乾燥している夏の肌にはインナーケアを!3つのポイントで肌荒れ予防
暑い夏の時期、肌のスキンケアはとても大切です。
UV対策はもちろんですが、さらに体の内側もケアして、きれいな肌を保ちましょう。
この記事では、夏の肌ケアのポイントや、体を温める3つの方法について解説します。
夏の肌ケアのポイント
1.紫外線カットは必須!
紫外線は、肌の老化を加速させます。
将来のシミやシワ、たるみを防ぐためにも、日焼け止めを塗る、日傘をさすなどして、紫外線から肌を守りましょう。
2.インナードライに注意!十分に保湿を
汗をかいて、肌がべとべとしていても、『インナードライ』になっている可能性があります。
インナードライとは、脂分が多く、水分が少ない状態のことです。夏でも、保湿をしっかりするよう心がけましょう。
夏のお肌に必須!インナーケアについて
1.インナーケアとは?体の内側から、肌を健康に!
インナーケアは、通常の直接肌に作用するスキンケアとは異なり、心身の内側をケアすることで、きれいなお肌を保つ、という考えかたです。
2.冷房による自律神経の失調と、肌への影響
冷房の効きすぎが、自律神経失調をまねく
冷房の効きすぎた空間にいると、自律神経が失調し、さまざまな不調が出現します。
近年、「エコ」や「クールビズ」という言葉を耳にすることは多いですが、依然として冷房の効き過ぎている職場や乗り物、飲食店、銀行などの空間は後を絶ちません。
自律神経失調症の症状について
外気温と室内気温が10度以上違うと、自律神経は体温調節のためにフル回転します。
しかし、限度を超えると、自律神経が失調してしまいます。自律神経失調症の症状として、『だるさ』を感じたり、『下痢』など腸の調子に影響を及ぼしたります。
自律神経の不調が及ぼす、肌への影響
また、自律神経の不調は、肌にも影響します。
自律神経が不調になると、女性ホルモンのバランスも崩れます。
そうすると、肌の水分を保つ『コラーゲン』の生成を助ける『エストロゲン』という女性ホルモンの分泌が低下し、化粧水で保湿をしても効果が出ない、という状態になることがあります。
冷房の温度管理に気を配る!
肌のインナードライを防ぐため、できる限り冷房の温度管理に気を配りましょう。
また、倦怠感や腸の不調など、自律神経失調症の症状があらわれたら、積極的にケアをおこないましょう。
3.夏こそ体を温める!3つのポイント
体を冷やさないためには、次の3点に気をつけましょう。
冷房の効きすぎた部屋では上着を一枚羽織る
冷たいお食事を取るときには飲み物は温かいものにする
シャワーだけでなく入浴する
こうした、体を極端に冷やさないための工夫が必要です。
まとめ。冷えは美容の天敵!
痩せている女性は、ただでさえ体が冷えやすい
現代は「痩身ブーム」で、痩せている女性は多いです。脂肪や筋肉が少ないと、ただでさえ体が冷え気味の状態です。
さらに、薄着の状態で冷房の聞いたお店に行き、冷たい飲み物を飲んでいると、体はすっかり冷えてしまいます。
体が冷えると、肌にはさまざまな悪影響が…
体の中が冷えると、代謝機能が低下します。そうすると、肌のターンオーバーが悪くなり、くすみや乾燥が進みます。
また、シミもできやすくなってしまいます。そのうえ、化粧水なども浸透しづらくなるため、スキンケアの効果も上がらなくなってしまいます。
インナーケアで、夏を乗り切ろう!
夏の肌ケアとして、保湿など直接のケアはもちろん大切です。加えてさらにインナーケアをおこなうことで、ますます効果が期待できます。
夏のスキンケアにお悩みのかたは、ぜひ試してみてください。
執筆・監修ドクター
経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任
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