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ピルで生理をずらす方法を詳しく解説!何日前から?費用や副作用は?

更新日:2022/07/27 公開日:2020/12/15 view数:8,264
生理 ずらす

【医師監修】

生理を遅らせたい時にはピルを使用します。

ピルには女性ホルモンが含まれているため生理不順を改善する作用があり、反対に生理を遅らせたり早めたりすることもできます。

生理がかぶってほしくない予定がある時は、ピルを使用すればタイミングをずらすことができます。

遅らせたい場合と早めたい場合ではピルの飲み方が異なるので、医師の指示に従って正しく使用しましょう。

この記事では、ピルで月経のタイミングをコントロールする方法を解説します。

目次
  1. ピルで生理をコントロールできる理由
  2. 生理をずらすためのピルの飲み方
  3. ピルを服用するメリットとデメリット
  4. ピルの取り扱いに関する注意点
  5. 生理をずらしたい時は病院へ
  6. まとめ

ピルで生理をコントロールできる理由

薬画像

ピルで生理をずらせる理由については、女性ホルモンが関係しています。

まずは生理の仕組みを知るとわかりやすいです。

1.生理の仕組み

生理周期は、卵巣から分泌される2つのホルモンでつくられています。

・卵胞ホルモン(エストロゲン):妊娠に備えて子宮内膜をつくる

・黄体ホルモン(プロゲステロン):受精卵が着床しやすい状態に整える/妊娠を継続させる

生理が近づくと卵胞ホルモンが増加することで子宮内膜が厚くなり、黄体ホルモンはそれを持続させます。

しかし黄体ホルモンは、この期間に卵子が受精しなかった場合徐々に減少します。

維持できなくなった子宮内膜は、はがれて血液とともに体外へ排出されます。

これが生理の仕組みです。

2.ピルで黄体ホルモンの量をコントロール!

基礎体温計画像

ピルで、黄体ホルモンの量をコントロールすることで、子宮内膜がはがれるタイミング(=生理)を遅らせたり早めたりできます。

ピルにはホルモンが含まれているため、服用することで黄体ホルモンの調節が可能です。

生理をずらすためのピルの飲み方

プランAB画像

1.生理を遅らせたい場合

生理予定日の何日前に飲む?

生理予定の5~7日前からピルを服用すると、飲んでいる間は生理を止めることができます。

ただし妊娠していないことが前提です。 服用期間に関しては、“生理が来ないでほしい時期”が過ぎるまで飲み続けてください。

次の生理まで止められる?

ピルは飲んでいる間の生理を止めるもので、服薬をやめれば約5日後には生理が来ます。

また、遅らせた生理の始まった日から約1ヶ月後に次の生理がきます。

前回の生理からそれほど日が経っていないのであれば、3週間後くらいに生理が来ることもあります。

生理が再開するのはいつから?

服用をやめた2~5日後に生理が来ます。

ピルの服用を続ければ、最長で次の予定日まで生理を止めることができます。

生理予定の7日以上前から飲み始めた場合は、服用をやめない限り生理は来ません 。

ただし、ピルの長期使用によって排卵機能が弱まり妊娠しにくくなるリスクがあるのでおすすめはできません。

2.生理を早めたい場合

生理が始まって1~7日の早期から飲み始め、7~14日間で服用をやめると数日後に生理が来ます。

1週間~10日程度であれば生理を早めることが可能ですが、遅らせるより確実性はやや低くなります。

ピルを服用するメリットとデメリット

メリットデメリット

1.ピルを服用するメリット

ピルには様々なメリットがあるため、生理をずらす以外にも次のような目的で継続することが可能です。

・避妊
・生理周期の改善
・生理痛の軽減
・月経量の緩和
・女性特有のガンを予防
・子宮内膜症の予防や改善
・ニキビ予防

2.ピルを服用するデメリット

一方でタバコを吸う方は、血栓症のリスクが高くなるというデメリットもあります。

またピルでの避妊率は100%ですが、クラミジア淋菌、梅毒HIVなどの性感染症を防ぐ作用はありません。


ピルの取り扱いに関する注意点

注意

1.ピルの副作用について

軽い吐き気がみられる場合がある

初めて服用する際に軽い吐き気が起こることもありますが、2〜3日すると体が慣れて治まる場合がほとんどです。

不正出血が起こることも

低用量ピルを使用すると、不正出血を起こすことがあります。

しかしこれは一時的なもので、継続して飲む場合は2シート目に入ると出血が落ち着きます。

体重が増えることがある

ピルを服用すると体が疑似妊娠の状態になるため、食欲が増す傾向があります。このことで体重が増える場合もあります。

2.ピルは何歳から服用できる?

JK

ピルは初潮を迎えていれば10代でも服用可能です。

50歳前後を迎えるまでは、何年間でも飲み続けても問題ありません。

ただしタバコを吸う方は血栓症のリスクが高まるため、服用に関しては医師と相談してください。

3.費用がかかる

病院にもよりますが、ピルの処方には1ヶ月で2,000円〜4,000円ほどかかります。

その他に診察料なども必要になるため、実際にはもう少しかかるでしょう。

4.ピルを服用できないケース

以下の方はピルを服用できません。

詳しくは医師に相談して確認をする必要があります。

乳がん患者
子宮頸がん患者
子宮体癌患者
・血栓症を起こしたことがある方
・35歳以上で1日15本以上のタバコを吸う方

生理をずらしたい時は病院へ

病院

1.ピルはどこで手に入る?

ピルは婦人科産婦人科を掲げる病院で処方してもらいましょう。

医師の処方箋がなければ使用ができないため、薬局やドラッグストアでは手に入りません。

基本的には問診のみで処方してもらえますが、病気が疑われる時には内診を行うこともあります。

医師と相談し、納得した上でピルを使用してください。

2.いつごろ病院へ行くべき?

生理を早めるためにはピルを20日以上飲み続ける必要があります。

場合によっては血液検査が必要になるので余裕をもって、その1ヶ月以上前に病院を受診しましょう。

まとめ

女性

ピルは女性ホルモンを含むため、服用によって生理の周期をコントロールすることができます。

他にも女性特有のガンや子宮内膜症の予防、生理不順の調整、生理痛の軽減など様々なメリットがあります。

一方で血栓症の発症確率が上がるリスクもあり、使用に関しては十分注意が必要です。

医師の診断にしたがってピルを服用し、生理周期をコントロールしましょう。

執筆・監修ドクター

鈴木 慶子
鈴木 慶子 医師 医師 担当科目 産婦人科

経歴東京女子医科大学医学部出身

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