午後の検査は要確認

検査の6時間前までには食事を済ませておきましょう。

午前中に検査がある人は絶食します。

例えば、午後1時からの場合には6時間前の午前7時までに済ませるようにします。

その際の食事は、消化に悪いものや脂っこいもの、糖分の高いものはおすすめできません。

当日の食事については医療機関によって異なるので確認をとりましょう。

2.水分は1-2時間前までに!

健康診断を受ける1~2時間前に飲んでおけば問題ありませんが、摂取する水分には注意が必要です。

コーヒーや紅茶、清涼飲料、カフェインを含む飲み物、エナジードリンクは避けて、水やお茶を飲むようにしましょう。

3.薬やサプリメントは医師に確認

サプリメント画像

薬を飲まなければ体調を維持できないような疾患を抱えている場合には、薬を処方した医師に確認をしておきます。

サプリメントも同様に医師または薬剤師に確認をとりましょう。

4.飲酒や喫煙は?

当日の飲酒はできません。

また、もちろん禁煙ができればいいですが、どうしてもという場合には少量(10本以下)であれば問題はないでしょう。

そのほか注意すること

1.運動

運動画像

軽い運動なら問題ありません。

激しい運動は『尿酸値』や『尿たんぱく』の数値 に影響が出ます。

これらの数値が良くないと痛風や腎疾患が疑われます。

2.お風呂

お風呂画像

入浴は問題ありませんが、長風呂は激しい運動をしたときと同じなので控えましょう。

3.睡眠

前日の睡眠は8時間を目安にしっかりとりましょう。

睡眠不足で健康診断を受けると『血圧』や『尿検査』の検査結果が変わる場合があります。

4.心構え

手画像

健康診断は事前に日程がわかっていることがほとんどです。

正しい診断結果を出すためにも、食事内容のルールを守り良いコンディションで受けることが大切です。

また、注意事項の用紙は前日に慌てて確認するのではなく、受け取った時点で目を通しておきましょう。

まとめ

病院イメージ

 

健康診断前の食事は6~12時間前までに済ませておきましょう。

また、水やお茶であれば水分摂取に制限はありません。

前日の食事は野菜中心で消化に良いものを選びましょう。

暴飲暴食やお酒をよく飲む、脂っこいものが好き、甘いものをよく食べるという食生活は健康診断に問題がなくても年齢とともに代謝も落ち、病気のリスクが高まります。

健康診断を機に日頃の食生活を見直してみましょう。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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