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のうにょう膿尿

更新日:2022/09/20 公開日:2020/04/27 view数:8,276
目次
  1. 膿尿とは
  2. 膿尿の症状
  3. 膿尿の診療科目・検査方法
  4. 膿尿の原因
  5. 膿尿の予防・治療方法・治療期間
  6. 膿尿の治療経過(合併症・後遺症)
  7. 膿尿になりやすい年齢や性別

膿尿とは

膿尿(のうにょう)とは尿道から膿が継続して出ている状態です。

正常な尿は透明ですが、膿が混じっていると、濁った黄色い尿になります。

状態によっては排尿時の痛みや、尿意を急に催しても我慢できなくなる尿意切迫、腹痛、発熱などの症状が現れる場合もありますが、膿尿以外の症状が見られないケースもあります。

そもそも膿とは、炎症をおこした部位が化膿して生じる粘液のことで、歯血球や細菌などが含まれています。膿尿は尿を顕微鏡で観察した時に白血球が10個/mm3以上認められる状態を指します。

ほとんどの場合、性行為が原因で、尿道炎という炎症がおこり、膿が出る原因となります。

検査をしても細菌が見つからない膿尿もあり、これを無菌性濃尿と呼んでいます。

膿尿の症状

膿尿の状態は尿と一緒に排出される膿の状態によって2つに分けられます。

尿中の膿が濃く、多量に出ている状態

これは淋病による炎症が疑われます。性行為の後、1週間以内の潜伏期間をもって膿が出てきますが、強い排尿時の痛みも伴います。

尿中の膿が薄く、量も少ない状態

性行為があって1週間以上の潜伏期間の後に膿が出てきます。排尿時の痛みが軽いものが多く、クラミジア感染症による炎症が疑われます。

膿尿の診療科目・検査方法

膿尿は、泌尿器科への受診となります。

顕微鏡検査で、尿道口から出ている膿を観察することで、クラミジア感染症の場合は診断ができます。淋菌の確認は培養法検査や、遺伝子増幅法という淋菌にある特別な遺伝子を増やして検出する方法で行います。

しかし、淋菌の感染症の場合、3割ほどがクラミジア感染症も同時におこしている場合があるため、クラミジアの検査も同時に行うことが大切です。


膿尿の原因

尿道炎自体は薬物による刺激や、アレルギーによってもおこりますが、大部分は腎臓や下部尿路の細菌感染によっておこります。

主に、淋菌性尿道炎クラミジア尿道炎によるもので、膿が出る原因となります。

また、オーラルセックスでもおこることもあります。その場合パートナーの口腔内にも病原菌が潜んでいると考えます。

検査をしても細菌が見つからない無菌性濃尿は、抗菌剤の服用中、尿路結核、尿道カテーテルを膀胱に留置している時に見られます。

膿尿の予防・治療方法・治療期間

膿尿の治療には抗菌薬を使用します。淋菌は抗菌薬が効きにくい菌である、耐性菌が増えてきています。淋菌には、殺菌力が強い注射薬を1回投与するだけのものがあります。

また、クラミジアは経口の抗菌薬一般的ですが、1週間毎日内服しなければなりません。淋菌とクラミジアに対して使用される抗菌薬は種類が違うため、適切な診断はとても大切です。

膿尿の治療経過(合併症・後遺症)

膿尿の症状が軽くなっても毎日内服する抗菌薬は飲み切ることが大切です。自己判断で中途半端に中止をしてしまうと、再発する可能性もあります。

治療後にも検査を受け状態を確認することも重要です。また、感染を予防するにはコンドームの使用が大切です。

また、性感染症による感染の場合、再発を防ぐためパートナーも一緒に検査を受ける必要があります。

膿尿になりやすい年齢や性別

膿尿は、性行為を行う年代全ての年代で発症する可能性があります。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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