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りんご病

伝染性紅斑

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

りんご病(伝染性紅斑)とは?

りんご病の正式な名称は伝染性紅斑です。ヒトパルボウイルスB19というウイルスによる感染症です。発症すると頬が赤くなる姿がりんごのようになることから、りんご病とよばれています。

頬以外に紅斑(こうはん)は足や臀部など顔以外の部位に、網状にあらわれることがあります。紅斑出現時はすでに感染力は失っています。

主に5歳から9歳の子どもがかかりやすい病気です。流行することがありますが、あまり重症化することはありません。また妊娠中に感染すると胎児へ感染し胎児異常や流産の原因になることがあるので注意が必要です。

症状

発症すると、軽い風邪のような症状や関節痛、全身の倦怠感があらわれることがある。
発熱を認めることもあるが、多くの場合は微熱程度で無治療のままでも回復することが多い。
その後、約1週間後に頬に紅斑があらわれて、病名に形容されるような「赤いりんご」のように赤くなる。紅斑は数日後には顔面以外に手足や胸腹背中もあらわれることがある。また、かゆみや熱感をともなうこともある。

紅斑は網目状あるいはレース状などと表現されるように、まだら状に赤くなる特徴がある。また紅斑が出始めた頃にはほぼウイルスに感染力はない。頬に紅斑があらわれる7~10日前が最も感染力が高い。

感染しても症状のおこらない不顕性感染となる場合もある。成人のほうが小児と比べ不顕性感染も多く、また感染しても非典型的な発疹を示す場合もある。多くは1週間程度で自然に軽快する。

妊娠中の女性が発症すると胎児に影響し、胎児異常や流産の可能性が高くなる。妊娠前半期での感染のほうがより危険であるといわれているが、妊娠後期感染での胎児死亡例も報告されており、安全な時期についての特定はできない。

溶血性貧血を患っている場合は重症の貧血発作をおこすことがある。
また、関節炎や関節リウマチを合併することもある。

原因

ヒトパルボウイルスB19というウイルスによる感染症である。ウイルスがふくまれた鼻水やくしゃみ、咳などの飛沫を吸い込むことで感染が広がる。またウイルスが付着した手で口や鼻に触れることでも感染する。
感染症発生動向調査によると、およそ5年に一度流行している。また年始から7月上旬にかけて感染者が増え、9月には少なくなる傾向にある。流行が少ない年は、はっきりとした季節性は認めない。感染しても不顕性感染となることも多い。

また風邪のような症状が出ているころが最も感染力が強く、紅斑が出始めたころには感染力はほぼなくなっている。

検査内容と主な診療科目

子どもの場合は自然軽快することが多い。紅斑のかゆみが強いなどの場合や、他の症状を伴う場合は小児科を受診する。成人であれば内科を受診する。
妊娠している場合は受診の必要性は高く、産婦人科を受診する。

通常は問診や症状の所見で診断される。必要と認めた場合は血液検査で病原の診断や合併症の検索をおこなう。妊婦の場合は、胎児に異常がおきていないか調べるために超音波検査をおこなう。

治療方法と治療期間

特別な治療法はない。そのため、あらわれている症状に対応した対症療法をおこなう。
つまり、かゆみが強ければかゆみ止めを塗るなどの治療をおこなう。
また、有効なワクチンは今のところ開発されておらず、予防接種もない。
ウイルス排泄期間は特徴的な症状を示さないため、二次感染予防は困難である。
しかし一般的な感染対策、つまり手洗いやうがいを徹底することで感染のリスクを減らすことができる。

治療の展望と予後

予後は良い。無治療でも自然軽快する。
紅斑が出ているころにはウイルスは感染力を失っている。
妊娠中など感染した場合にリスクのあるときは、人ごみを避けるもしくは風邪をひいている人には近づかないなどの対策が望ましい。

発症しやすい年代と性差

感染症のため、性差はない。
5~9歳に多く、ついで0~4歳に多い。

成人に向けての疫学調査はおこなわれていないが院内感染による集団感染の事例がある。
約5年の周期で流行する傾向がある。

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