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前庭神経炎

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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

前庭神経炎とは?

前庭神経炎とは、脳と耳をつなぐ「前庭神経」に炎症がおき、平衡感覚に障害がおきる疾患です。
激しい回転性のめまいが数日続きます。ウイルス感染により前庭神経が部分的に炎症をおこすことが原因ではないかとされています。
めまいの症状のほかに、吐き気や嘔吐をともなう場合もあります。回転性のめまいは突発的におこり、発作は1度だけのことが多いです。
また難聴や耳閉塞感などの耳の症状があらわれないことも特徴の一つです。

症状

主な症状は突発的におこる回転性のめまいです。単発的な回転性めまいの発作が1~3日間持続しておこります。めまいと同時に悪心(吐き気)や嘔吐がおこることも多くあります。症状が回復後も体を動かした時や歩行時にふらつき感が残ることもあります。
難聴や耳鳴り、耳閉塞感などの聴覚異常がないのも特徴の1つです。

原因

前庭神経に炎症がおこることで発症します。本疾患発症前にかぜ症状があったという人が多いことから、原因としてはウイルス感染が疑われています。しかし、抗ウイルス薬を投与しても効果が見られない点や、造影MRIでも病変が造影されない点などから、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

検査内容と主な診療科目

嘔吐(おうと)をともなうめまいは脳卒中など、他の重大な疾患と判別をつけるためにも受診する必要があります。耳鼻咽喉科を受診しましょう。

まずは鼓膜を確認し、眼球の動きを観察する眼振検査をおこないます。眼振検査では、水平性あるいは水平回旋混合性眼振があるか確認します。また聴力検査をおこない、難聴がある場合はめまいとの関連性がないことを確認します。その他にもカロリック検査、重心動揺検査やVEMP、HITなどというさまざまなめまいの検査をおこなうことでより確定診断へと近づきます。

治療方法と治療期間

対症療法がおこなわれます。めまいや悪心軽減のために鎮静剤、制吐剤、抗ヒスタミン薬、抗めまい薬などを処方します。また炎症を抑えるためにステロイドを投与することがあります。

急性期では症状によっては入院のうえ、安静にします。急性期がすぎた場合は早期に離床し、平衡訓練などのリハビリテーションをおこないます。

治療の展望と予後

予後は良好と考えられてきましたが、ふらつきが残る可能性があります。ふらつきは数週間~数か月、場合によっては数年続く可能性があります。その期間はリハビリを兼ね活動的な生活を送ることが推奨されます。

発症しやすい年代と性差

年齢はさまざまで、若いと20代、高齢では80代で発症している例もあります。60歳前後でピークを迎える傾向にあります。男女差は男性にやや多い傾向があります。
めまいで入院する患者さんのうち2.9~26.6%が前庭神経炎とする報告もあります。

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